番外編:○○と○○シリーズ①
基本的に会話文のみ。本編に関わったり、関わってなかったり。時系列はバラバラ、基本的に前話くらいです。
ヒミと優維
「じー」
「……ヒミちゃん?」
「じー」
「えっと、何か用かな?」
「ううん、みてる、だけ」
「面白い?」
「うん、とっても」
「そ、そっか(珍獣か何かだと思われてる?!いや、鑑定してるのかな?でも、目開いてないしな~。どっちにしろ変だとは思われてるんだろうな~)」
「(また、魔力の色、変わった)おもしろい」
表情がころころ変わるから、一緒にいて飽きない。
優維とクロ
「クロさんはどうして私を助けてくれたんですか?」
「ん?子供があんな雪の中倒れたら、誰だって助けるだろ?」
「いや、敵かもって」
「思っても助ける。悪いやつだったら、助けた後どうするか考える。どんなやつでも命は一つしかないんだ。」
「……クロさんはすごいですね」
「ウハハッ優維ちゃんにそう言われると、照れるな~」
とっても優しくて、強いひと。(だからこそ、不安になる)
ディグと優維
「よお、優維ちゃん」
「あ、ディグ君こんにちは」
「何してんだ?」
「………魔法の練習」
「そんなにムスっとして答えることか?」
「だって、全然上手くいかないんだもん」
「フハッ最初はそんなもんさ。」
「む~」
「ハハッわりぃわりぃ。コツ教えてやっから」
「ほんと?!」
「おうよ、ディグ兄ちゃんは嘘つかない!」
むくれてたのが、もう笑顔。おもしろいやつ。
リーンヴォックと優維
「リーンヴォックさんとクロさんは友達なんですか?」
「……そうだな。昔はただの腐れ縁だと思っていたが、今では友だ」
「いいですね。昔からの友達」
「お前の周りにも家族や友がいるだろ」
「そう、ですね、家族みたいに優しいひと達がいます。」
「少なくともクロ達はお前を家族だと思っている」
「そうだといいですね~」
まだ壁がある。何がそうさせているのかはわからない。
スルク先生と優維
「優維ちゃんごめんね~荷物もってもらっちゃって~」
「いえいえ、たまたま通りかかっただけですから」
「そお?助かるわ~」
「それにしてもすごい量ですね」
「これ全部お薬作る材料なのよ~。魔法でも作れるけど、元々の薬草もあった方がいろいろ作れるのよ~」
「へえ~魔法で治すだけだと思ってました」
「う~ん、魔法でも治せるけど、どうしても能力差が出て、その人だけに負担がかかっちゃうでしょ~?それに魔法も万能じゃないしね~。でも、お薬なら症状にあった物を選べば大抵はよくなるし~。それなら知識があれば、魔法が不得意でも治療ができるでしょ~?」
「あ~能力がある人だけに負担がかかって、いざって時にその人が動けないと意味ないですもんね」
「そうなのよ~よくわかってるわね~。まるで体験したことがあるみたい」
「そ、そんなことないですよ?ただ、そうじゃないかなって思っただけです。(元の世界の会社で体験しましたとは言えない)」
「ふふっそういうことにしておくわ~」
嘘をつくのが下手な女の子。
ディグに関しては、ヒミの送り迎えの時に会っていたということで。