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レオンサイド
なぜだ。
"お、はよう"
目を逸らされた。
"な、なんでもない"
悔い気味に否定された。
"ご、ご飯にしよ!"
避けるように走り去っていったーーなぜだ。あの日から1週間、ずっとこんな調子だ。
(僕はいったい何をしたんだ!)
あの日、僕は本音を伝えて、キャロルもそれに答えて胸の内を話してくれた。心と心が通って、距離が縮まった気がした。気がしたんだ。
(なんで避けられてるんだ)
かたまるぼくに
「くぅ」
ポチ(なついてついてきたフェンリル)がやさしく寄り添ってきた。
「ポチ……ぼく嫌われたのかな?」
ポチの毛並みは柔らかく
「ばう」
抱きつくぼくを尻尾で優しく包み込んでくれた。柔らかい。
「ポチィィィ!」




