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高校生活三年目!

通称の話です。


「なーなー姫ー」

「だから姫って言うな言ってるでしょ。私、姫って呼ばれるの嫌いなんだから。それでどうしたの?」

「何で嫌なんだー? 生徒会の話が有る」

「話したくない。分かった」

「……あのよー、夏姫さん」

「ん、どしたの歌井君」


歌井(うたい) (まこと)

高校二年生 17歳 男

168㎝ 57㎏

通称『まこちー』

一人称『僕』


「いやさー、どうして『姫』って嫌なの? 女の子っぽくて良いじゃない」

「ん、んー……。なん、てかさ? やっぱり、『女の子っぽい』のが嫌なのかねー」

「? どしてさ」

「正直、上手くは説明できんよ? …………ん、と。じゃあ、なんで『姫』って言うの?」

「はあ? 名前に『姫』が有るから」

「うん、じゃあ私が男だったらなんて言う? 薫」

「ん? 俺か。そうだな……、『ナツ』とかどうだ?」

「お、良いじゃん『ナツ』。……で、やっぱり、『女』だから『姫』な訳じゃん? そ言うのが嫌って言うか……」

「……つまり、偏見が嫌でFA?」

「FA!」

「まこちー、よく分かったな」

「なんとなくです」

「はは、なんとなくだけで当てられる歌井君凄いじゃん」

「そうですか?」

「そうだよー。……それにしても、まだ敬語の癖が抜けないんだね(ちょくちょくは抜けるけど)」

「え、あー。ま、諦めますよー」

「ぬう」

「ところで姫」

「だから姫言うなってんじゃん……。生徒会の事でしょ?」

「そうそー」

「時にチビスケ」

「ぶっとばすぞテメェ」

「ふっ、私より背が2㎝も低いくせに!」

「な、っだとこの!」

「まあ、落ち着けって薫」

「どいて宗助、こいつ○せない!」


芦谷(あしや) 宗助(そうすけ)

高校二年生 18歳 男

169㎝ 56㎏

通称『宗助』

一人称『わし』


「また古いタイトルパクって……。わしは悲しいのぉ」

「うっせ馬鹿」

「ま、とにかくだ。2㎝なんて他人から見れば無いものだぞ?」

「本人は気になるんだよ!」

「あ、芦谷さんそのまま押さえつけといて」

「らじゃー」

「で、チビ太。生徒会の話って?」

「…………宗助、放して良いぞ」

「?」

「つか離してくれ。今一人で泣きたいんだ」


ざわっ・・・!


モブの 方々(もぶの かたがた)

高校二年生 17~18歳 色々

157~171㎝ 52~83㎏

通称色々

一人称色々


「……あ、そうだ」

「ん、どうしたよまこちー」

「なんでみんな僕の事を『まこちー』って呼ぶのかな、と」

「私は呼びやすいからかと」

「俺は語感」

「かわいいから」

「いや、その理屈はおかしい」

「え、わしゃ普通にかわいいからかと思ってたゾイ」

「しかもマジ論かよ」

「だってまこちーって某三姉妹の中に出てくる女装っ子に顔が似てる感じだし。それになんとなく『まこちー』ってあだ名と名前が似てるし」

「なんなのお前人の心グッサグサにして」

「女装しないか」

「ぶっ飛ばすぞ変態ヤロウ」

「……(歌井君って、宗助君相手にはタメ口が出来るのよねー)」



ガラッ



「あれ、峰藤君どしたの?」

「まこちゃん先輩居ますかー?」

「ちょっと飛び降りてくる」

「わー歌井君落ち着いてー!?」

「そうだぞ歌井! 落ち着け!」

「あ、飛び降りるんですか? 後押ししますよー(ニコッ」

「っまえー!!?」

「冗談ですよ? センパイー(それにしても弄り飽きないなあこの人)」


閑話休題


「あ、ねえ峰藤君」

「はい、なんでしょう? そろそろ三時間目が始まるんですがー……」

「『嘘吐き』って言われて嫌じゃないの?」

「……(変なとこ引っ掻くな、この人)……嫌な気はしませんよ? 自分で広めましたからー(今は本当)」

「ええ、にゃぜに? って聞きたいけど、時間がやばいしいいや。またねー」

「はいー(……ったく、嫌な事思い出すなー……)」



ガラッ


「…………」

「ん、どしたのかおりん。峰藤君行った後見つめて。衆道にでも目覚めた?」

「アホか。なんでもねーよ(……なんだ、あの違和感)」

「って『かおりん』は無視ですかー」

「…………」

「それすらもっ!?」


その頃。


……『嘘吐き』を自分で広めるわけ無いだろう、常識的に考えて。

広がったら『嘘』が簡単にバレるじゃないか。

……でも、自分で広めたことにしたお陰で逆に『嘘』を吐き易くなったから良いか。

はあ、面倒くさい。

でもこんな事彼方さんに言える訳無いよな……。

中学の頃いじめられてたとか。

まあ今では関係の無いことだけれども。

櫻「へー、」

峯「まーそーですねー」

櫻「なるほど、誰に?」

峯「言う訳無いじゃないですかー」

五「かな、何をするつもりだったか正直に話しなさい」

櫻「ん? ちょっと『お話』するだけ」

五「やめい!」

橘「そうだぞ? お話じゃなくて〆とけ」

五「そっちじゃねー!」

峯「とりあえず気にしてないので何もしないでくださいねー?」

紅「(弱み握ったと思ったのにー!)」

蒼「お前、今駄目な事考えたろ?」

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