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4人の魔法使いの冒険  作者: 藤見倫
第3章:巻き起こせ、労働革命
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第93話:国家予算の行方

 金属製品関連メーカーの展示会、ザ・スチールワールドの会場となっているアカデミアインターナショナルインベンションホール(通称アカインホール)内の喫茶店で、近くテーブルにいるスーツ姿の男女のペアの話を聞くことにした。


「でもやっぱメタリックは強いな~」


 メタリックカンパニーのことだろう。確かに最大手と言うだけあって集客は良かったな。この2人の話、もう少し聞いてみるか。


「でもウチだって急上昇してますよ~。数字的にはキッチン用品シェア2位、メタリックにもジワジワ迫ってますし、世間的にも第2の金属製品メーカーって言われてきてるんですから」


「でもあのAIロボでメタリックに勢いが付きそうなんだよなぁ・・・」


「でもキッチン用品にAI関係ないから大丈夫ですよ~。妥当メタリックです!」


「キレッタさんはポジティブでいいなぁ~」


 俺も思った。見習いたいわ、そのポジティブ思考。頭の中はチューリップが咲いてますか、それともパンジーですか。俺はもう枯れてます。その前に初めから咲いてないか。


「ナタロさんは悪いとこばかり見過ぎです。 あ、そうだ。来月のチョーテツも、頑張ってくださいね」


 チョーテツ? 何だそれ。


<多分あれね。大村君から見て左のポスター>


 すかさず高松さんが教えてくれた。中野と話しながら、器用な人だ。で、左を見ると、


 “いよいよ来月! 第20回世界超鉄学会大講演会@アカインホール”


 と書いてあるポスターがあった。すごいメカニカルな背景の絵と、某社役員や某大学教授などの顔写真がいくつか並んでいる。学会があるのは分かったが、“超鉄学会”って・・・。まあ、現実世界に実在するものとかぶる訳にはいかないからな。

 学会なるものもよく分かってないのだが、親父は経験があるらしく、学者や企業の開発者が業界人たちの前で自身の研究成果を発表し合う場、とのことだ。


「うん、まあ、僕なりに頑張ってみるよ。国プロがらみの発表が多い中に埋もれちゃいそうだけどね」


 国プロ、国家プロジェクト。親父が言うには国家予算のバラ撒き。国が力を入れたい事業をプロジェクト化し、参画した民間企業や大学に対して補助金が出る。親父が勤めている会社だけでも年間何十億と入るとか。エコノミアではどうなのだろうか。


「国プロと言えば、そっちも提案してるんですよね。取れそうですか~?」


「ん~~。どうだろうね。取れるといいんだけど」


「何億って装置が国の予算でバンバン買えるんですよね。デンケンの同期が言ってました。ボロい装置一気に買い換えられるんじゃないですか?」


 デンケンとは、電気関係の開発部だろうか。部署の名前なのは間違いないだろう。この2人の勤め先の名前は知らないが、第2の金属製品メーカーと呼ばれる位置ならそこまで小さな会社ではなさそうだ。


「もし取れれば、だけどね」


「でも国プロ終わる時に買い取らなきゃいけないんですよね~。プロジェクト終わる時に捨てられちゃうか、国から半額で買い取るか。捨てちゃうなんてもったいないし、なんてったって半額なんですから」


 意外にも、ナタロさんではなくキレッタさんの方から情報が入ってくる。本人は“あたしだってこれくらい知ってるから甘く見ないでくださいね~”というアピールのようだが、そんな話をこんな所でする辺り、甘いな。魔法使いが聞いてるぞ。


「メタリックも、化学分析装置とかは作れないから、国プロで買ってるんだろうね」


「ですよね~。いいなぁ、ナタロさん、絶対国プロ取ってくださいね」


「あはは・・・頑張るよ」


 あと、それ、残りの半額は、国すなわち税金の負担なのだろう? 本当に、巻き上げられた税金が企業に流れてくんだな。親父が言うには、国プロは何年かで閉じて新しいのが始まるサイクルになってるらしいから、このバラ撒きが延々と繰り返される。当然参画企業には大手が多い訳で・・・。


 働かなくても吸われる税金が企業の装置に消えるとか気が滅入る想いだ。しかも企業が買い取らなきゃ数年で捨てられるって・・・。消費税や固定資産税が直接行かないにしても国の財源の一部が行くのは確実な訳で・・・せめて法人税を充ててくれていることを祈る。


