表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4人の魔法使いの冒険  作者: 藤見倫
第3章:巻き起こせ、労働革命
81/349

第81話:フィットネスデート

「フィットネス、クラブ?」


「そ。戦うこともあるんだから、鍛えなきゃダメでしょ?」


「そりゃ、そうだけど」


 レベル上げで実戦積んだ方がマシじゃないか? ぶっちゃけ、どんなに筋トレしてもリリーさんのような人には勝てない。最強になる術は、魔攻とMP上げまくって無双する以外にない。でも遊ぶよりは良いし、体力つけるに越したことはないから乗るか。


「嫌ならどっか行きたいトコを言うこと」


「いやーなんか無性にフィットネスしたくなってきたなー」


「思いっきり棒読みじゃん・・・とにかく決まりね」


 で、フィットネスクラブに移動。受付は高松さんに任せた。プレイヤーは会員登録不要らしい。2時間利用で2,000円、後清算らしい。


 着替えを済ませ、合流。2人とも初心者だったのでインストラクターがついた。追加料金1,500円。プレイヤーは金持ちが多いから上客になるらしい。後精算の理由がよく分かった。他にどんな課金があるのかな?


 最初は、チャリ漕ぐやつ。何か心拍数とか消費カロリーとか測ることができて、インストラクターが一生懸命説明してくれたが、忘れたのでとりあえず漕ぎ続けることにした。


「そういえばさ、大村君部活とかやってるの?」


「いや帰宅部。中学の時は卓球やってたけど」


「へぇ~卓球なんだ。凄いね」


 ひと昔前は卓球は地味なイメージが強かったが、日本代表の活躍もあって脚光を浴びてきた。最近ではサッカーやってそうなビジュアルの人でも卓球やってたりする。チャラい人も案外強かったりするし、見るからにオタクな人もスーパープレー連発したりするから見た目じゃ実力が読めない。


「テレビで見るようなことはできないよ」


「そうなの?」


「少なくとも僕は。もちろん強い人なら、素人が見ても楽しめるぐらいのプレーができるよ」


 素人目線なら、その辺の市民大会でも上位の方はテレビで見るのと変わらないぐらいに映るだろう。当の市民大会上位者は”あんなの無理”って言うらしいが。って俺も素人目線になってたね。弱小校だったからしょうがない。


「高松さんは? 何かやってるの?」


 スターリー神殿で花巻さんが攫われた帰りに結構なスタミナを見せていたから、何かしらやっているはずだ。


「あたしは、陸上」


「へぇ、それで」


「それで、何?」


「いや、結構スタミナあるなって思ってたから、納得」


「そ。大村君も鍛え直さなきゃね?」


「そうだね、頑張るよ」


「よろしい」


 その後はお互い無言でチャリ漕ぎに集中した。



 ほどよく疲れてきたところでインストラクター登場。


「お疲れさまでした。こちら、お水です」


「「ありがとうございます」」


 紙コップ1杯の水を渡された。チャリ漕ぎ中にも欲しかったな。


「失礼しますね」


「はい?」


 腕をつかまれ、最初に手首に付けるよう言われていた腕時計型の端末にバーコードでピッ。うわ絶対これ金取られた。


「女性の方も、失礼しますね」


「あ、はい」


 高松さんの方にもピッ。心の中で”まいどあり”とか思ってるのかな?


「続いては、こちらをどうぞ」


 結構な客の入りで、たまたま空いていた器具の所に連れられた。空いたタイミングでチャリからこっちに移してくれたのだろう。水の代金はその気遣いにプレゼントするよ。

 で、その器具だが、筋トレ系だ。椅子に座って手を横から前に動かすやつ。これ、俺みたいなモヤシがやってもいいのか?


