第102話:ブラッキの休日
起床。7時53分だ。アラームは設定しなかったが、普段から7時8時に起きてたからこんなもんだろう。
「「おはよう」」
「おはよう」
当然のごとく、朝食が出来上がっている。
「それ、食べていいよ」
出来立てほやほやのベーコンエッグとフレンチトーストが乗った皿がある。既に食べ終わったのかシンクで皿を洗っている様子の花巻さん、そしてフライパンで作業中の高松さん。なるほど、1食ずつ作って俺が現れたら出来立てを食べさせる作戦か。紅茶も準備しているから、花巻さんはそれで一緒に食卓を囲むようだ。
「ごめんね、先に食べちゃって」
「別に。冷めたらもったいないし」
俺がもう少し早く起きてたら、それを食べるのは俺だっただろうし。
「じゃあ高松さん、お先に」
「別に。冷めたらもったいないし」
「・・・」
なるほど、言われたらこんな気分になるのか。
少しまったりした後、レベル上げに行くことにした。俺は丸2日戦ってないからこのままだと体がなまりそうだ。ブラッキ北の岩場はモンスター出現の頻度が高く、レベル上げにちょうどいい。
早速、街の外へ。
「ところで、愛属性の上級魔法は何か入った?」
花巻さんのレベルが、50になっていた。高松さんも2上がって57になってるし、昨日どれだけストイックにレベル上げやったんだ、この人たち。人には無茶するなと言っておきながら、全く。
「うん。パーフェクトリバイブ、だって。MP100も使うけど、HP完全回復だったよ」
マジか。つまり瀕死の状態で使えば最高のコスパになる訳だ。だが、HPをギリまで下げるリスクがあるのと、消費MPが100。だが、
「名前的に蘇生もできそうなんじゃない?」
「分かんない。試しては、いないけど」
「さすがにヤだかんね。わざと死ぬの」
「だね。まあ機会があったら試してみる、でいいと思う」
そういう役は中野に回ることが多いのだが、突き放してしまったため(個人的には中野が俺たちに合わせることができなかったと思っているが)いない。
奴のレベルは、56。昨日と一昨日で上がったのは1だけか。だがマップを見るとスノーウィーンまで辿り着けているようだ。それも、街よりも少し北(雪山か?)もウロついた跡がある。その割にはレベルが上がってないが、敵から逃げまくってるのか? あるいは、仲間を誘ったか護衛を雇ったか。
「そういえば、増えた上級魔法試してなかったね」
「あたしは試しといたよ。ゴッドブレス、回復魔法だったわ」
「あ、回復だったんだ、それ。だとすると”ブレス”は、ビームとかじゃなくて息吹って意味かな」
「かもね。MPも回復するけど、コスパ的には、ヒールとメンタルヒールを足して2.2で割った感じだからちょっと悪いわね。葵がいるから出番は少ないかも」
「そっか」
じゃあ今の中野にとっては重宝するかもな。
「水の、アイシクルダンスは攻撃魔法だろうから、出て来た奴で試してみよう」
で、ストーンゴーレムのお出ましだ。
「ラッキ。弱点突けるじゃん」
杖を向けて念じると、ゴーレムの周囲に無数の小さな水色の魔法陣が現れた。
「アイシクルダンス」
ゴーレムを取り囲む魔法陣の1つ1つから、氷の槍が向けられてゴーレムは四方八方から氷の槍で刺される形となった。氷の槍が出てくるタイミングが全然揃ってないせいで、ゴーレムは左に揺れたり右に揺れたり前後に揺れたりと落ち着かず、雑に扱われてる操り人形のように踊った。
そして、攻撃が終わる前に、ゴーレムはその場で崩れ落ちた。
「・・・中々に、エグい技だね」
「踊るの、つららじゃなくて敵なんだ・・・」
「氷の強度次第では、人間に向けたらヤバいね」
「やめて!」
