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生き返ったー( ゜Д゜)



ギルド訓練場



 「ここが訓練場だ」


 「結構広いんだなそこそこ奇麗だし」


 他の町のギルドがどうなのか知らないがかなり広いな、ギルドの近くの広場くらいか?

 ん?【接続】で知ってるんじゃないか?何でも知ってるとつまらないから常識の範囲しか知らないな。


 「模擬戦で使う武器は今リャーナが持ってくる」


 ゴルドがそう言うとリャーナが来て。


 「模擬戦用の武器を持ってきましたよ」


 「手ぶらだけど武器はどこに?」


 「空間魔法の【収納】に入れて持ってきましたよ」


 「空間魔法を使えるんだな」


 「ええ、これでも魔法だけでA級になりましたから杖術も使えますが基本的に使いませんね」


 すごいなこの様子だと空間魔法以外にもいろんな属性が使えそうだな。


 「ところで模擬戦用の武器は何があるんだ?」


 するとリャーナは一つずつ取り出してくれた。


 「まずは剣ですね短剣、片手剣、大剣があります。マスターは大剣でいいですよね?」


 「ああ、それでいい一番慣れてるからなゼディアはどうする?」


 「ん?武器か、他にも槍とかあるんだろうが片手剣でいいよ」


 「わかりました」


 そう言ってリャーナはゴルドと俺にそれぞれ大剣と片手剣を渡してきた。なお、個人的にはもう少し刀身が長く、細くそして柄がもう少し長いのが一番扱いやすい塩梅だが本当はもっと細かいし我儘は言うまい。


 「おう、それじゃあ始めようぜ」


 そうゴルドが言い少し離れて構え、リャーナも審判として少し離れて立つ。


 「わかった、それじゃあ開始の合図を頼む」


 そう言い返し俺も剣を構える。


 「はい、それでは  始め!」


 リャーナが合図をした瞬間ゴルドが大剣を振りかぶり突進してきた。


 「ウオオオォォォォォォォ!!!!」


 「早いな」


 思わずそう呟いた。俺が封印される前に既に存在していた古き龍や神に仕える天使や悪魔、神獣、そして神と比べるとお粗末だがあの時代ほかの世界ならまだしもこの世界にいるエルフなども含めた人間たちの中でもここまでの者は中々いなかった。彼らも年月を重ね比べ物にならないほど強くなっているだろうがゴルドはおそらく30半ばぐらいのはずこの年でこれとは人類はあの頃と比べ圧倒的に強くなったようだしかもランクで言えばS級同格の他のS級やその上のSS級のことを考えると思わず楽しくなってしまう。

 そう考えている俺をよそにゴルドは間合いに入ると同時に大剣を振り下ろしてきた。


 「まずは様子見で避けよう」


 そう呟き間合いの外までバックステップで飛びのきゴルドが振り下ろした大剣が地面にあたる寸前で止まった瞬間に俺は前に走った。


 「シッッッッ」


 かなり速く走ったが封印される前と違いかなり遅いおそらく下界にいるせいでうまく力が使えないだけだろう慣れればもっと早く動けるだろうがこの程度ではゴルドに問題なく受けられるだろう。


 「ぬぅ...]


 その考え通りゴルドは大剣を引き戻し受けた。そこからはお互いに本気になり戦いだした。ゴルドは魔力で肉体と武器を強化し俺も呼応するように魔力で強化した。


 「ガアアアァァァァ!!!!」


 「ハァ!」


 お互いに切りかかり受け止め、受け流し、蹴りを繰り出せば蹴りを合わせられ戦い続けた。

 視界の端でリャーナが呆然としているのを見たが多分俺がここまで強いのを予想していなかったんだろう。さて、そろそろ決着をつけよう依頼も受けたいしな。

 そう考えて剣に込める魔力量を増やし、ゴルドが大剣を全力で振り下ろすのに合わせ剣を横薙ぎに振り上げそのまま体全体で剣を振り抜き大剣を両断した。


 「なぁっ!?」


 「ッッッ!?!?」


 その結果にゴルドは驚きの声を上げリャーナは声すら出さずに驚愕していた。


 「ふぅ、リャーナ審判は?」


 「え!?あっはい!勝者ゼディア!」


 呆然としていたリャーナだったが名前を呼び審判を促すとすぐ元に戻り宣言した。

 一方でゴルドは両断された大剣を見ながらひきつった笑みを浮かべていた。

    

次は早めに投稿できるように頑張ります


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