「初心者ですので、まずは1枚からやってみましょうか。軽いので心配なさらず」


 インストラクターが"8"の所に刺さっていた棒を"1"に移した。なるほど、これが重さ調節か。とにかく心配いらないようだ。さすがにガチ勢以外も取り込めるように策は打ってるか。


 椅子に座り、両サイドにある棒をつかむ。


「これを前の方に持ってくればいいんですね」


「はい、どうぞ」


「おお~~っ」


 確かに、軽かった。力を抜くとバネに引っ張られて横に戻る。


「もうちょっといけそうですね」


 棒が"2"の所に移された。確かに重くなった。その後も何回がやるごとに棒が移され、最終的に"4"になった。まだ余裕はあるが、


「これくらいでいいと思います。何度も連続でやることになりますので、無理のないように」


 それもそうだな。


「さ、隣も空いてますので、彼女さんもどうぞ」


「あ、ありがとうございますぅ」

<”彼女さん”だって>


 そのニヤケ顔やめて?

 高松さんも俺と同じ"4"になり、インストラクターは離れて行った。


「確かに連続でやってると結構疲れるわね、これ」


「僕はもう明日筋肉痛になるのが決定したよ」


「だらしないわねぇ」


 割と話す余裕がない。高松さんもそうなのか、2人して筋トレに集中した。



 しばらくした後、


「お疲れさまでした。ではこちら、お水をどうぞ」


「はい」


 水を受け取り、バーコード攻撃(所持金にダメージ)も受ける。いくらなんだろ、これ。


「次は、こちらです」


 マットが敷いてあって、別のインストラクター登場。ヨガか?


「ようこそ。こちらではストレッチをしていただきます」


 なるほど、ストレッチか。疲れてきてたし、ヨガはなんか得体が知れないから助かった。


「ではまず、男性の方に座っていただきましょうか」


「あ、はい」


 マットに座った。


「足を開いてください」


「はい」


 開いた。これ、前に押されるやつか。それも高松さんに。


「では女性の方、この方の背中を押してください」


「はーい」


 元気のいい返事から恐怖を感じる。でも俺が後攻だ。反撃できるからあまり酷い真似はしないだろう。


「んじゃいくよ」


「どうぞ」


「んっ、しょ」


 程よい力加減だ。


「大丈夫?」

<疑ってたでしょ、すっごい力いれるって>


「うん、大丈夫」

<いやまさか>


「良かった」

<やっぱそうなのね、もうちょっと人を信じなさいよ>


 否定したのにあっさりとスルーされたよ。実際ちょっと疑ったけどね?

 表向きの会話しか聞こえないインストラクターは微笑ましいものを見る表情だ。高松さんは本当に程よく、前に押しては軽く力を抜く、を繰り返した。


 しばらくして、


「それじゃあ、交替しましょう」


「はい」

「はーい」


 声を伸ばしたのは高松さん。そのテンション何なの・・・。ポジションを交替し、


「優しくしてね」


 言うと思ったよ。


「もちろんだよ」

<あとが怖いからね>


「ありがと」

<覚えときなさいよ>


 もうダメじゃんか・・・。発言にも気を付けねば。


「仲が良くていいですね~」


 裏で行われてる会話など知る由もないインストラクターが呑気なことを言っている。高松さんの背中に手を当て、


「じゃあ押すよ」


「いいよー」


 高松さんの背中を押した。汗をかいているのか、少し湿っている。本人も汗をかいてることぐらい自覚してるだろうが、気にしてないようだからいいや。今更ながら、俺も背中に汗かいてるな。こんなのを触らせてしまって申し訳ない。


「おっ、いい感じ。うまいじゃん大村君」


「お気に召されたようで何よりです」


「ふっふ~ん」


 何その笑み、怖い。


 またしばらくして、


「はい、もういいですよ。次は、お2人で向かい合ってくださ~い」


 え゛、まじか。


「はーい」

<返事は?>


「あ、はい」


「お2人とも、足の先まで手は届きますか?」


「はい」

「たぶん」


「じゃあ足を合わせてもらって、」


 マットに座った状態でお互いの足の裏を合わせ、


「手を握ってください♪」


 予測できたことだが、そんなハイテンションで言わなくても。

 反応が遅れると怒られる。高松さんよりも先に手を前に出そう。


「ん」


「お、えらい」

<早くしなきゃ怒られるとか思ったでしょ>


 バレてるし。もうどうすればいいの・・・?


