2017/11/08:それが見えざる手なんですよ!
ハロウィンを過ぎると..
街は一気にクリスマスムード! ..になっていますか?
休日..部屋で奇声を発しながら..
ノベルを書いて過ごしているだけなので..
世の中の移り変わりに疎くなります
さて...
サンタさんのプレゼントには..
毎年..「世界が欲しい」と言っているのですが...
なかなかプレゼントされないのですよ!
しかし! 紅子は諦めない! 世界の支配者になるために!
今年も世界をねだるのです! ギブミー・ザ・ワールド!
あ..次点で欲しいのは卵焼き用の4角いフライパンです
テフロン加工の奴が欲しいです! 1000円くらいするんですよね
そんなわけで...
今日はネタに乏しいときに垂れ流すマニアックな話なので..
あまり興味のない方は..
この下3行くらいで読むのをやめるのがお勧めです
紅子は学生時代は..
テーブルトークRPGをやる部活に入っていました
夏はうだるような暑さの中でダイスを振り..
冬は凍えるような寒さの中でダイスを振っていた物です
その鍛錬もあり..
今でのダイスは素人とは一線を画すレベルで振れます
それはともかく...
ゴルフのスイングをする際には..「チャーシュー麺!」と
叫ぶのがマナーなのは..最早常識ですが..
ダイスを振る時にも..掛け声は必須です
紅子は至って普通に..「ぶちまけろ!」だったかな
「死にさらせ!」とか「引きちぎるぞ!」とか
直接的な物は下品ですからね
こういうところでも..
さりげなく美しく振舞うのが紅子のスタイルです
それはさておき...
テーブルトークには..
「強いキャラクター」と「弱いキャラクター」が存在します
この強さは..能力値が云々とか..スキルが云々ではなく
神懸り的な何かを持っているキャラクターがいます
不思議な事に..「強いキャラクター」は周囲に影響を与え
「強いパーティ」が出来上がります
テーブルトークはキャラクターを演じるアドリブ演劇のような
遊びですが強いキャラクターを演じている時は..
自然とそういう考え方をするようになります
例えば..「命中率を20%下げてダメージを向上させるスキル」
があった場合..自分の命中率が40%であれば普通に使います
命中率が20%であれば..ほぼほぼ命中するからです
実際に3回攻撃すると..命中・命中・クリティカル命中(5%)
「うわ..クリティカルが1回しか出なかった」
他のメンバーに..「しょぼ」とか言われる感じですね
冷静に考えると確率おかしいのですが..
そういう事は...ままあるのです
そんなわけで...
そんな「強いパーティ」でのお話です
ある街で失踪が続くという事件があり..
解決に乗り出した紅子達は紆余曲折あって..
犯人が近隣に潜むヴァンパイアである事を突き止めます
ヴァンパイアは非常に強力なモンスターで魔力のある武器でしか
ダメージを与える事ができません
そして低レベルの紅子達には魔法の武器がない!
しかし..ある職人が作った特殊な矢であれば..
まるで魔力を持つ武器のようにヴァンパイアを倒せると聞き..
その職人に頼み込んで..
2本譲ってもらいヴァンパイアの本拠地に乗り込みました
それはそうと...
雑魚を切り伏せ..いよいよボスのヴァンパイア登場!
紅子達の武器ではダメージを与えられないので
件の矢で勝負となります
使うのは矢の本職である..アーチャー(弓兵)のキャラクター!
紅子達は雑魚の露払いをして..彼を護ります
で..そこでいよいよルールが発表されます
「特殊な矢はクリティカルヒットが出たらヴァンパイアを倒せる」
そのゲームではクリティカルヒットは20面ダイスで20が出た時!
つまり5%の確率です!
アーチャーのプレイヤーは..
「安心しろ..絶対に外さない..お前らは雑魚を食い止めてくれ」
と言い放ち! ダイスをロール! くるくると回ったダイスは..20!
見事にヴァンパイアは胸を射抜かれ..鮮血を吹き上げて倒れます!
それはそれとして...
鮮血を吹き上げ? 全員が首を傾げました
ヴァンパイアは不死者なので血は流れていないはず
そうです! このヴァンパイアは替え玉!
私達が特殊な矢を入手したのを知ったヴァンパイアが...
魅了の力で準備した偽者だったのです
そして...それが判明した直後! 奥から本物のヴァンパイアが!
「大丈夫だ! 矢はまだ1本ある! 外さない!」
残された矢は残り1本! 見事クリティカルが出せるか?
いやまあ..出しやがるんですけどね
「シナリオの山場..クリティカルが必要なら出るだろう」
こう言ってのけられる感じでした
確率を無視した展開..神様っているのかもしれないですね
できればリアルの方に..その恩寵が欲しいですけど