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異世界の歩き方  作者: レルミア
教師編
65/104

殴り愛

 朝起きて。

 まず何時もは窓を開けて冬の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込むと、気持ちがとても良くなる。

 そしたらパジャマのまま一階に降りてお母さんが作ったご飯をお父さんといっしょに食べて居ると二階から眠そうに目をこすりながら姉さんが降りてくる。

 これがいつもの朝――だった。

 

「――はぁ」


 目が覚めると、そこは何度か見覚えのある部屋だった。

 前の世界の夢を見るなんて…まだ未練があるのかな。

 もう一度ため息を吐くと、いつの間にかベッドの上に腰掛けていたフェンリルが口を開いた。


「帰りたくなったか?」

「…いいや?」

「――――そうか」


 フェンリルのその様子はいつものものとは違って、少しもの淋しげな感じがした。


「どうしたんだ?」

「――いや。昨日お主の中で学校の生徒を見てな。本来ならばお主はああいう生活をおくるべきだったんじゃな――と思ってな。お主が自分の意志で契約した…とは言えそういう流れになったのはそもそも儂の存在があったからじゃろう。やはり子供に戦争をさせるというのは…な」

「まぁ、今はもう俺は結構強い方だし、別に気にすることじゃねぇさ。郷に入っては郷に従えとも言うし。それに何よりお前のお陰で強くなれたんだ。むしろ感謝したいぐらいだ。守りたい物を守れるようになれるっていうのは、結構大きいことなんだぜ」

「…強くなれてしまう。強くなる必要があることは辛いことだと思わんか?」

「それを言うなよ。返す言葉もなくなっちまう」

「――そうじゃな。すまん。珍しく感傷的になってしまったようじゃ。下でホルンが食事の用意を作って待っているぞ。はよこい。遅いとゲリが食べてしまうぞ」

「…そりゃまずい。すぐ行く」

「おう」


 確かに。

 平和な生活が大事なのは分かるし、平和な生活を送りたいというのもある。

 でもこの世界でそれは難しい。

 力がなければ死ぬだけだし。大切な人を助けることもできない。

 そんなのはもういやなんだ。

 元の世界に帰りたいというのはあまり感じない。父親も母親も姉が死んでから変わってしまった。俺が居なくなったことで更に落ち込んでいるかもしれない。でも多分あの二人なら立ち直ることが出来るし、それに何よりこの世界には元の世界よりも大切な人がたくさん居る。

 だからもうしばらくは…この世界に居ようと思う。

 せめて、フェンリルとの契約が終わるその時までは。


****


 朝食を終え、身支度を整えると玄関にはカーライアムとリーニャとホルンが待っていた。


「…さ、お仕事に行きましょう」


 リーニャが玄関を開けながらそう言うと、外はいい天気だった。

 太陽の眩しさに思わず目を細めて手で影を作る。


「眩しいね、気温も本格的に下がってきたしそろそろ雪降るんじゃない?」


 俺がそう言うと、厚手のコートに身を包んだホルンが笑う。


「まぁ雪はもうちょっと後でしょうねぇ。あと一ヶ月は持つ気がします」

「え、この寒さから一ヶ月って冬長くないですか?」

「ここは冬が長いんだよ。年の3分の2は冬だぞ?」

「…それでこの食糧事情って結構恵まれてますね…」

「幸いな」


 大きく息を吐くと白くなった息が視界を埋める。

 こういう時に鼻で思いっきり息吐くとおいらはボイラーとか言いたくなる感じになるよね。

 思ってもこの世界じゃ通じないし言わないけどさ。

 石畳の地面を踏みしめながら、これから幾度と無く歩くであろうこの道を記憶していく。

 まだ学園までの道は少し危ういため、こうして案内してもらっているような状況だ。

 結構入り組んでるよな、と自分の土地勘のない事を思い出して少し不安になっていると、カーライアムがこちらを振り向いて言う。


「そういえば、お前のクラスはお前と同い年の人間ばかりだろ?」

「ああ、そうみたいですね」

「大丈夫なのか?」

「…まぁ、大した問題は無いと思います。むしろそっちは大丈夫なんですか?主に生徒の命が」

「あのなぁ、流石に私も死ぬほど痛みつけたりはしないぞ?」

「…ちょっと怪しくないですか?最初の剣術指導の時後頭部おもいっきりぶっ叩かれた事ありますよね」

「あ、あれはなんていうか、ほら、事故だ」


 少し目を泳がせながらカーライアムがそう言うと、そのとなりを歩いていたホルンが遠い目をしながら付け加えるように言う。

 