「ただ、捨てられちゃうのも、あながちもったいない訳じゃないんだけどね」


 今度はナタロさんが知識を披露する番のようだ。どんな話が出るかが、何となく分かるのだが。


「え、何でですか? 普通に十年以上もつ装置を何年かで捨てちゃうなんてもったいないじゃないですか」


 キレッタさんのお勉強ついでに、こっちも答え合わせさせていただこう。


「確かに、まだ使えるのを捨てるという意味ではもったいない。それも、何億もする装置をね」


「じゃあ、なんで・・・」


「何億もするからだよ。何億もする装置を売る側からすれば、国のルールで捨てられて新しいのを買ってもらえるなら、オトクじゃないか」


 ああ、やっぱり。


「ああ~~! そういう考え方もあるんですね」


 その何億もする装置のメーカーさんが、設けた分を社員にちゃんと還元してればいいが、しないよな。むしろ、余計に注文が来る分だけ苦しんでそうだ。その装置を買う側のメーカーも、開発に予算が入って潤っても量産ラインに立つような人には還元されないだろう。


「くぅ~~。いい商売してますね~」


「はははっ、全くだね。だけど、国プロもいいけど、社内での予算も取らなきゃだね」


「でも来期はもう決まってるんじゃないですか?」


 今日は8月20日、来期ってのは10月からだろう。このタイミングで予算が決まってるもんなんだな。親父の会社は3月頭まで引きずった挙句に見切り発車で人事発表、その1週間後にまた色々変わって人事発表とかあるらしいが。


「来期はね。でも、来年度に向けた動きも始めなきゃいけないタイミングなんだよ」


「ええ~、早すぎじゃないですか?」


「早すぎって訳でもないよ。12月にはテーマの募集がかかるんだから、上を納得させるだけのデータを取らなきゃいけない。実質3ヶ月しかないんだから、もう仕込んどかないとね」


「そっかぁ~。そうなんですね。もし部内で取れた予算が今の人数分に届かなかったら、誰かが追い出されちゃいますもんね・・・。私も頑張ります!」


 もしあなたたちが予算とれても、予算取れなかった部署の人が追い出され・・・あなたたちの所に来るかもね。開発内での異動ならまだ良いが、工場に飛ばされた日には・・・うん、シビアな世界だぜ、全く。


「よろしく頼むよ。人事なんてパズルみたいなモンだからね。予算に合わせて各部署への人数の割り振りを先に決めて、それから誰をどこに配置するか決めていく。だから”追い出されちゃう人がいる”っていうのが先に決まるんだよね。近い部署への異動だろうと引越しを伴う異動だろうと、人数合わせのパズルが先。人選なんてその後さ」


 シビアな世界だぜ! 全く! そのドライさ、個人的には嫌いじゃないよ?

人数だけ先に決める癖に”人材じゃなくて人財”とか”適材適所”とか言っちゃうもんだから笑える。ほらほら、どうせ人のことなんて大切に思ってないんだったらさ、猫かぶるのやめよう? クズ人間、俺だけじゃないよね?


「うぅ~、そんなあぁ~~。工場の人たちもケチらずに予算くれればいいのに」


「まあ、彼らだってオイソレとは予算あげらんないよ。工場は特にお金にうるさくって、開発にいる僕らのことなんて金食い虫のニートぐらいにしか思ってないよ」


「ええ~~! そんなのってナイです。私たちだって会社のために頑張って新製品考えてりしてるのに」


 金食い虫のニート。親父も同じこと言ってたな。工場だと業績が悪いと社員の給料に直結する。金になるかどうか分からない新事業に、それこそオイソレと金を渡せないだろう。工場側からすれば、俺たちが稼いだ金で何遊んでんだよってところだろう。


「だからこそ、その新製品が会社の利益になりますよって、ちゃんとアピールしないとね」


「はい! アピールなんて必要ないぐらい、最強の道具を編み出しますから」


 キレッタさん、頭の中はフワッフワなようだが、やる気があるだけマシな方だ。世の中、マジ適当に煙に巻いて予算だけ持ってく人もいるだろうからな。Dr. スターリーの懸念がよく分かった。これ、変えられるのか・・・?


 企業内での予算獲得合戦、さらには国家プロジェクト。もちろん、金がなきゃ生活できないのは開発で働こうと同じで、予算が取れなけば仕事はなくなり、クビはなくても給料が低い所に飛ばされるのは有り得る。


 それに、いま量産体制に入ってる製品だって、元は誰かが会社の金で開発を進めて事業になったものだ。挑戦したこと全てが上手くいくなんて有り得ないし、多くの金・時間・労力を割いた挙句に失敗に終わるなんてザラだ。いま脚光を浴びてるものだって100挑戦したうちの1つであり、その100倍の数の失敗作の上にある。何が上手くいくか分からない以上、挑戦しなければイノベーションは起こらない。


 そのイノベーションが国家予算をかけてでも必要なものかと問われると、それはまた別の問題だが・・・。


 まあ、でも、便利になった。100円玉1枚で飲み水が手に入る。片手に収まる道具で遠くの人と話ができる、写真が撮れる、ネット検索もできる。東京から福岡まで陸路でも5時間、飛行機なら2時間。ゲームの世界に入って魔法が使える。


