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第48話 ~栞side~ 告白③
転校三日目の授業終了後、またまた佐藤くん。
「コンタクトにしてきました!
相楽先輩、ぼくと付き合ってください!」
佐藤くんは丸眼鏡がなくなり、隠れていた大きめな目をさらに大きくしながらいった。
わたしより先に、友達が反応する。
「髪型を直して、コンタクトにして……。だから付き合えるっていうもんじゃないでしょう。よく考えなさいよ」
……。
「じゃあ……。
じゃあ、どうすればいいんですか!」
「栞は頭はいいし、こんなに美人なのよ。
あなたとは不釣り合いだわ」
「ねえ、ちょっと……」
話が勝手に進んでいく。
「中間テストでいい点を取って、身体を鍛えてきなさい。
話はそれからよ!」
「わかりました!
成績、全て5位以内にします。
腕立て、腹筋、背筋、スクワット、全部100回ずつできるようになります!」
またまた佐藤くんが走り去っていく。
わたしを置き去りにして、話は予期せぬ方向にどんどん進んでいくのであった……。