「隊長のそれが事故ならうちの隊ではいつも事故が起きてますね…」


 マジかよ。


「ば、馬鹿言うんじゃない!あれは愛のムチだ!」

「愛のムチで骨折…末恐ろしいですね…」

「えっ…カーライアムさんムチで骨折るんですか…?」

「そういや俺も初対面の時…」

「いいかげんにしろ!!そんなことやってなぁい!!」


 うがー!!と頭をかきむしりながら天を仰ぐカーライアムを見てひとしきり笑う。


「それにしても、この世界はこれからどうなるんですかね」


 ふと、空を見ながらホルンがそう言った。

 その瞳はどこか遠くを見ているようで、しかし確かに何かを見つめているような、そんな目をしていた。

 多分その視線の先はかの戦いで死んでいった同じ師団の人間だろうと思って、胸の中に重い何かが渦巻いた。

 これから。

 今世界はヴァルハラ以外での国同士の接触は極力絶っている。あまり国民を他国民と触れ合わせて無駄な諍いを起こさないようにしようという配慮のためという名目を掲げ、国境付近の警備は今まで以上に厳しくしているようだ。

 簡単なきっかけで再び戦争が起こりうる。

 各国首脳はそれを確かに分かっていた。


「まぁ、少なくとも彼らに教える技術を使わせる時が来ないことを祈るよ」


 カーライアムがそう言うが、その願いは恐らく届かない事を彼女も自覚していた。

 争いはいずれ起こる。

 秦野国による報復。

 秦野国に対する報復。

 ヴォルゴード王国の国民の叛乱。

 そしてなによりも戦争を起こしたがっている灰鴉という存在。

 ざっと思いつくだけでもこれらの戦争の火種が未だに燻っているのだ。どれか一つだって十分に戦争になり得るものなのにこれらは相乗効果をもたらすような物だからなおさら手に負えない。


「ま、願わくば活かして助ける方法のために使って欲しいですね」


 俺がそう言うと、リーニャが少し悲しげな目をして地面に視線を落とす。


「なんだ、それは?」

「ある恩人の受け売りです。いつの間にか消えてたんですけど…あの人に教わったことは多い」

「活かして助ける…か。確かにそうあってほしいものだな。人を殺して人を助ける事は悲しい事が多すぎる」

「そう…ですね」

「まぁ、そう言う俺たちも人を活かして助ける事はなかなか出来てませんから…とりあえずの目標はあいつらに戦闘に参加させないように頑張る…そういう感じでしょうかね」

「…そうだな」


 ポツリと、カーライアムは小さく零す。

 あいつらに戦闘に参加させないように頑張る。

 彼はそう言ったが、本来ならば篠芽もそのあいつらの中に含まれるべき年の人間だ。

 それだというのに彼はもう大規模な戦争をくぐり抜け、その経験数で言うのならこの世界で古参とも言っていいレベルになってしまった。

 もう手遅れになってしまった。彼の救済はできなかった。そのことにカーライアムは悔いを覚えて拳を強く握りしめた。

 

「まぁでもこの世界は捨てたもんじゃないですよ。こうして全ての国が戦争を起こさないように協力できているんですから。こんなときに余計な既得権益が絡んでこない時点でかなり綺麗な世界だと言えますよ。俺の世界じゃこうはいきませんよ」

「そうなの?」

「ああ。賠償問題だなんだと色々と発生するしな。他にもいろいろと臭い事が起きるよ」

「君の世界もなかなか世紀末ね」

「むしろこの世界よりも世紀末だと思いますよ正直」


 はぁ、と大きくため息を吐きながらそう言うと、いつの間にか校門へと到着していた。

 かなり時間に余裕を持って到着するように予定を立てたとはいえ始業まであと五十分もある。

 

「早く着きすぎましたね」

「そうだなぁ」

「どうします?俺的には職員室で温まるのも結構いいかと思うんですけど」

「それもいいが別の方法で体を暖めないか?」

「えっ…?」


 突然カーライアムが変なことを言い出したぞ。

 別のことってなに?漫画とかでよくあるあれ?氷山とかで遭難した時によくやる展開のあれ?よく妄想落ちで終わるあれ?っていうかそうだとしても俺やだよ?カーライアムとはちょっと遠慮したいよ?

 などと馬鹿なことを考えていると、彼女はコートを脱いで校門にかける。

 その下から出てきたのは立派な彼女の剣だった。

 …剣?

 もしかして。


「組手っすか…?」


 恐る恐るそう尋ねると、カーライアムは頷いた。

 うへぇ。

 

「一対一で魔法は禁止の近接組手だ。お前がどこまで強くなったかを知りたくてな」

「それは…加速魔法はありですか?」

「まぁそれぐらいはいいだろう。剛力魔法も許可する。本気で来い」


 …まぁ今は火属性に偽装してるから俺が魔法使うとなるとかなり不都合が生じるし、まぁ本気でやるとなると必然的に近接限定になるのだが。

 でも今やるんすか?