 高松さんも手を伸ばしてきた。割とギリだった。お互いの第一関節に指を引っ掛ける感じになった。ヒザ裏も結構キツキツに伸ばされる。


「んっ・・・ん・・・結構ギリギリね」


「うぅ・・・」


 顔を上げる余裕もなく、自分のヒザをずっと見ていた。10秒も経たないうちに、


「わっ」

「きゃあっ」


 手が滑って離れた。勢い余って背中からマットに倒れ込んだ。手を着いて上体を起こし、


「あはは・・・滑っちゃったね」


「これ、結構大変ね」


 高松さんも俺と同じような体勢になっていた。


「はい、めげずにもう1回やってみましょう~」


 インストラクターが俺の右手を高松さんの左手をつかみ、手を繋がせようと引き寄せる。この人、結構鬼だ。反対側の手は2人とも自分で動かし、再びさっきのように手をつないだ。


「じゃあ今度は10秒めざしてみましょう」


 インストラクターが1から数えていく。


「・・・9・・・、10。はい、離していいですよ」


 手を離し、そのまま仰向けに倒れ込んだ。


「ほぇ~~」


 ストレッチも、そんなに楽じゃないな。


「じゃあ今度は、お2人とも立ち上がって背中合わせになってください」


 ああ、あれね。体育の授業でよくやるやつね。立ち上がると、またしてもインストラクターが俺と高松さんの腕をつかみ、


「はい、じゃあ腕を組んでください」


「うん、しょ」


 反対側は自分たちで組んだ。


「じゃあまずは、男性の方、パートナーを持ち上げてください」


「重かったらごめんね」

<ちゃんと持ち上げなきゃ承知しないから>


 この人も鬼だ。


「僕がモヤシなだけだから心配しないでいいよ」


「そっちの方が心配になるんだけど・・・」


「んじゃいくよ、せーの」


「「おお~~っ」」


 何とか持ち上がった。インストラクターに至ってはパチパチ手を叩いてるし。


「はい降ろして~。・・・もう1回、せーのっ」


 掛け声に合わせて、一旦降ろしてからまた持ち上げた。


「はい、じゃあ交替しましょう。頑張ってくださいね」


「はい♪」


 だからその元気のいい返事をやめてくれ。


「いくよ、せーのっ」


 持ち上げられた。人に持ち上げられるこの感覚、悪くない。女子に持ち上げられることを後ろめたく思うような俺ではない、男女平等主義者だからね。運んでくれれば尚のこと良し。


「おお~~っ」


 やはり手をパチパチ叩くインストラクター。


「大村君、結構軽いわね。体重何キロなの?」


「高松さんが教えてくれたら教えるけど」


「サイッ、テー・・・」


「はい、じゃあ降ろしてください。ホントに仲がいいんですね~」


 今の会話をどう捉えたんだよ。


「じゃあもう1回、せーのっ」


 その後も何回か、交替しながら繰り返した。



「はい、ではストレッチは以上です。お疲れさまでした」


「「ありがとうございました~」」


 ストレッチ担当の人にお礼を言ったタイミングで、今日1,500円で契約した方のインストラクターが戻って来た。


「はい、お疲れさまでした。お水をどうぞ」


 これ、断ったらどうなるんだろ。


「体をほぐしたところで、次はあちらです」


 その手が指し示したのは、ルームランナー。


「今日はこれで最後となりますので、頑張ってください」


「「はい」」


 ルームランナーに向かって移動。


「さっきの、結構恥ずかしかったね」


 わざわざ言わなくてもいいだろ。


「あはは、そうだね」


 俺もまさかあんなイベントがあるとは思ってなかったよ。何でフィットネスクラブでイチャつかなきゃいけないんだよ。フィットネス以外でも嫌だけどね?


