序章 てか、ここどこよ!
今まで、デンパンBOOKSに居たのですが、
管理者が不在?というか、倒産?したっぽいので
移動してきました
どうぞよろしくっ!
「で?・・・ここは、どこよ!」
何故か、森の中で立っていた
【静岡県浜松 航空自衛隊浜松基地内射撃場】
「これより、航空自衛隊射撃大会を行う!」
2人1組の隊員が横1列に並んでいる
「目標!正面の的!脚なし!寝撃ち!!」
鉄のすれ違う音
「弾を込め!青の弾倉!5発!」
弾薬が、弾室に入る
「右・左方よーい!」
全員のコーチが手を上げる
「射撃よーい!」
凛とした空気が漂う
「ってぇ!」
号砲が鳴り響いた
今日は、金曜日
自衛隊じゃ、花金と言われ
17時になるとすぐに外出する
それを5時ダッシュといわれ、それに基づいて
出来る、渋滞を5時ラッシュとも言われる
「すごいじゃない!香苗!50点だって?!」
的の紙に指を出し入れしながら言う友人1
自衛隊隊舎内で、作業服から外用の服に着替える途中
隣の由紀が話し掛けてきた
私の名前は、秋田香苗(19)独身
父母が嫌いで、家を出た私は
働いて、なおかつ部屋・光熱費付の働き手があるといわれ
入った自衛隊。
父母が嫌いだったわけは・・・今は言わないでおこう
きっと、いう必要ないから・・・
この子は、自衛隊に入ったときからの付き合いで
いわゆる、腐れ縁だ
「まぐれだって」
先ほどまで、行われていた射撃大会で
50点満点を取ってしまった
おかげで、祝勝会とか言うのを行うから来いといわれた・・・
行きたくないんだよね・・・自衛隊って何かしら飲みたがるから
しかも、まだ未成年なのに・・・
はぁ
「でも大変よね、あの幹部とでしょ」
労いの言葉をもらい、苦笑する私
「嫌だといっても、初動対処要員でも、きっと無理やりでも連れて行かれるわ」
はぁ、と肩を落とす
「おつかれさん」
ポンポンと、肩をたたかれた私はもっと片を落とす
いやだ・・いきたくないぃ
【浜松駅周辺】
「そこの、貴女」
黒ずくめの女性が私に声をかけてきた
「え?私?」
「そう、そこの君。ただで占ってあげよう」
え?なに・・・この人
「い・・・いえ、結構です」
「そう言わずに、ささ」
で・・・気づいたら・・・