気を取り直して、レベル上げ開始。MP消費が大きい上級魔法は使わずに過ごした。それと、コウモリが出ないので、比較的弱いゴブリンとレッドスライムには、花巻さんに土の剣を与えて戦ってもらうことにした。氷の方が剣っぽくできるのだが、今は氷で生き物を刺すのは控えたいそうだ。
MPが半分になったところで休憩。ついでに宿屋まで戻って回復した。俺のレベルはギリ56に上がったというところ。
「この土日の間にレベル60になっときたいね」
「無茶は禁止だからね」
鼻を指でつついてきた。
「港に行きましょ」
「は?」
「港に行くのとお昼がトマトになるのどっちがいい?」
「港に行かずお昼は食べない」
「港に行くのと寝てる間にトマトを口に詰められるのどっちがいい?」
「港に行かず今日は寝ない」
腕を組まれた。そして空いてる方の手にポンと現れたものは・・・
「港に行くのと今トマト食べるのどっちがいい?」
「・・・港に行きます・・・」
「初めからそう言いなさいよ」
高松さんが離れ、トマトは四次元収納に戻された。
「何でそんなの持ち歩いてるの・・・」
「護身用よ」
脅迫用の間違いだろ。
「あ、それと、葵も持ってるからね」
「え・・・」
花巻さんの方を見ると、ニコッと笑顔を向けられた。聖女様がしていい顔じゃない・・・。
土曜日の10時を過ぎたと言うのに、ブラッキの街は大して賑わっていない。ぽつぽつと道行く人がいるが、これまで寄って来たエコノミア4都市と比べると雲泥の差だ。土日に休めるような人は定時帰りもできる勤務形態だろうから、ビジナに住んでるのだろう。買い物するにも遊ぶにも微妙だし、排ガスで空気汚いブラッキに住む理由がないからな。
港の近くまで来た。交通の要だからか、ここは結構な人で賑わっていた。デパートか百貨店か知らないが、それっぽいのも併設されている。都市間高速鉄道の駅がここにあった。工業地帯からの距離が微妙・・・。出張で来るビジネスパーソンよりも、船で遠出する人を優先している立地だ。船に乗る人が優雅に過ごせるために毎日汗水流して働いている人もいると言うのに。
俺は無論、汗水流して働く人に見向きもせず呑気に船旅をする側になりたい。
「へぇ~~っ。港は結構賑わってるのね」
「みたいだね。せっかくだし建物に入って見ようか」
すぐ隣にあるデパート的な高い建物の方が目立つのだが、港本体のターミナルを指差した。”BIG OCEAN PORT BLACKI”と書かれている。
「あら、港に積極的になったわね」
「トマトに対する消極さが僕を突き動かしてるんだよ」
「もっとちゃんと動いてくれないかしら」
「だったらテコでも使うことだね」
「それは”ちゃんと動いてる”とは言わないわ」
「じゃあ港に行こうか」
「何が”じゃあ”なのよ・・・」
「心配しなくても言ってる本人も分かってないから大丈夫だよ」
「それが余計にしんぱ・・・も~~~」
で、港のターミナルに入った。座り心地の悪そうなプラスチックの椅子が並んでいる。目の前は1番ターミナル、エデュケイン方面行きだ。
「わっ、おっきい船」
壁は一面ガラスで、その奥には海と、マストが5本のデカい帆船。木造だとは思うが、ボディは真っ白と青ラインで塗装されている。
次は11時発。10時半から搭乗が始まるらしく、乗客たちはスマホいじるなりしながら待っている。時刻表があった。9時から夕方5時までで2時間に1本出ている。エデュケインまでは、2等席が7,000円、1等席が20,000円、オーシャンスイートと名付けられたものが50,000円だ。
1番ターミナルと2番ターミナルの間に、ラウンジと呼ばれるものがあった。ソファーや机、ドリンクバーがあるらしい。1人1,000円。VIP会員はVIPルームなる部屋が無料で使える。
2番ターミナルは、サウスポート方面行き。いずれはスノーウィーンに行くことになるだろうから下見しておくか。
