夢の中で
よろしくお願いします
一週間に一話のペースで頑張りたいです
誤字脱字報告待ってます
熱い、寒い、苦しい
頭が痛い・・・『しんどい?』『何か食べる?』
知らない声・・・いや知ってる?
お母さんが私の手を握ってよく聞いて来てくれた。
お母さんって?
私の母は
1人ってこんなに寂しいんだ。 知らなかったな・・・
私は1人じゃない
いつも使用人がたくさん世話をしてくれるから
寂しくなんてないわ
頭痛がひどい 病院に行かないと・・・
病院って?
どうにか目を開ける。
目の前でたくさんのゴリラが戦っていた。
これは・・・何?黒い毛むくじゃらの巨人のような顔のないなにか
全身が固まる。冷や汗が止まらない。言いようのない恐怖が身体中に走る。逃げなきゃ、逃げなきゃ!重い体を持ち上げてベットから立ち上がる。動くたびに頭がガンガンと痛む。驚くほど体が軽い。部屋のドアに向かって走り出そうとした時、ふいに足がもつれる。「ガッ」という鈍い音がどこか遠くから聞こえた気がした。
…………
熱い、寒い、苦しい
助けて・・・『見るに耐えない顔だな』
グチャグチャになったレースを見つめる お母様が私を笑ってる
頭が痛い・・・目の周りが熱い
悲しくなんてない 涙なんて絶対に流さない
使用人は何処なの・・・私だけ辛い思いをするなんて許せない!
ハッと目を開ける。
目の前に驚いた顔をした知らない女の顔があった。
唇がピリピリと痛い。
「・・ッ」
とっさに口を閉じ枕の横のクッションを女の顔にぶつける。腕がスプーンに当たり女が私に飲み込ませようとした何かがベットに染みを作った。
「ふ、不敬よ。おまえのような使用人が私にさわ」
ガッと顔を鷲掴みにされ、無理矢理口を開けさせられる。顔をくしゃくしゃにした女の顔が私の顔を見つめ、いつのまにか持っていた小瓶を口に押し付けられそうになった時、
ぐらり、と世界が揺れた。
「「?!」」
地震、という単語が頭に浮かぶ
それがなんなのか考える暇もなく勢いよく扉が開いた。
「ルヴィニア様!ご無事ですか!」
ルヴィニア・・・そう、そうだ、それが私の名前
私の名前は―――
バキンッという凄まじい音がして強い揺れに襲われる
頭が重い 揺れてるのは自分だろうか、世界だろうか
女は恐怖に顔を歪めて叫んでいる
酷い金切り声だ 心なしか頭の痛みが増した気がする
薄れていく視界の中で女の体は輝いているように見えた
走りだそうととした方向は部屋の窓ですし足がもつれたのは脱ぎ捨てた部屋着のせいです
転んだ拍子に机の角に頭をぶつけました




