第6章02 はぁ、結婚ですか?え?わたしは・・・
マリーに御茶を用意してもらい、2人+1匹で茶をすする
「で?私に何をしてほしいと?」
とりあえず、用件を聞こうと思い話しかける私
厄介ごとが多すぎるんです
はぁ、行列が出来る相談所でも作ろうかしら
「申し訳ございません、お菓子が切れておりまして・・・」
マリーが申し訳なさそうに言うと
「いえ、お構いなく」
ソーサーを置いて、真剣なまなざしで私を見ると
「私をかくまってほしいんです!」
はい?!かくまうって・・・
その時、メリアとセリスが眠たそうにしながら階段から降りてきた
ちゃっかり、セリスはメリアの裾を掴みながら尚且つ、
昔買って上げたぬいぐるみを抱きかかえていた
「おはよぅ・・・姉さん・・・御客様?」
「おはよう、そうよ。だから着替えてきてから降りてきなさい」
「ふぁぁい・・・」
目をこすりながらテクテクともう一度階段を上がっていく
「もぅ・・・朝が弱い子なんだから・・・ごめんなさいね。
話を戻しますけど・・・かくまうとは?」
「はい・・・ある方から私は追われているんです・・・
助けてほしいにも、相手が男ですし権力もある方なので
太刀打ちが出来ず、困って居たんです」
まぁ、閉鎖都市の人達が敵だと言うのであれば・・・
この世界で私ぐらいだろうけど・・・
「そう・・・でも、そういうのは話し合いで何とかならないの?」
「ならないから困っているんです!」
そ・・・そんな力説されてもねぇ・・・
「その原因って?」
「それは・・・」
ん?結界に異常?でもないか、無理やり入ろうとしている人がいるなぁ
「まぁ、兎に角・・・うんしょっ」
静かに立ち上がり、家から出る
2人?も目を合わせ慌てて追いかける
結界を破ろうとしている数十人の甲冑たち
殴ったり、魔術を当てたりとガンバっているようです
また無理な事をして・・・
「あの〜私に用ですか?」
「そこに居る!ミラージュ嬢を返してもらおう!」
ふむ・・・穏やかではありませんね・・・
「まぁまぁ・・・わけを話してほしいんですけど?」
「問答無用!」
また、ガンガンと叩き割ろうとする姿を見る
頭悪っ!
「はぁ・・・じゃぁ、ガンバって・・・」
そう言って、踵を返す
ガンガン
・・・・
ガンガン
・・・・・・・
ガン プチ!
「うるさっい!はぁ・・・もーっ・・・」
家の玄関で立ち尽くすミラージュを見て
「ミラージュさん、転移魔法つかえます?」
「は・・・はい・・・動かないものでしたら」
「あの人達の御家まで飛ばせる?」
「ま・・・まぁ・・・可能ですけど」
そう・・・なら、邪魔な人は御帰り願いますか・・・
でも、ただ帰らせるだけだと・・・またきそうだしねぇ
その時、玄関の戸が開き着替え終わったメリアが顔を出す
「姉さん、ご飯は?」
「マリーが、用意してありますよ・・・あ、そうだ」
ポンと、手を叩きにやりと笑う
「?」
「とりあえず中に入りましょう。けっちゃん、相手雑魚だからガンバってね」
そういうと、結界が少し光る
「けっちゃんって?」
ミラージュが疑問に思い聞くと
「結界の事。あの子、ちゃんと自我があるのよ。しゃべれないのが欠点なんだけど・・・今、研究中」
「なんと!我々も出来ずにいた、自己結界なのか?!」
驚く黒猫
自己結界とは、意思を持った結界の事であらゆる障害もを
自己判断し破られる事はないと言われる結界の事である
「もちっ!結界の種類は、魔・聖・物の古代・現代の6種類で
256層にもなる結界をはってるから、破られる事はないでしょ
自己修復もするし。音も消したいんだけど、鳥とか森のささやきが聞きたくてね。作ってないんよ・・・作ろうかしら・・・」
黒猫は、目を点にし開いた口も塞がっていない
「ミラージュさん、朝食でもご一緒にどうですか?」
「よろしいのですか?」
「えぇ、是非」
ニコリと天使の笑顔で
「ご一緒させていただきますわ」
とりあえず、ガンガンうるさい奴らは一時無視をしてと
「美味しい!こんな美味しいの、城でも食べたことないですわ」
絶賛するミラージュ
「ありがとうございます」
ニコリと笑うマリー
何か久々に見たなぁ〜
朝食も食べ終わり、未だにがんばっている外の人達
「さて、メリアには課題を・・・外にいる数十名の招かれざる方たち
を打ちのめすのが課題です」
「うおっ!うでがなるぅ!」
メリアは、火の精霊の所為かかなり戦闘貴族に成り下がってしまい
ちょっと矯正するべきか考えていたのですが
まぁいいでしょう・・・
「今回は、単独ではなく連携を組んでやってもらいます。フェンリル」
スゥと私の横に現れます
「お呼びでしょうか?主」
「メリアと一緒に外の方を退治して来てください。これは、訓練です
殺すことのないよう監視と指示の連携を教えて上げてください」
「御意・・・メリア・・・行くぞ」
「あぁ〜も〜〜なんで、フェンリルとなの〜、姐様がいい〜」
「いいから行ってきなさい。終わったら呼ぶのよ」
「ほぁーい・・・」
そう言って、家から出て行く
「いいのでしょうか・・・あんな幼い子を・・・」
「ふ・・・外見でものを言ってはいけないわ。何なら見学しててもいいわよ」
「はぁ・・・」
そう言って外に出ると・・・
つづく