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2017/06/10:まさかの状態で大丈夫なの?

今日は親様の退院について日程を決めたりしましたよ

4月以降は特に問題ないという事だったので..

病院側からは..いつ退院しても大丈夫だそうで..

ん..それなら..もうちょっと早くても良かったんじゃないの

と思わなくもないですけど..安全期間と割り切りましょう


さて...

来週に..といきたいところでしたが..

ヘルパーさんの準備が1週間ではできないらしく

24日の土曜日退院と決まりました

ん...約17万円か...やれやれ...

 

それはさておき...

釈然としない物はありますけど! 

ひとまず安心! という事で..

日本橋(略称:じゃぱぶり)に塗料を買いに行きました

あと..拡大鏡の特設販売をしていたので..

店員さんにあれこれ聞いて..買って来ました

「視力2.0だと..なくても大丈夫だと思いますよ」

とは言われましたけど..

「こういうのを付けていると..やってる感がでますから」

なんて紅子の主張は..きょとんとされました

大事だよ! 大事だからね! やってる感!

 

そんなわけで...

あとはプラモを買ってきました

今は品薄になっているシリーズですが..

とある店では在庫がだぶついているのは調査済み!

夏に再販も決まっているので値崩れの可能性もありますけど

あまぞーん! で買うより3割安かったので..買っておきました

ズサが終わったから..1個追加しても問題ないし!

これこそ! 1個減ったら1個足す! プラモ永久機関! 

永久機関ですが..お金と言う燃料がいります!

...永久機関でもなんでもねぇなぁ

 

それはともかく...

ジェネレーションギャップなんて言葉がありますけど..

結構..教育についても世代間の差がありますよね

数年前にはゆとりというのがキーワードになりました

ゆとりは常に心に余裕を持って物事に相対する事!

例えるなら..1号生筆頭の前蹴りを顔面に受けても..

微動だにせず「ごっついのぉ」と2号生筆頭代理の貫目を見せつける!

このくらいの..ゆとりを持つ事が大事とされましたよね

残念ながら..方針的には失敗でしたけど


それはそうと...

最近の子供は「異次元ごっこ」をやらないらしいよ

なんて噂を聞きました

もちろん..根拠のない笑い話と思っていたんですけど

どうやら..ホントらしいじゃないですか!

大丈夫なのか! 日本の教育!


そんなこんなで...

「異次元ごっこ」..正式名称は「演舞 秘境異次元遊戯」ですね

コミュニケーション力の向上を目指し行われる物で...

誰かが唐突に物語を開始..周囲にいる人間は..

状況により自分の役所を理解し..1シーンの即興劇を続けていく

おおよそ5分くらいで..オチまでいくのが基本です

知人友人が集まると..「異次元ごっこ」なんて普通に始まるものです


そんなこともあって...

紅子達は悪友の家に集まって..よく遊んでいましたが

基本的に時間にルーズな連中なので..集合時間はバラバラでした

ある日..紅子と悪友Cのふたりだったので..

マジック・ザ・ギャザリングをやっていました

紅子の使っていたデッキは..5色禿デッキと呼称していた物で

赤黒白水緑の5色計20人の禿(イラストがそんな感じ)が

舞い踊るファンデッキです

カードをなんとなく切っていると..対面の悪友Dが唐突にこう言いました

「財布の中に1000円が入っていたとしよう

 君はとても喉が渇いている..

 自動販売機を見るとコーラーが100円で売られていた..どうする?」


それはそれとして...

どうやら「異次元ごっこ」が始まったと即座に判断しますが..

状況が全然見えない..まずは茶化して間合いを取ります

「そのコーラーはペプシかい? コカコーラかい?」

「どっちでもいいが..じゃあペプシだ」

「残念だ..それなら次の自販機まで我慢だな」

「じゃあコカコーラだったら」

「いやぁそいつも残念だ..カルピスなら買ったのに」

悪友は大きく溜息をついて..ぶっきらぼうに「カルピスでいい」と言います

ここで..どうやら相手の方が立場が上だと判断..

それなら..ことさら愛嬌良く..

「いやぁ..怒りなさんなって..

 100円? なら買っとくよ..まだ9割残るし」

「じゃあ..君が10万円持っていて..凄く喉が渇いていた

 自販機には1万円のコーラ..ここらはそれ以下の金額では買えない..どうする?」

「ん..コーラーなのか..カルピスなら..」

「カルピスはない!」

「お..怒らなくてもいいだろ

 巷じゃすっかりカルピスは貴重品ってわけね..でも乳製品ってのは..」

「無駄話はいい! 買うのか買わないのか!」

強く怒鳴られました..なるほど..

こういう反応なら..紅子のターンでオチ近くまでいける


それにしても...

「じゃあ..さっき100円で買ったカルピスを1万5千円で売るよ

 そこから1万円出して..」

「コーラーを買うんだな?」

「冗談だろ..こんなチャンスはまずないぜい

 急いでタクシーで家まで戻ってコーラーを買い占めて

 自販機より少し安く売りに行くよ」

そこで不意にドアが開きました

悪友Aがやってきたのです

と..悪友Aが口を開くよりも早く..悪友Dが..

「だ..そうですぜ..ボス..どうします?」

悪友A..一瞬..ぎょっとしましたが..

「異次元ごっこ」中だというのに気付いたらしく..

ちらりと紅子の方に視線を向けました

「状況..わからんねんけど?」..と言いたげな視線

まあ..そうでしょう..いきなりこの振りはきついですよね

ここはなんとか..紅子が端的に伝えねば! ならば!

「おいおい..聞いてないぜ..じゃあなにか..

 アンタはただの面接官だったってのか? こういうやり方は..」

悪友Aは状況を瞬時に理解したらしく

「解った..合格だ..いいだろう..お前に任せよう

 ここからはビジネスの話だ..まずはその無駄なお喋りしかできない口を閉じろ」

これでオチがついたので..ひとまずシーン終了..

とりあえずハイタッチを交わして..

それぞれの頭にあった設定を言い合ったり..ダメ出ししたりして..

お互いのコミュ力を磨きあうわけです

「異次元ごっこ」なくして..ちゃんとした大人になれるんですかね?



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