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サンタクロース  作者: Sushi
起:ついに爆誕
8/21

第7話 家の秘密

休載が終わったあと初めて書くので、ちょっとどんな感じで書けばよいか忘れてしまいました。何か違ってたらすみません。

先生の携帯の通知音がなった。

「…!? ラウス、襲来警戒アラートだそうだ。」

「あ、そうなんですか?」

先生の驚き具合からして、かなりヤバそうなのは察した。

「急いでみんなのところに戻るぞ!」

「えっ…」

思わず声に出てしまうほど、進行が早かった。

そう思っているうちにも、先生はもう先に行ってしまっていた。

襲来警戒アラートって地震のようなものだろうか。

「襲来警戒アラートだってよ。前回は誤報だったから良かったが、今回はどうだろうな…」

先生が言う。

「もし本当にきたら、どうなると被害はどのくらいだと思う?」

「そこそこなんじゃないですかね?」

もしもこれが地震が襲来することだとすれば、きっとGIFTの力でなんとかなるだろう。

「根幹はブラジルらしいぞ」

「じゃあなおさらなんとかなりそう…」

「そうか?俺は甚大な被害が出ると思うけどなぁ」

まあ先生がそう言うならきっとそうなのだろう。

…って襲来ってもしかして本当に化け物が「襲来」することなのか!?

だとしたら結構やばいじゃないか!

あの予言は本当だったのか!

このあとどうなってしまうのだろうか…

誤報であることを願う。

「悪のエネルギーを感知したんだってよ」

「悪のエネルギーですか…」

あまりにも現実離れしているので実感がわかないが、今は危機なのである。世界滅亡の。

「魔王とかですかね…」

「うーん、その可能性も否めないが、さすがにね?ありえないよ、多分。」

意外とこの世界でも魔王とかはありえないようだ。

と、先生と走りながら話しているうちに、みんなのもとへ着いた。

先生がみんなに襲来警戒アラートが発生したこと、学校にしばらくいることになることを話した。

学校にしばらくいることになるのか!?と俺は声を出して驚いたが、まあ世界の危機なので仕方がないのであろうのも納得した。

まあでも、俺は家に帰りたかった。

俺の父は幼い頃に死に、母は俺が幼い頃からずっと行方不明だった。だから、俺はおばだと名乗る人にずっと育ててもらっていた。

おばは、とても俺に優しく接してくれていた。だから、俺はおばのことをとても好きでいた。

そんなおばから、10歳の時にある話を聞かされた。

実は俺とおばは血がつながっているわけではなく、昔ひろった赤ちゃんをずっと育てていたこと。おばはもう寿命が短いこと。だから、俺はひとりで暮らしていかなければならないこと。

俺はその話を聞いた晩、ずっと泣いていた。

血が繋がっていないことなどどうでもよかった。おばにはもうすぐ会えなくなってしまうことがとても悲しかった。

そういうことで今俺はひとりである。前の世界では。

今の世界では、新四駅が変わっていたように、もしかしたら家の秘密も変わっているかもしれない。

そんな希望をずっと捨てきれずにいた。だから、家に帰りたかったのである。

家に帰れなかったのでで少し暗い気持ちになりながら、学校に常備されている少し臭い寝袋で、少し寝にくかったものの、15分ほどするとぐっすりと寝てしまった。

そこで自分が魔王に負ける夢を見た。そこで魔王は、

「お前はまだ弱い。もう少し強くなってから来い。俺はそれまで待つ。」

そう言っていた。

そして目覚めた。スマホの着信音で。

ついに「起」編に突入しました!やっとですね…また、「転移」してから2日目に入りました!

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