第4章05 なんなら、あんた養子になりなさい!
「ふぅん、事情は分かったわ。要請された者を暗殺しに行こうと思ったら
村が焼け焦げていて、この子だけが居た。ということね」
「そうだ!」
メリアを見て
「で、メリアはどうしたい?まだ暗殺の仕事続けたい?」
「そ・・・それは・・・」
言葉に詰まる
「メリアは俺らの仲間だ!余計な事言うな!」
『あんたは黙ってなっ!これは、メリアが決める事なんだ!』
ものすごい剣幕で言うシエラ
「クッ・・・」
その時、メリアが呟いた
「私は・・・私は・・・もう、人を殺したくない・・・」
「お・・・俺たちを裏切るのか!」
その言葉に、シエラは切れた
『裏切る?莫迦言ってるんじゃないよ!メリアは自分で進む道を歩みだしたんだ!快く承諾するもんだろう!この餓鬼が!』
「餓鬼だと!」
「やめてください!」
メリアの声に、口論をやめる2人
「私は決めたんです!もう、人殺しなんて・・・したくない!
人の役に立っていたと思っていたのに何でこんなつらい事しないといけないの・・・もう、嫌なの!!」
その瞳は、とても強くゆるがせない決意のあるものだった
「クソッ!勝手にしやがれ!」
3人の内2人が居なくなる
だが、年配の男だけが居た
「メリア・・・強くなったな・・・迷惑だろうが・・・メリアを頼みます」
そう言って、居なくなった
「・・・」
沈黙が流れる・・・
――・・・香苗・・・私のわがまま・・・聞いてもらっていい?
とても寂しそうないい方をするシエラを私は知らない・・・
始めて聞く・・・
香苗は否定することもなく、体を預けた
(え?うん・・・)
香苗の体が光、シエラの姿になると
『ねぇ、メリア・・・私の養子になりなさい』
(え?・・・え〜・・・でも、それもいいか・・・)
首を振り、拒否する
「それは・・・でも、貴女様に・・・迷惑が・・・」
『そんなことないわ、私も娘がほしかったから』
女神の様な笑みを与える
「え?・・・いいんですか?」
『いいわよ。でも、ひとつだけいいかな?』
「はい・・・」
『私の事・・・お母さんって呼んでほしいの』
「あ・・・はい・・・」
また輝くと、元の姿になると
「私は、お姉さんって呼んでね♪」
「はい・・・え・・・お姉さん・・・」
「うん。」
こうして、家族が増えた香苗一同
シエラ・フェンリル・メリアと
この者たちが、今後起こす騒動は・・・
作者も知らない・・・(何!
あとがき
はぁ〜い、作者のMISSTYです
第4章ご覧になってどうでしたでしょうか?
いろいろと、誤字脱字も多い小説ですので
ご指導お願いいたします。
え〜と、カウントが1日約50カウント行っております
約50人の方が見てくださっているのですかね?・・・うぅん
分かりません!(あはは
今後、シエラ・フェンリル・メリアが主になっていきます
え?ティニアはどうした?って?
あの人は、王になっていろいろ忙しいらしく、手が離せないと言う事で
・・・
まぁ〜気にしないでください!
ティニア:おい待て!俺の出番がないって事か!?
休暇上げたんだから、いいでしょ! シッシッ(><)ノ
とまぁ、そんなわけでまた続きます!
余談
シエラ・フェンリル・メリアは、ほとんど年はとりません
シエラは、時を止められているため
フェンリルは、聖獣
メリアは、魔力の器が精霊の物なので精霊+人間の貴重なハーフ(この人しかいません)一人です(なので年は食いません)
ちなみに、精霊が憑いた時も年を取るのが遅くなると言われています