ネオスへの旅路、その弐
成長する野郎を消して暫く歩いていると、また面倒な事態に遭遇してしまった。
全く...こっちは先を急ぎたいってのに...
どうやら今度は普通に困っているらしい。
しかも女の子だ、結構可愛い。...いや、俺にはアルというフィアンセがいるんだ。絶対惑わされてはならない...。良いか俺、やることやってそれで終わりだ。それ以上の事もそれ以下の事もしないぞ...
「あの...どうかされたんですか?」
「あっ!やっと人がいた!すいません、ちょっと困ってて...」
ワァオ...萌え声ですかそうですか...どストライクですね。いや、いくらこの世界で一夫多妻が認められてるにしても駄目だ、僕の良心がそれを許さない。とりあえず頼みだけ聞いてそれを叶えてさっさと先に行こう、じゃないと理性が保てな...じゃなくて時間が無くなるしな。
「何かお困りですか?」
「あのですね、ネオスまで行こうと思ったんですけど転移魔法を使えるっていう魔法使いさんが送って下さるって言われて転移してみたら中途半端な所に出ちゃって...」
「なるほど、その転移魔法が使えるっていう魔法使いに騙されたか、それともその魔法使いがミスったか...」
「今となってはどっちか分からないですけどネオスの方向もよく分からないんで一緒に行ってくれる人を探していたんです。」
ふむ、ならこの娘をネオスまで送り届ければ良いわけか。
「よし、分かった。俺もネオスに用があるから一緒に行こうか?」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
「ところで君の名前は何て言うの?」
「あ、申し遅れました。私職業ハンターやってるアリスって言います。」
こうして、後に選定試験で争うアリスとネオスに向かうことになった。
ネオスまでの道はあともう少しだ。
どうも皆様、作者です。
今回は展開がグダりました。新キャラ投入する時は毎回こんな感じになってしまうかと思われます。何卒、ご了承下さい。
アリスの詳しい描写は後々書きたいと思います。
それでは、今回はこの辺で失礼させて頂きます。
以上、作者でした。