「お2人ともお疲れかと思うので、10分にしましょう。スピードはここで調整できますので無理しないでくださいね」


「「はい」」


 話すような体力は残ってなかったので、お互い黙ったまま自分のペースで走り続けた。



 インストラクターが近づいて来て、


「はい、ではここまでにしましょう。お疲れさまでした」


 少しずつスピードを緩めて、停止。床に降りた。


「はぁ、はぁ、大村君、お疲れ」


「はぁ・・・はぁ・・・うん、お疲れ」


 高松さんの方が余裕がありそうだ、さすが陸上部。専門の競技は何だろうか。


「最後にこちらをどうぞ」


 ペットボトルの水だ。最初からこれくれよ。100円でも200円でも出すからさあ。で、結局バーコードでピッてされるし。



 着替えを済ませ、受付に戻った。


「お会計はこちらです」


 2人合計で7,161円。細かく見てみよう。

 ・2時間利用:2,000 × 2名

 ・インストラクター同伴:1,500円

 ・運動着レンタル:500円 × 2名

 ・水 (ボトル):100円 × 2本

 ・水 (コップ):20円 × 6杯

 ・消費税5%


 フゥー♪ 運動着レンタル料なんてのもあったのね。そして最後に課される消費税。税率、5%なのね。今の日本より低くて何よりだ。

 ほぼ割勘だが、言いだしっぺだからと言うことで高松さんが161円多く出してくれた。このメニュー画面、1円単位で取り出せるのがありがたい。



 さて、フィットネスクラブを出た。


「あたしお腹空いちゃった。晩ご飯にする?」


 さっきので結構消耗したし、時間も6時に迫っている。


「うん。いいけど、どうする?」


 この辺か、宿屋の近くにするか。


「南側にもショッピングモールがあって、そっちに行きましょ」


 いつ調べたんだ、それ。

 “メディカルセンター中央”バス停に向かうとすぐに南方面行きのバスが来た。で、“サウスモール北”で降りた。バス停のネーミング、もうちょっとなかったのか・・・。日本でもあるもんね、西なんとかセンター東とか。


 面積はメディカルセンターより小さい(それでもサッカー場ぐらいはありそう)だが、高さは2倍ぐらいある。


「最上階よ」


 店も決めているのだろうか。さっきフィットネスに3,500円取られたがケチる様子はない。モンスター狩りで取り戻せるもんね。この世界にいると、尚のこと働くのが馬鹿馬鹿しく思えてきそうだ。元の世界に戻らない人が多くても不思議じゃない。ニートか社畜で4人そろえば確定だね。


 外が見えるエレベーターで一番上の13階へ。


 降りて正面の案内図のところに高松さんが向かい、


「何にする?」


 店までは決めてなかったようだ。“何でもいい”が使えないのならば・・・!


「高松さんが食べたいものを、僕も食べたいかな」


「えーっと、トマト料理専門店は・・・」


「お昼はパスタだったから和食かな!」


「和食も色々あるのよね~」


 もう秘技を使うか。


「せーのっ」


「ダメー」


 うどん屋を指差そうとしたのだが、その手首をつかまれた。なん、だと・・・。


「葵の時もそうやって決めたのね・・・。今、あたしと、一緒に何を食べたいか、考えて決めること」


「ええー・・・」


「んんー?」


「何でもないです・・・」


 仕方ない、真面目にやるか。高松さんが何を食べたいと思っているかを考えなくていいのが救いだ。


 まず、はっきり言って洋食の気分にはなれない。焼肉は昨日の晩飯だった。さっき指差そうとしたうどんは、何か違う。残された選択肢は、和定食、寿司、そして中華。寿司もなんか、気分が乗らない。中華は大皿の取り分けが基本だから2人だと微妙だ。