窓口に近寄ると、手続きのフローが書いてある看板があった。乗船券は窓口で買うか、会員はネット予約とカードだけで可。その次が、出国審査。陸路と同様、名前と時刻を書くだけ(会員はカードタッチで突破)。そしてX線手荷物検査と金属探知機を抜ければ待合所、搭乗時刻になれば乗れる。
意外と手軽そうで良かった。フラッと来てフラッと乗れそうだな。こっちは10時から4時までの2時間おき、運賃はエデュケインまでの1.5倍。
航路図もあった。この世界の大陸全体を回るようになっており、ここ2番ターミナルは反時計回りの乗り場。サウスポート、イスタンドール、キャナディバイ、エデュケインの順に巡り、ブラッキに戻って来る。イスタンドールは・・・東洋の、人形・・・? キャナディバイはさっぱり分からん。後のお楽しみにしよう。
「外に出よっか。海沿い歩きながら帰りましょ」
「そうだね」
「うん」
外に出て見た。
「わ~~~っ。海ね」
当然のことながら、すぐ近くに海があった。海岸線は舗装されていて、一直線に伸びている。工場が多い街なのだが、海はかなり綺麗だ。
「外に出る前から見えてたけどね」
「やり直し」
「は?」
「わ~~~っ。海ね」
「・・・潮風が気持ちいいね」
「うーん。合格にしといてあげる」
何の試験ですか・・・。
「手すりも何もないけど、落ちる人とか出ないのかな」
足場の端まで歩き、下を覗き込む。人工的な直角で、2mほど下が海だ。横の方に目をやると、長方形の穴が縦に並んでいる箇所があり、手足を掛けて登れる感じになっていた。
「確かにちょっと怖いわね。そんな端っこまで行って、落ちないでよ?」
押すなよ? 絶対押すなよ?
「高松さんが押したりしない限りは、落ちないよ」
「そんなに押して欲しいのかしら?」
「ちょっと待って、道ずれにする方法考えるから」
「待つ訳ないじゃないの」
「まあまあ2人とも・・・」
高松さんがじりじり寄って来たところで花巻さんが仲裁に入った。特に険悪なムードでもなく、むしろお互いにジョークを言い合っていたのだが、まあ、どこかで歯止めをかけてもらわないとな。トマト召喚されるか海に沈められる。
「さ、行くわよ」
海を横目に、歩き出す。左が海で、右には一軒家サイズの建物が10軒ほど並んでいるのだが・・・、全部レストランだった。高松さんが立ち止まり、あんまり良い予感がしない笑顔を向けてきた。
「このどこかでお昼にするのと、帰ってから葵とあたしの手料理食べるのどっちがいい?」
返答次第では海に沈められそうな質問だ・・・。
「・・・2人の手料理で」
「そお? じゃ、帰りましょ♪」
<ちょっと間があったわね>
まさかそんな質問がくるとは思ってなかったんだよ。あ、そうだ。いいコメント思い付いた。
<元から2人の手料理食べる気満々だったから突然そんなこと聞かれて驚いちゃった>
<減点5>
なんでーーーーーーー。
帰宅。昼食はナポリタンだった。トマト使う料理だったのは偶然だよね・・・? 加熱してぐちゃぐちゃにすれば大丈夫だと以前伝えてたし。
さて昼食後、再びレベル上げ活動に。今度は残りMPが3割ぐらいになるまでやった。が、レベル上がらず帰還。一旦帰って回復後、
「んじゃ今度、お茶にしましょ」
外に出て、喫茶店を探して練り歩いた。
「昨日も一昨日もビミョーだったのよね~」
「まあ、こんな街だししょうがないよ」
とりあえず、2人が行ったという店は避けて開拓することにした。土曜日の昼間でもやはり、ぽつぽつ歩いてる人を見掛ける程度だ。あ、スーパーには結構人がいる。
「大村君が決めてね」
「えーなんで面倒くさい」
「昨日は葵、一昨日はあたしが決めてビミョーだったから、今度は大村君の番」
レストランならまだしも、喫茶店ってのがなぁ・・・。都会なら適当に入っても無難なクオリティなのだが、こういう街はどうなんだ・・・?
