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魔法少女として、一人の人間として

 

「ん〜、よく働いたわね」



 背伸びをしながら俺は、ダイヤはミンキーに近づく。喧嘩をして互いの本音を言い合った甲斐もあってか、それ以降の戦いで魔法少女コンビとしての結束力は強くなった気がする。



「まだまだだよ。今日もダイヤに危ないところ助けて貰っちゃったし」

「当たり前よ。魔法少女なりたてのひよ子ちゃんに負けるわけにいかないわ」

「ダイヤのいじわる。私だってもう立派な魔法少女だよ」



 そう。俺にとってはいつまでも危なっかしい後輩にしか見えないミンキーも、もうすぐ2年目を迎える。平均的な活動期間が3年弱しかない魔法少女の中で立派な一人前と呼ばれる時期になる。



「そうだったわね。ミンキーも先輩になって、また新しい魔法少女が誕生して……私はいつになったら」



 魔法少女を引退できるのだろうか? と小声で呟く。このままいけば敵との戦いは激化し、必ずミンキーは魔力を全て使い切る最終決戦に挑まなくてはならない。魔法少女としての能力と引き換えに世界に束の間の平和をもたらすために。


 そしたら、マジカル・ダイヤはどうするだろう。



「も〜!そんな暗い顔しない。スマイルスマイル」



 気を遣わせてしまったらしい。ミンキーは俺の頬をグイっと持ち上げて無理やり笑わせる。

 そしてニカッと自分も笑う。


 あぁ、前に比べて引退について考えることが増えた理由がわかったかもしれない。



「そうね。魔法少女は笑顔じゃなきゃね」

「うん! 魔法少女はみんなの希望だかね‼︎」



 真っ直ぐで、健気で、一生懸命。

 ドジでマヌケでおっちょこちょい。



 そんなミンキーがーーーー

 そんなキラリちゃんがーーーー



「ミンキー。私、貴女のそういう所大好きよ」





 愛おしく思えた。
























 次回予告。『魔法少女マジカル・ミンキー』



 ついに現れた最強の敵。ワールドエンド。

 今まで倒した敵のパワーを吸収したワールドエンドの強さは過去最強。


 伝説の魔法少女マジカル・ダイヤの力も通じない。

 どうするマジカル・ミンキー⁉︎



 絶望に沈む世界の為に、一人の魔法少女は決意する。



「魔法少女は不滅よ。人間の諦めない強い意志がある限り!」



 人は誰でも光になれる………魔法少女がこの星に奇跡を巻き起こす‼︎






 最終話【さらば伝説。希望の魔法少女たち】





 次回もお楽しみに!







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