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流星の女神(仮タイトル)  作者: れいちぇる
8/15

変身!?



「なんかすごく嫌な感じ」


「あんたも感じてんじゃん。」


「あんたって。

わたしに仕えるならもっと敬いなさいよ。

しかもあんたじゃなくて乙愛。とあー!」


「はいはい。認めたら名前で呼ぶよ。」


「なんでそんな偉そうなの。」


「あんたこそあたしのこと名前で呼んでよね!シルフって!!」


「もう話になんない。」


4月上旬はまだ肌寒い。

上着もってくればよかった。

そんなことを考えこの精霊と言い合うこと数分。



「このあたりだ。」


ここは小さい時よく三人で遊んでた公園。

けっこう明かりもあるし、ジョギングしてる人もいる。



「せいほうせき・・・」


ん?


「せいほうせきをよこせ・・・」


星宝石??


声のするほうをみるとふらふらしながら女の人が近づいてくる。


「ねえ。精霊さん?あれなに。」


「だからシルフだって。」


「そんなことはいまどうでもいいの。なにあれ。」


「やばい状況だ。

走って人目のないとこに行くよ。

あんたが走ればついてくるから。」


え?走る?

わたしについてくる?

ええー??


「はやくしないとこの人、心を喰われちまう。はやく」


わたしは無我夢中で走り出した。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



はあはあ・・・。

こんな走ったの中学のマラソン大会以来。



「よしこのあたりで大丈夫。

いまからあんたがあの人の心を喰おうとしてる使い魔を浄化しないといけない。」


「浄化?なにそれ。どうやって。」


「これ。」


「ネックレス・・・?」


「つけて。星を想って願って。

浮かんできた言葉を叫んで!」


なによ。

星を想って願えって。

でもこれ綺麗。しかもまた乙女座のシンボル。



女の人がどんどん近づいてくる。



もうどうにでもなれ。

ネックレスを握りしめて目を瞑った。


浮かんでくる言葉??

ぜんぜん浮かんでこないよ。

助けて!助けて!!!!!



つぎの瞬間。


白い光に体を包まれた。

すご暖かい光の中。

誰かいる。誰だろう。ガイア様じゃない。

あの人は。


「とあ」


わたしの名前?


「とあ。私の力をあなたに授けます。人々を救って。ガイア様を助けて。」


「でもどうやって」


「いまあなたの胸に湧き上がってくる言葉があるはずよ。

それを声にして叫んで。星に祈りを捧げて。」


なんだろう。

体が。

わたしの中からなにか込み上げてくる。


「あなたは???」


聞いておくべきだと思った。

なぜかもう会えない気がした。


「わたしはヴァーゴ。水星を守護にもち、奉仕の心を司る星斗せいと


「ヴァーゴ!あなたが?なんでわたしを・・・」


まだ言い終わってないのにヴァーゴと名乗るその人は薄くなって消えていく。


「乙愛。あなたは星に選ばれし人。その役目を果たして」


その言葉を最後に白い光が消えた。



わたしは空を見上げた。

綺麗な夜空。

春の大三角形に大曲線。

星がわたしを呼んでいる気がした。



わたしは胸に込み上げてくる言葉を叫んだ。




「聖なる星の秘めたる力よ、汝の輝きを示せ。

 我が星斗 ヴァーゴ!」






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