あ、ちょうどいいのがあった。
「あ、じゃあ…」
「ファミレスはナシね」
「気のせいだったみたいだよ」
「そお? じゃ、行きましょ」
明らかにチェーン店なファミレスを指差そうとしたら止められた。くそ・・・せっかく無難な選択肢を見つけたのに。
「じゃあ、あれは?」
俺が指差したのは、洒落た感じの木製で、軒先に観葉植物が置いてある店。
「ま、合格かな」
「昨日と一昨日は合格ラインに乗ってたの?」
「うるさいわね。お店の外観は中々だったのよ」
高松さんはチラリと俺を方を見たあと目を逸らした。とりあえず外観だけ合格ラインでも意味がないことは分かった。
近づいてみると、メニューが書いてある黒板も置かれていた。ショートケーキセット1,200円。カフェラテや抹茶ラテなど、ラテ系のものに自身があるようだ。
「とりあえず入ってみよっか」
カランカランカランカラン。
「いらっしゃいませぇ」
店内も、割と落ち着いた雰囲気だ。ほのかな照明と、アンティーク?っぽい置物など。さほど広くなく、4人掛けの丸テーブルが4つ。邪魔なので1つよけてもらった。席に着き、メニューを開く。ケーキは3種、だが果物が苦手な俺にとって選択肢は1つだけだった。
「大村君はイチゴショートとフルーツタルトどっちがいい?」
さらりと唯一の選択肢を削ってくる高松さん。
「チーズケーキで」
「・・・フルーツがダメって、不便よね。 葵はどうする? せーのっ」
ピッ、と2人そろってイチゴショートを指差した。お店の実力を知るには、王道商品が一番だ。
「えーっと、飲み物は・・・」
15秒ほどで決まり、店員を呼んだ。2人はカフェラテにしたようだが、
「はちみつラテで」
そう言った瞬間、バッ、と2人が顔を向けてきた。
「はい。以上ですね。少々お待ちください」
店員が去った後、
「また可愛いものを頼んだわね・・・」
「たまには、甘いものをと思ってね」
「あら、今あなたは十分に甘い思いをしてると思うんだけど」
「どこが?」
「女子2人と共同生活よ?」
直球で来やがった。
「それのどこが甘い思いなの?」
「な゛、っ・・・。確かに、”誰と”って言うのは大事ね。でも、葵とあたしだよ?」
「は・・・それが?」
「っ・・・毎日楽しいでしょ?」
<今、”花巻さんはともかく”って言おうとしたでしょ>
なにーー! ばれたーーー! 何で「は」だけで分かったんだよ。
「自分で何もしなくてもご飯やお風呂が準備されるのは便利だね」
<人聞きの悪いこと言わないでよ。僕は分け隔てなく接してるよ?>
「葵、あたしたち便利な女なんだって」
<表面上は、でしょ>
「あ、あは、は・・・」
このやりとりを呆れ顔で聞いてる花巻さんはどんな気分なんだろうな。ちなみに花巻さんに見えない方の会話は本当に見せられない事態になってます。
「考えてみれば仕事から帰った時にご飯もお風呂も用意されてるなんて凄いことだったよ。こんな僕のために2人の女の子がそこまでしてくれるなんて、僕は幸せ者だね」
<僕は2人とも同じぐらい感謝してるよ?>
「分かればよろしい♪」
<やっすい言葉ね。今晩はミネストローネよ>
うわああぁぁぁ。俺が食べれる範囲でトマトを仕込んでくるつもりだ。
<苦手食材を無理なく食べれるようにしてくれることに感謝します>
<これまでもそうやって好感度調整してきたのね。ミネストローネは濃い目よ>
ぎゃあああぁぁぁぁ。
機嫌取り 見透かされれば 逆効果
大村、心の俳句。”機嫌取り”が季語です。
ケーキセットが届いた。
「あ、おいしい・・・」
どうやら、お気に召したようだ。俺が口にしたチーズケーキとはちみつラテも申し分なかった。
「大村君に負けたのが、悔しいわ・・・」
<はちみつラテどうだった? もう甘いのは十分だろうから、ミネストローネ期待しててね>
「・・・・・・」
返事ができなかった。
店を出て、街からも出てレベル上げ。
日が傾いてきたぐらいで引き上げた。結果、俺のレベルは57、高松さんは58、花巻さんが52になった。明日で60はキツいか・・・? 中野の奴は56のままだ。今日は休憩でもしてたのか?
