表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/40

魔王サイド

春が来た。ついにワシにも


"魔王様。500年前からずっとずっと好きです"


春がやって来たぞい!


(ふふふーーついに、ついにワシにも彼女ができたぁぁ!)


ずっとずっとコンプレックスじゃった。年齢=恋愛経験なし……じゃがそれももう終わりじゃ。今なら見栄を張らずに、やり過ごそうとせずあやつの相談に乗れるぞ。


(経験者じゃからの)


「魔王!」


そらきた!ふっふっふっ!


(今のワシならどんな問題にだってアドバイスできちゃうよぉ)


ワシの執務室にレオンがやってきた。レオンーーきゃつは、ワシの前にやってくると開口一番。


「嫌われたかもしれない!」


それだけ言うと、目をうるわせて助言を求めるように「助けてくれ」と視線を向けてきた。


(ふっふっふっ、なるほど。察してということか。ふむ、よかろう。昨日、恋人ができたワシなら予想できるはずじゃ!)


まさかそこまでレオンがワシのことを信頼してくれていたとはーーワシは感動を覚えつつ考えた。


「ふむ」


レオンーーきゃつの信頼に応えるために。いや、プライドのためにも助言をして見せる!彼女の名にかけて!


(ふむ)


と意気込んではみたものの


「ふむ?」


なんのヒントもなしに何があったかを想像するって無理じゃね?せめて何かしらのヒントが欲しい。そう思ったワシは


「で、何があったんじゃ?」


とレオンに聞いてみた。


(ちょっと直接的な質問すぎたか?)


不安に思ったが、聞いてしまったものは仕方ない。さぁ、レオンの解答やいかに。


「……きゃ」


きゃ?


「……キャロルに嫌われたかもしれない!」


レオンは涙を流してワシの執務机に顔を埋めた。それ以上は何も話さず。


(まさかのノーヒント!)


期待していたヒントがもらえなかったワシは、執務机に頭突きをかました。


(わかるかぁぁ!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