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俺と、青葉さんの誓い

「もう、止めてくれ……。詩歌……」

俺は呻くように言って堪らずに目を瞑る。

何も見たくない、何も感じたくない。()()()()()()()()

「朽木君」

「…………」

「目を開けて」

まほさんの優しい声が聞こえても俺は闇の中に居た。

その場に(うずくま)りたくなるのを必死に(こら)える。

その優しい声に(すが)りたくなるのを必死に堪える。

その優しさに甘えてしまったら、()()()()()()()()()()()()()()()

「大丈夫。私は朽木君のことを見放したりしないよ」

俺の頬に、あたたかい感触がした。

きっとまほさんの小さな手だ。

「朽木くん」

今度は青葉さんの声がした。

「大丈夫だ。僕たちは君を突き放したりは絶対にしないと()()()()()()()

ハッと俺は目を開く。

「言葉の、詩の神様……」

自然と、その言葉を呟く。

そうだった……。

詩歌も、そう言っていたんだっけ……。

俺はまた過去に思いを飛ばしていく。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 辛い経験をした過去がありながら、主人公に世を儚んだり、ネガティブな性格が見られないのが良いですね。 物語の展開も丁寧で、随所に飽きさせない工夫がなされていますので、読んでいて楽しいです。 …
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