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サンタクロース  作者: Sushi
起:ついに爆誕
10/21

第9話 俺の新しい日常①

正直、この回は簡単に読むだけでいいと思います。日常を語った回なので。

あー…帰宅…か。

なんだかこの2日間色々ありすぎたのである。

1日目。まず転移。次に俺の声が謎の声になる。そして急な能力測定でなんか足が速くなってた。んで、この世界のことを知った。その後に自分にもGIFTがあることを知った。そして襲来警戒アラートがなって学校で泊まる。そしてそれが誤報だった。これが1日目の情報量である。正直多すぎ。

そして2日目。朝からなんだか楽しげなお泊り行事を教えられて解散。そして帰宅。まあ、今に至るわけである。

最初は楽しみだった帰宅でも、今となってはあまり楽しみではなかった。もっと驚きのことが色々ありすぎたのである。

でも、まだ父と母復活、そしておば復活の希望は捨てきれない。

帰路につくと、まず疑問が浮かぶ。

どうやって学校から出るのだろうか。そこは、きっと誰かが説明してくれるであろう。

噂をすれば!レオンが来た。

「今日は何月何日だと思う?」

レオンが言う。

「今日は…4月17日だ!」

「了解。ありがとう。」

なんだか愛想がないなあ…

「21の魔法:光月(コウヅキ)

レオンがそう言うと、

「レオン、退場。」

そう()()()しゃべった。

そう、ドアがしゃべったのである。

ん?と一瞬思ったが、よく考えると、元の世界の電車のアナウンスでも喋るじゃないか。

ちょっと俺もおかしくなっているのかもしれない。

ってこれ、俺出られなくない?俺GIFT使えなくない?

え…オワタ…帰宅も出来ないじゃないか。

「おい、ラウス、早く来いよ。」

「え?」

「早くこっちに来い!」

「もしかして…ドア抜けられるのか?」

「はぁ?何いってんだ。当たり前だろ。」

そうなのか…まあよかった。

帰れそうである。


その後俺は学校から出て、歩き始めた。

来るときは転移して焦っていたから気づかなかったけど、意外と遠かったんだな、駅まで。

そのまま駅に着く。

少し電車が来るまで時間があるようだ。

()()転移したのは何か理由があったのであろうか。

それとも、ただの神様(?)の気まぐれ?

なんにしろ、転移してしまったのは確かなのである。考えても仕方がないことだ。

でも、正直元の世界に帰りたかった。

俺はダメダメであったが、それなりに元の世界は楽しかった。慣れた世界の方がよかったとどうしても思ってしまう。

他の奴らはどうしてるかな。もしかしてこことは時間軸がズレているかな?スマホの連絡先に電話しても出たのはこの世界の人々だった。つまり、この世界の人々と向こうの世界の人々は1人ずつ同じような人がいるということだ。つまりこの世界にも「この世界の俺」がいたはず…

そんな事を考えていると、車掌さんに声をかけられた。

「おい、大丈夫かい?早く乗らないと電車、行っちゃうよ。」

優しい車掌さんである。

うん、そうだな。電車に乗らなければ。

そのまま俺は電車に乗った。

その時に思い出したことがある。それはテレパシーのことだ。

「テレパシーとかなんとかってなんなんだ?」

そう喋っても、誰も反応しない。

俺は乗り換えるまでずっと考えた。

そして、俺は見つけたのである。

テレパシーとは、電車の下側にある糸電話の半分のようなものである。これは、緊急時に電車のアナウンスとして使うものであって、すべての個室につながれている。だから、この糸電話が何らかの理由でONになっていて、すべての個室に俺の声が聞こえていたというわけである。

ちなみに、電車の座席の下側にあったため、普通に喋っても聞こえなかったというわけである。

そして乗り換え、また、新四駅についた。

なぜだか懐かしい気持ちである。

いつもとは違う駅舎なのに。

駅を出る。異世界に来て最初の故郷。何も風景は変わっていなかった。とても不思議である。

駅から少し歩くと、俺の家である。

両親がいないため、正真正銘俺の家。

そんな俺の家に、今はじめて俺が入る。

1つにまとめるつもりが、2つになってしまいました。すみません!

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