小休止
あっさりと1回戦を終えてしまった僕は多くの人の唖然とした目に見つめられながら休憩室に戻った。
しばらくすると観客も他の参加者もさっきのグレイドルのあからさまに煽った態度で彼を小物認定したらしく、僕が勝ったのも当然だという風潮になったので少しホッとした。
僕達の試合以前の壮絶な戦いで皆感覚が狂っているんだな、うん。
アリスちゃんからも話しかけられた。
「サトルさん凄いじゃないですか!あんなにあっさり倒しちゃうなんて!」
「いや~まぐれだよ、まぐれ。」
「まぐれでもあんな勝ち方私には出来ませんよ~」
「またまた~、ハハハ...」
良かった、うまく誤魔化せたみたいだな。
「これで第1回戦は全て終了した!これより1時間の休憩をとり、第2回戦に入る!」
さっきおろおろしてた試験官もすっかり調子を取り戻したようだ。さてと、次は2回戦だ。どんな相手と当たるかな?さっきの奴みたいなのは1回戦で粗方落ちた筈だから流石にまともな奴が来るとは思うけど...
「やぁ、2回戦の相手は君だな?お相手宜しく頼む。」
目の前に現れたのは、赤髪で筋肉質な体。まさに戦乙女と形容すべき美女の姿だった。
どうも皆様、作者です。
ここで新キャラ投入です。ヒロイン枠には性質の違う娘を入れていく予定なのでご了承下さい。
私事ですが、先日風邪をこじらせました。
大した症状では無かったので大事には至らなかったのですが、皆様も病気にはお気をつけ下さい。
それでは、今回はこの辺で失礼させて頂きます。
以上、作者でした。