 少し面倒臭さを覚えつつも楽しみにしていると、俺の感情を汲み取ったのかフェンリルが腕から現れてホルンとリーニャの間に出現した。


「何じゃ楽しそうな事をしとるのう。儂もこの世界における主の立ち位置も知っておきたいしの。頑張ってくれ」


 ひらひらという彼女もまた他人ごとのようである。まぁ実際他人ごと何だけどさ。

 気付けばフェンリルはどこから取り出したのかポップコーンをリーニャとホルンと分けて食べながらいつ始まるのかとワクワクした表情でこちらを見ている。

 馬鹿にしてんのかあいつは…。


「わかりましたよ」


 はぁ、と大きく息を吐いてコートを脱ぎ捨て、腰にぶら下がっていたヴィーザルを引き抜いて右手に構える。


「やりましょう」


 カチリ、と頭のスイッチを切り替えて腰を落とす。

 当然のように刀身に保護魔法はかけず、カーライアムも右手に剣を、左手に盾を構える。

 こちらが剣士だとするのなら向こうは騎士。ぱっと見はそんな感じだ。

 

「じゃあゴングはわしがやろう」


 ボリボリとポップコーンを食いながら、間抜けな調子でフェンリルが右手を上げる。


「ま、危なくなったら儂が止めるから本気でやること。んじゃ、始め!」


 フェンリルがそう言って右手を振り下ろしたその直後。

 盾を真正面に構えながらカーライアムは真っ直ぐに篠芽の懐へと飛び込んできた。

 上半身を屈めて真っ直ぐ盾を掲げればすっぽりと体が隠れて見えるほどに大きな盾を壁にしての突進は、その装備の重さを感じさせないほどの速度を持っていた。

 後ろに後退しながら盾の上の縁を掴んで地面に引きずり降ろそうと手を引っ掛けたその直後に、素早く盾を横に振りぬくシールドバッシュによって左手が吹き飛ばされ、同時に姿勢がわずかに崩れる。

 罠。

 その言葉が脳裏に浮かんだ次の瞬間にはカーライアムの右手の剣が光を反射させながら篠芽の喉元へと真っ直ぐ突き進んで来る。

 突きが来る。

 そう判断した篠芽は地面に足を突き刺して無理やり更に前進し、その切っ先を交わして肩をカーライアムの胴体にぶつけて大きく弾き飛ばす。

 それ相応の衝撃が篠芽を襲って篠芽もダメージを受けるが、立てなくなるほどの物ではない。

 少し後ろに吹き飛んで体勢を立てなおしていたカーライアムに一気に接近して盾に剣を振り下ろすが、それは盾で受け流されてしまう。

 まともに受ければ盾を崩せるのに、と思いながらそれをさせないカーライアムの技量に思わず舌を巻く。

 ギャギャギャ!と耳障りな音をたてながら火花を散らす剣を振った勢いを殺さずに体を横に一回転させてカーライアムの反撃の突きをかわし、振り向きざまにカーライアムの脇腹にかかとを突き刺そうと振り回すが、足を下から肘で叩き上げられて体勢を崩される。

 

(攻撃の後のディレイがすくねぇ――ッ!)


 斜めになっていく視界の中で思わず悪態をつき、横に薙がれるカーライアムの剣をギリギリでかわして一気に後退する。

 もう少し倒れるのが遅かったら鼻を持ってかれてたところだぞ…フェンリルのやつちゃんと防御してくれるだろうな…いや負ける気はないけどさ…

 緊張感と激しい運動でじわりと汗が滲んでくる。

 たった二回の鍔迫り合いだったが、それだけでかなり体力をもってかれた。

 その理由は恐らく彼女の技術の高さだろう。

 防御の技術が高いために技術のない俺は力でその差を埋めるしかないために必然的に一撃一撃に込める力が普段よりも多く必要になってくるのだ。現にそれでも彼女にあっさりと受け流されてしまっているのだから手に負えない。

 どう勝てってんだよ全く…

 大きくため息を吐くと、ふといつぞやのトールの修行を思い出す。

 一点での加速…あとあいつの構えか…。武器は違うがまぁやってみるか。

 大きく息を吸って切っ先を地面に向けるようにして構えると、カーライアムは少し驚いたように目を丸くしたが、すぐにそれも消え去って盾を構える。

 この戦術で必要になるのは速度だ。

 ちょっとだけ技術を借りるぜ、トール。

 心のなかで勝手に彼の許可をとりつけて腰を落とす。

 そして次の瞬間に真っ直ぐカーライアムへ直進し、左足を大きく踏み出して右手を突き出して彼女の喉元に切っ先を突き出す。その攻撃は当然のように盾によって弾かれるが、これによってカーライアムの視界には盾の裏側しか見えなくなったはずだ。

 踏み出した左足を軸にして左に回転して一気にカーライアムの右側へ回り込み、その回転を活かして剣を横に薙いでカーライアムの背中に刀身を叩きつけようとするが、カーライアムの手に握られた剣の石づきによって刀身がはじかれる。

(予想してはいたけど石突で弾くって化け物じゃねぇか――!)

