レセプション
儀式が終わると 着替えの合間に大急ぎでおにぎり弁当を食べてから 今度はドレスに着替えました。
おにぎりの具は 鮭・梅干し・おかか・たらこ
おかずは 卵のみで作った卵焼き
これは あらかじめ セバスチャンが私の好みを確認して用意してくれたもの。
ドレスは フープの入ったすそふっくらタイプ。
パニエと違って フープなので 逆に軽かった。
これもフープ素材が優れモノだからですね
長い長い髪は 頭の上に結い上げてから垂らします。古代インドの王子のような髪型です。
(インドの連続ドラマ「ポロス」の第一話の王様か、興福寺の阿修羅像の髪型の後ろ裾から長い髪が垂れている感じ)
頭のてっぺんの髪をくくり上げた部分には 真珠をあしらった金の鎖を巻き付けてあります。
髪飾りの真珠は 小粒ながらも真円の白い光沢を放つ真珠の連なり
つややかな黒髪に映えます。
耳元と胸元には ピンク真珠 こちらも均整の取れた球の形と光沢が自慢
ドレスの色は光の加減によって 白にも銀色にも見えます
注意深い人は、肩から腰にかけて水が流れるような文様が入っていることに気付くかもしれません。
フープのふくらみは さながら滝から舞い散るしずくにのようにキラキラとして
裾には 水辺に浮かぶ花びらが取り巻くような同色の刺繍がちらちら
レセプションでは これまで大臣を務めていた方々や多数の文官さん達に紹介されました。
※本日1月21日(土)夜8時に 次章を公開します
(補足)
・ 現代日本では フープと言えば、手芸用品のわっかのことを指しますが
ローラ・インガルスン作品の中では スカートを中から膨らませる輪と彼女は言うけど
昔の服を展示してある所で、子供の頃にこっそりとスカートをまくって中を見たら
釣鐘上の枠のようなものだったと記憶してる‥たしか小2くらい(初めて大草原の小さな家を読んだ直後)の時のことなので 記憶があいまいですが・・
ネットで資料があるかなと検索したけど みつからなかった。
・パニエ
スカートの下にはく ふわっとしたスカート状のもの
40年くらい前のウェディングドレスで よく下履きとして使われた
当時は パニエを2枚重ねてはいて その上からウェディングドレスを着て
50~60年前のフランス人形の形状のようなふっくらスカートのドレスに着付けをしていました。
パニエ本体は軽くて 弾力性がある形状記憶の金属で支えられているので
一つづつ折りたたんで箱に入れて持ち運んでいました。
この半世紀の間に 日本の「お姫様イメージ」の服装もずいぶん スカートのすそがほっそりになったなぁと思います。
ほんとに 昔は ふっわフワのフンワリだったのに(笑)