 何が正しいのか分からなくなってきたが、底辺の人たちから巻き上げたお金で上の連中の懐が潤ってるのは気に入らない。これだけは確かだ。俺自身の感情なのだから。



 気付いた頃には、この2人の会話は社内のローカルトークになっていた。もういい、十分だ。国プロの話、その恩恵を受けられない人が聞いたら発狂しそうだな。さすがのミィちゃんも、大手勤めの旦那・マー君がこの恩恵を受けてても、ヨッちゃんやカルちゃんに話せないだろう。それで公務員のことだけは話すあたり、ちゃっかりしている。もしかしたらマー君がミィちゃんに話さないという形で止まってるかも知れないが。


「よし、お腹いっぱい」


「ケーキとアイスしか食ってねぇだろ」


「ケーキとアイス以外にも目的があったから」


「はあ?」


 喫茶店を後にして、アカインホールからも出た。夕方5時を回り、アカインホールから離れて行くスーツ姿の人たちがぞろぞろと歩いていた。都市間高速鉄道の駅に向かう人が半分と、この街に住んでるか宿を取ってるかの人が半分。俺たちは、宿を取っている。


「すみませ~ん、写真取らせてもらってもいいですか~?」


 キレッタさん・・・まさか写真のために追いかけて来たのか・・・?

 一度応じたら最後、その後も5~6回ほど止められたし、止められなくても遠くからパシャパシャ取られたりした。そのカメラ、魔法で壊してやろうか・・・!



 とりあえず、宿屋のロビーで休憩。


「朝の人たちとは対照的で、聞き応えあったわね」


「うん。色んな階級の人から話を聞いたのは正解だったね。てか、高松さんもすっかり盗み聞きの仲間入りだね」


「大村君と一緒にしないでくれる? あたしはただ、中野君と喋ってたら近くのテーブルの会話が聞こえてきただけだから」


 ホントなんで、表面上だけでも中野を喋りながら他人の話が聞けるんだよ。高松さんレベルともなると、中野の話にテキトーに合わせるだけならヨユーかも知れないが。


「僕はただ、ケーキとアイスを味わってただけだから。あの人たちが悪いんだよ、聞こえるような声であんな話をするから」


「はあ、まぁそれも一理あるわね。もしかして、日本でもあるの? 国家プロジェクト」


「あるみたいだよ。僕の父親も、その恩恵をたっぷりと受けてる」


「知りたくなかったけど、何も知らずに搾取され続けるのも絶対やだな~」


「そう、だよね・・・」


 花巻さんもまた、喫茶店で本を読んでいたら偶然にも近くの人の話が聞こえていた1人だ。


「工場の売上げが開発に流れていくって話もあったし、世の大学生たちが就活に躍起になってるのが分かった気がするよ。このシステムだと、就職のためだけに大学に行っちゃう人が出るのも仕方ないね。僕の父親は工業高校から大手の開発に入れたみたいだけど」


 あ、なんか嫌味みたいな言い方になってしまった。


「へぇ~そうなんだ。高卒でも開発に行けるんなら、お金のかかる大学に頑張って行くのに疑問を感じちゃうわね・・・。大村君のお父さんはお父さんで頑張ったのかも知れないけど」


 親父の口から、本人の少年時代の話はほとんど出ないな。


「景気が良かったんじゃない? 最近はもうめっきり開発には高卒が入らないって言ってたし」


「企業側が高卒も採ってくれないと、あたしたちは大学に行くしかなくなるのよね~」


 それは俺も思っていたところだ。みんなが18歳から働けば労働人口増えるじゃん? 高校生にもなれば社会に出るための教育を受けても身に着くはずだ。日本が”高校生にそこまでしなくていい”というスタンスなら構わないが、もし海外が”高校生からそういった教育をすべき”という風潮になったら日本は確実に負ける。若いうちに遊んでても将来金に困らない幸せな国になるといいね。


「ま、生きるってだけなら派遣や工場でも何とかなるんだけどね。でも、さっきの話を聞いちゃうとヤダね」


 哀しいのは、大学に行ったのに派遣やフリーターになってしまうことだな。親父が言うには、工業高校でも正社員として採用される道はある。大手の開発は難しいらしいが。


「大村君は、どうして進学校にしたの?」


 花巻さんから、素朴な疑問が投げかけられる。進学校だと教えた覚えはないが、初日に男女比半々と言ったから、工業高校でないことは分かるか。だけど、よく覚えてるな。


「父親と同じ道に行くのがつまらなかったからだけだよ。高校選びなんてそんなもんでしょ。“お父さんとは違う方法で勝ち組になる”って宣言したから」


 結局、これで1億円手にして勝ち組になるという道に進むことになったが。


「そ、そうなんだ・・・」

(でも、ゲームクリアして1億円もらって退学するんだよね・・・)