 和定食にするかと思って高松さんを見ると、目が合った。


「ん? 決まった?」


 気が変わった。


「じゃあ、中華で」


「決まりね。行きましょ」


 各自欲しいのを1皿ずつと、ワンタンスープと五目チャーハンを頼んだ。辺りを見回すと、まだ6時半ぐらいなのに結構な客の入りだ。


「意外ね。中華って大人数の方が効率いいのに、大村君が2人で来ようなんて言うのは」


 同感だ。高松さんの目を見たら中華の気分になったとか言いたくないな。


「だからこそ、2人で来る中華も新鮮かなと思って」


「ふ~ん。最初は何を指差そうとしたの?」


「もちろん中華だよ」


「嘘ばっかり」


 当たり前のようにバレてるね。


「ん゛。これレモン水だ」


 たまにあるけど、あんまり好きじゃないんだよね。


「あ、やっぱ苦手なんだ。お茶にする?」


「冷たい飲み物の方がいいから、いいや。気になるってぐらいだし」


「そっか」


 量産体制に入っているのか、割とすぐに料理が到着。俺が頼んだチンジャオロースと高松さんが頼んだエビマヨ。エビチリが良かったなー。


「はい、皿貸して」


 手を伸ばしてきた。何でわざわざ甘やかすんだ? と思いながら皿を渡すと、


「あたしだって鬼じゃないわよ。今日1日頑張ったご褒美」


「じゃ、お言葉に甘えるよ」


「よろしい」


 2種類の料理が半分ずつ盛られた皿が返ってくる。ここで高松さんが自分のを盛り付けるまで待つような真似を、俺はしない。


「いただきまーす」


 チンジャオロース、美味い。


「ん」


 エビマヨも、美味い。というか、こんな味なんだ。程よい甘みとエビがいい感じで調和している。捨てたもんじゃないな、エビマヨ。次から、エビマヨとエビチリで迷いそうだ。半々ずつ乗ってるメニュー、ないの?


「んん~~っ♪ 美味しい」


 高松さんもご満悦のようだ。続いて、スープとチャーハンも到着。これも高松さんが取り分けてくれた。昨日の焼肉でも取り分けてもらうのを食べてただけだったな、俺。いいぞ、この調子だ。

 取り分ける方はどんな気分なんだろうな。世話を焼くのが好きな人からすれば、何ともないのかね。



 夕食を終え、中華料理屋の外へ。


「帰ろっか」


「うん。もう疲れちゃったよ」


「しっかりしなさい。家に帰るまでがデートよ」


 そんな遠足じゃあるまいし。

 南側から出れば第1環状道路上の“サウスモール南”バス停があるようなので、そちらに向かった。バスに乗り、環状道路を1/4周回って東側へ。



 宿屋に到着。


「「あ」」


 部屋のカード、俺と高松さんが1枚ずつ持ったままだった。中野と花巻さんの姿はない。偶然まだ帰って来てないだけか、カードが無いことに気付いて帰りを遅くしているか。


「あたしが葵と連絡とるから大村君は寝ちゃっていいわよ。中野君に渡しとくからカードちょうだい」


「そ。じゃあお言葉に甘えて」


 男子部屋のロックを外してドアを開け、カードを高松さんに渡した。


「おやすみ。また明日ね」


「うん、おやすみ」


 ドアで見えなくなるまで笑顔を見せる高松さんの方を向いたまま、閉まるのを待った。


 バタン。


「ふう。 んん~~~っ」


 軽く背伸び。さて明日はまず、メリアちゃんのお見舞いをしに病院だな。それからは、図書館で地図を見てから次の街でも目指してみるか・・・? みんなの反応次第だが、明日聞いてみよう。


 風呂に入り、歯磨きを済ませ、まだ帰って来てない中野に悪いと思いながらも、そのまま寝た。


次回:病院へ行こう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