 精密過ぎるその動きに呆れながら口の中で小さくつぶやく。


「”ウシペーネ”――トリョーグッ!」


 篠芽がそう呟いた瞬間。

 同時にカーライアムも叫ぶ。


「”ウシペーネ”――ヴトーレ!」


 段階としては篠芽よりも一段階下の物だったが、それでも篠芽の連撃にカーライアムはしっかりとついてきていた。

 目にも留まらぬ剣戟を盾と剣を駆使してさばいていくカーライアムはかなり化け物に近い。

 視界の隅々でスパークを散らしながら金属と金属がぶつかり合い、耳障りな音が世界を占めていく。

 数十回と金属と金属がぶつかった後、篠芽は更に足も織り交ぜて行く。

 盾を構えられれば足で引き剥がすように盾を蹴り飛ばし、盾を蹴り飛ばされればその足を狙って剣を振るい、足を狙って剣を振るわれればその剣をさらに弾き、と言ったループが完成し、すさまじい速度の攻防が膠着状態に陥った。

 体力勝負。

 どちらかが先に息が切れるかが問題になるこの状況の答えは明白だった。

 

(クソがッ!)


 どう考えても一段階上の物を使っている篠芽のほうが魔力消費量も体力消費量も激しいのだ。

 カツン、と地面の石にかかとがぶつかって体勢が崩れた瞬間を狙ってカーライアムの盾が篠芽の腹部に深々と突き刺さる。

 かなりの速度で突き刺さった盾のダメージは篠芽の肺から空気を根こそぎ奪い取っていった。


「か…はっ…!」


 一気に二人の動きが一般人に見えるほどにまで遅くなり、くの字に折れ曲がった篠芽の首に向かってカーライアムが剣を振り下ろす。

 そんな光景をみてフェンリルが魔法を用意するが、発動の直前でその手を止めた。


「チェツィ――ッ!」


 更に一段階、篠芽は加速した。

 次の瞬間。

 篠芽はカーライアムの視界から消えた。

 完全に勝ったと思って油断をしていたカーライアムは突然加速した篠芽に対応することができず、完全に後ろを取られてしまった。

 あのダメージで更に加速するなんて――!

 驚きを隠せないまま背後に回った篠芽が振るう剣を視界の端で捉える。

 このままでは防ぎきれない…ッ!

 

「”ブラーチ”ッ!」


 力を上げる魔法を唱え、カーライアムは右手の剣を指の力だけで投げて篠芽の剣を弾き飛ばした。

 篠芽の手から吹き飛んだヴィーザルは太陽を反射させながら地面へと突き刺さり、その刀身には更にカーライアムに向けて一歩踏み出す篠芽の姿が映し出されていた。


「っらああああああ!!」


 速度に任せて突き出された右拳はカーライアムの構えた盾を容易に砕いた。

 同時に骨も砕けただろうにそれを無視しながら篠芽は更に一歩カーライアムに接近し、左の拳をカーライアムの胸部に向けて思い切り振りぬいた。

 ダン!とすさまじい音を響かせ、地面に亀裂が奔るほどの衝撃を生み出したパンチはカーライアムを大きく吹き飛ばした。

 そのまま篠芽は地面に倒れこんだが、カーライアムはよろよろと立ち上がった。

 

「…ふむ。まぁここまでじゃろ」


 そう言いながらフェンリルは篠芽を抱え上げ、職員室へ言って篠芽の手当をしようとすると、いつの間にか周囲にできていたギャラリーの人だかりから盛大な拍手が送られた。

 その音の大きさに思わずフェンリルが肩をびくつかせる。


「な、なんじゃ…全く…ほれさっさとお主も行くぞ。始業まであと二十分しかないんじゃ。お主の治療もしてやるからはよこい」


 少し照れくさそうにフェンリルがカーライアムを引っ張りながら職員室へ入っていく。

 勝負は引き分け…それかカーライアムの勝利。

 だがどちらも本気の装備ではないし、そもそも篠芽に至っては最も得意とする魔法を使っていない。

 それを考慮すればまた話は別だが、だとしてもほぼ同じ条件でカーライアムにここまで善戦出来るのならばやはりこの世界に置いてこの男は既にかなりの地位まで上り詰めているということが分かる。

 

「ま、頑張ってほしいのう」


 息子が成長していくようなそんな感覚に囚われて思わず微笑ましさを覚え、篠芽の手とカーライアムの体を治療しながらフェンリルは笑った。

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