ネオスへの旅路、その壱
アルと故郷アドラに別れを告げ、僕は首都ネオスに向けて歩を進めた。
途中、どこぞの世紀末の様な口調の男達が僕の行く手を遮ってきた。
「ヒャッハー!!此処を通りたければそれ相応の対価を支払って貰おうかぁ!!」
うん、典型的な死にたがり症候群の患者だな。
ここは一つ穏便に事を済ませよう。
「えー...っと、すいません。そういう勧誘お断りしてるんで、申し訳ないですけど。」
よし、完璧だな。これで万事オーケィだ。
「あぁん!?舐めてんのかぁ!?てめぇぶち●すぞオラァ!!」
うわぁ、思いっきり頭悪い奴か...困ったな...
「オラァ!戦え!戦って、それで勝ってデカイ口叩いてみろ!!」
戦え...戦え.....ハッ! そうじゃなくて早いとここの場を切り抜けないとな...ハァ、仕方無いか。この場は実力行使だ。
「良いか、一度だけ言う。"この場から離れろ"」
「あぁん!?舐めてンじゃねぇぞガキが!!とっとと金出して視界から失せやがれ!!」
「.....はい、終了な。たった今、この場でお前の命は終わった。お疲れさん。」
「この野郎!おちょくりやがって...良いさ、一分掛けずにお前を塵にしてやる!」
「遅いよ。」
「...あ?」
「俺は一秒掛けずにお前を消す。」
「何を...!!! 」
瞬間、一秒と経たず世紀末の男とその周辺が"消えた"
どうも皆様、作者です。
0:00を過ぎてしまい申し訳ありませんでした。
なんとか毎日更新は守ろうと急ピッチで書いた結果ボリュームがダウンしてしまいました。
そろそろ書き溜めを考える時期かもしれませんね。
今回は主人公の強さを選定試験前に示す場として設けさせて頂きました。
おかしな所もあるかもしれませんが、ご都合主義なのでどうか見逃してください。
それでは、今回はこの辺で失礼させて頂きます。
以上、作者でした。