探している魔王が俺だってどう言えばいい。

　宇宙飛行士として飛び立ったシンヤは謎のブラックホールに飲み込まれた。そして気がつくと異世界に墜落していた。その世界は地球のパラレルワールドであったが剣と魔法のファンタジー世界でもあった。





　シンヤは魔素と呼ばれる超化学物質「変異電子」を研究してこの異世界が地球より数百年先の世界だと知る。そして帰るため研究をすすめついには「魔王」と言われるほどの人物になった。

　しかし結局帰る手段が見つからなかった。そこでシンヤは旅に出て古代の科学が眠る遺跡を周ることにした。旅をしている内に美少女たちと出会う。そして一緒に旅をすることになった。

　けれども美少女たちは実は「勇者」と呼ばれる適合者で「魔王」を悪とみなし、倒そうと旅をしていたことを知る。そこで幾度か「魔王」は悪ではないと教えようとしたり、どうにかしようと試みるが失敗の連続。

　そんな中、帰る手掛かりが見つかる。それは「ラグナロク」と名乗る組織だった。彼らはまた別のパラレルワールドからの侵略者であり、宇宙を跨ぐことのできる技術を有していた。シンヤは彼らと話し合おうとするが問答無用で彼らは侵略を始める。

　そしてシンヤは世界を守るために立ち上がる。


　天才宇宙飛行士シンヤがどんな敵も打ち倒す。爽快冒険談。