「でも大学選びはちゃんとやんなきゃだね。あたしはどうしよっかな~」

(ま、大村君には関係ないんだろうけど)


 なぜゲームをしながら進路について考えねばならないのか。会話の流れ的には自然だったけど。


「ま、人生なんて何とかなんだろ」


 今の日本が、平和だからね。生まれる国によっては、何か取り柄がなきゃ生きていけなかったり、取り柄を磨く環境さえもなく生き延びるだけで精一杯だったりもする。例え給料の低い派遣や工場の単純作業に就くことになっても、単純作業してるだけで生活費が稼げるのは、幸せなことだ。

 逆に発展し過ぎても、さっき見たロボのようなものが開発されれば日本での貧困層は激増する。今の状態が、どれ程ぬるま湯であることか。


「中野君ももうちょっと考えたら? 1億円でぐうたらなんて言ってる大村君よりはマシだけど」


「うん、確かに、今日いろんな人の話を聞いて、それでも真っ当に働こうなんて考えてるみんなは凄いと思うよ」


「開き直らないで。・・・気持ちは、分かるけど」


 気持ちだけも分かってもらえて、嬉しいよ。


「う~~~ん」


 高松さんは背伸びをして、肩を何回か回す運動をした。


「ちょっと体動かしたくなっちゃった。軽くレベル上げ行って、それからご飯にしましょ」


「「うん」」

「おう」


 確かに、今のまま晩飯に入ったら気の滅入る話が続きそうだ。体でも動かして気分転換したい。



 MP節約せずに暴れたので15分ほどでレベル上げ活動が終わり、宿で回復後にその辺のレストランで晩飯にした。誰も気分が乗らなかったのか、喫茶店で聞いた話に関しては一切触れられずに世間話に留まった。


 宿屋に戻り、風呂に入る。シャワーの水が温かくなったのを確認し、頭から浴びる。自分の意志でやった情報収集とは言え、聞いてて気分のいいものじゃなかったな。


 だが今日だけで随分な収穫があった。次はコンペティートとブラッキ、それからスノーウィーンだな。コンペティートはよく分からないが、ブラッキとスノーウィーンにはマー君の会社の工場がある。おそらく、搾取される側の人たちの話が聞ける。その辺りの人たちもヨッちゃんと同じぐらいの不満しかなければ、俺のやることはない。だが、嫌な予感がする。嫌な予感しかしない。


 とにかく、行ってみよう。


 考え事をやめ、体を洗うべくシャワーを止めると、


<2人とも起きてる!? なんか外が騒がしいんだけど>

<オイ大村なんか外が騒がしいぞ!>


 高松さんは4人全員見れるように、中野は俺1人だけに対してメッセージ。


<ああ起きてるぜ! 大村は風呂だ。風呂ん中で寝てねぇよな!?>


 中野が高松さんのメッセージに返信した。さすがに風呂じゃ寝ないよ。


<外に出てみよう。すぐ上がるから待ってて>


 体を洗うのを諦め、タオルで拭いて服を来た。外に出ると、中野が待っていた。それと、ウーウーとサイレンの音が聞こえる。窓の向こうは、隣の建物の壁だった。


「ごめん、行こう」


「っしゃ!」


 髪が濡れたままなので帽子は四次元収納に仕舞い、杖とローブを取って部屋を出た。ロビーには既に女性陣が来ていた。他の宿泊客も“何だ何だ”と言った様子で、騒がしい。


【ピン、ポン、パン、ポーン】


 放送が入るようだ。


【ただいま、屋外にて多数のロボットが暴走しているという情報が入っております。お客様におかれましては、スタッフの指示に従い、決して外出はなさらぬようお願い致します。繰り返します。ただいま、・・・】


 は・・・?


「ロボットって、あの・・・?」


「そうなんじゃないの。“多数の”って言うぐらいだし、この街じゃ使ってる研究所が多いみたいだし、メタリックカンパニーのあれでしょ」


「ど、どうすんだ? ここに居りゃいいのか?」


「僕は外に出る。外出するなってアナウンスが流れてるから皆がどうするかは任せるけど」


 髪がまだ乾ききっていないが、気合を入れるために帽子を取り出して被った。


「ごめん、あたしもここでスタッフに従うほど真面目じゃないんだ」


「私も、行くよ」


「オイオイ俺だけ留守番はナシだぜ?」


 決まりだな。


「それじゃあ行こうか」


「ええ」

「うん」

「っしゃあ!」


 そのまま4人で、正面玄関から外に出た。


次回:暴れるロボットを止めろ

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