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第43話 〜栞side〜 伝える

 文と一緒にママに『ドロップアウト』したことを伝えた。


 文がいたおかげで今度は言葉を選んで伝えられた。

 でも『無事に』ではなかった。

 けれど、ちゃんとママに伝えられた。


 ママの音はとても乱れた。

 その音はわたしの心に真っ直ぐに向かってきた。

 とてもつらかった……。


 ママの音はどこまでもわたしを責めたてた。

 でも、文の音が、正しい音がどこまでもわたしを守ってくれた。


 自分の部屋のベッドで泣きながら横たわるわたしの心を、眠るまで文の音が癒してくれた。


 次の日、わたしはもうひとりに大切なことを伝えなければいけないと思った。

 それはてっちゃんにわたしと同じように自分に嘘はつかないこと、自分自身をちゃんと見つめることを伝えることだった。


 わたしはスマホを持った。

 そして、てっちゃんへの通話ボタンを迷わず押した。

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