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ざまあサイド

キャロルが神界で過ごすかたわら地上ーー聖王国では、


「聖女様ぁぁ!」


キャロルのあとを継ぐ新たな聖女として義妹であるエリザベスが大聖堂のテラスから群衆に手を振っていた。


「こっちにも手を振ってくださぁぁい!」


集まった群衆は3万人以上にのぼり、それはそのまま聖女人気と権力の高さを示すものだった。


(ふふ。きたわ。私の時代が)


誰よりも目立つことが好きで、自分が誰よりも特別な存在であると信じていたエリザベスにとっては、それが証明された日となった。


(邪魔なアイツは死んだ。王太子との婚約も決まった)


まさに最高。これほどの幸福はない、とエリザベスは3万人の群衆に作り笑いを浮かべ心の中で


(バカな奴らね。私の紋章はニセモノなのに気づかないとか。本当の聖女はもうこの世にいないというのに)


嘲笑っていた。そして


(さぁ、私をもっと崇めなさい)


バカと見下す群衆からの声援はエリザベスの空虚な心を満たし、有頂天にさせた。

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