家に帰ると、宣告通りミネストローネが出て来た。わざわざ不自然に交代してまで、高松さんがそれを運んで来た。笑顔と共に送られたメッセージは、
<葵が持って来た方が良かった?>
だった。目を逸らすことをもって回答とさせていただいた。どんな言葉を返しても、機嫌取りと捉えられてしまう。実際、このミネストローネだけは高松さんに持って来て欲しくなかった。
風呂に入り、髪が自然に乾くまでリビングで過ごしたあと寝ることにした。ドライヤーを使ってもいいと言われたのだが、
<あたしたちと一緒にいる時間を短くしたいならね>
とメッセージが添えられたので自然乾燥させることにした。いつもそうだから問題ないのだが、下手な機嫌取りができなくなってしまったのは大問題だ。俺はこの先、肩身の狭い思いをせねばならないのか・・・。やっぱ全然甘くないじゃん、この生活。
<甘くなくて悪かったわね>
何なんだこの人!? 怖ぇよ!
寝たふりだ。とにかく寝たふりをしよう。ていうかもう寝るし。布団に入りおやすみグッナイ。
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翌日。日曜日。港に行かなかったこと以外は昨日と同じように過ごした。ただ、レベル上げ活動の引き上げタイミングが完全に高松さんが牛耳られ、思うように進まなかった。おかげで疲れは金曜の夜と比べれば結構とれたのだが・・・共同生活なんて、するもんじゃないな。自由が一番!
日曜日の夜を迎えた。最終的なレベルは、俺58、高松さん59、花巻さん53。多分、俺に遠慮して60まで上げなかったんだと思う。中野は、57だ。他の味方がいるかどうか知らないが、戦闘不能にはならないように頑張ってくれ。
「明日、レベル60なったらビジナ行ってもいい?」
「私は、もちろん大丈夫だけど・・・」
2人の視線が俺に注がれる。
「別にいいよ。Aランク装備、どんなのがあるか見て来て」
「オッケ」
今日の晩ご飯は、エビフライだった。女性陣のプレートにもトマトはなかった。それと、小鉢に大学芋があった。どうやら、甘いものを準備してくれたらしい。
<今日は、特別>
だそうだ。
風呂からも上がり、「髪によくないから」という理由でドライヤーを使わされ、寝る前の団らんタイムに突入。
「明日から、またお仕事頑張ってね」
花巻さんの優しさに、涙が出そうだ。
「無理のない程度に、頑張るよ。でもそっちこそ大丈夫? 人には無茶するなって言ってるけど、2人も結構疲れてるに見えるよ?」
「だったら疲れさせないようにしてもらえるかしら?」
「僕は僕で、疲れが溜まらない道を追求してるんだよ」
「そのためには周りを疲れさせてもいいの?」
「うん」
「堂々と言い切ったわね・・・」
「まあまあ、千尋ちゃん」
いつもの大村君のジョークだよ、と言った感じのご様子。ジョークじゃなくて申し訳ない限りだ。
そんなこんなで2日間の休みが終わり、また明日からメタリックカンパニーでの勤務が再開する。
次回:沈みゆく大国




