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丘の上の雑貨屋と魔王モール  作者: 登石ゆのみ
第16章 魔女帰省編
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季節の節目に祭りをするのは異世界でも共通~魔女は山に芝刈りへ~

ワルプルギスの夜の宴、当日の朝です。

「お母さん、昨夜は雨と風がうなっていたね。」

「今日は五月一日、愛しい子よ。」


「お母さん、ブロッケン山の上で雷が鳴っていたよ。」

「愛しい子よ、それは魔女たちがそこにいたからだよ。」


「お母さん、私は魔女なんて見たくないよ。」

「愛しい子よ、それはもう何度も起こっていることだよ。」


「お母さん、村にも魔女がいるの?」

「彼女たちは、あなたのすぐ近くにいるかもしれないよ、愛しい子よ。」


「お母さん、魔女たちは何に乗って山へ飛んでいくの?」

「愛しい子よ、彼女たちは煙や燃え上がる亜麻の火で飛んでいくんだよ。」


「お母さん、魔女たちは何に乗って遊びに行くの?」

「愛しい子よ、彼女たちは箒の柄に乗って行くんだよ。」


「お母さん、昨日村でたくさんの箒を見たよ。」

「多くの魔女たちがブロッケン山に行っていたんだよ。」


「お母さん、昨夜煙突から音がしたよ。」

「愛しい子よ、誰かが亜麻を燃やしていたんだよ。」


「お母さん、昨夜あなたの箒が家になかったよ。」

「愛しい子よ、それはブロッケン山へ行っていたんだよ。」


「お母さん、昨夜あなたのベッドが空っぽだったよ。」

「あなたのお母さんは、ブロッケン山の上で目を覚ましていたんだよ。」

『※ワルプルギスの夜(Walpurgisnacht) 作:ウィルヘルム・ヘーリング(ヴィリバルト・アレクシス)』

**

次の日、魔女が消えていた。テーブルの上に置き手紙。

『山に芝刈りに行ってきます。たぶん夕方には戻ります』

それ、昔話のおじいさんがやるやつでは……?


「おはよーっす!」

「おはようございます!」


「スコリィにイゴラくん、実は今日、この雑貨屋の四大祭りの一つ、ワルプルギスの夜です! 今日の夜はここでお祭りをして人を呼び込んで売り上げをガンガン伸ばします。魔女さんの友人も多数来るようです。それで、その衣装です!」

「こ、こんな衣装が必要なんすか?」


「ああ、それは、……重要な祭りのためなんだ! 今日の目標は売上3倍だ!」

衣装は次の通りだ。


スコリィ……チャイナドレス風。

ガディ……天女(サリー風)。

イゴラくん……ゴ。

ペッカ……ちびカウボーイ。

スラコロウ……王冠とマント。


「さあ、衣装のために祭りを盛り上げ……、間違った、祭りのために衣装も着て、気合い入れて準備するぞ!」

晴れ渡った空に向かって拳を突き出す。

「てんちょー、本音が漏れてたっす……」

ちょっと、だけですが午前の導入の様子です。午後5時~6時にまた更新します。遅れないように。。


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