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選択肢

作者: 誠野一

日曜日、仕事帰りに立ち寄ったスーパーで家族連れの買い物客を観てふと思う。

私にもこんな選択肢があったのかなって。

別に今の自分に不満などがある訳でもない。

ましてやその家族連れの買い物客を羨ましいとも全く思わない。


起業した仕事も順調、大切な人もいて、好きな読書もできたりして、たまに先の事を考えて不安になるくらいで今が生涯一番幸せと言っても過言ではない。

ただなんとなく自分に問いかけた選択肢と言う言葉が胸に引っかかった。


帰宅して買った惣菜をつまみに缶ビールをあけ簡単に夕食を済ませ、ちょっとした家事を終え、つけっぱなしのテレビをBGMに一呼吸つける時間を迎える。

煙草に火をつけ、吐いた煙の行方を目で追う。

Wikipediaで「選択肢」を調べようかと思ったが辞めておいた。


いつもより長く感じる一服。


調べたところで、考えたところでだ。

結局、人生は些細な選択の繰りしだから。

明日も無事終わりますように。

夜空に昇る煙草の煙に願いを込めて。

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