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キャロルサイド
レオンの説明を聞くかぎり魔王を討伐さえすれば自由に生きることを許されたみたいだった。
「私のせいでごめんなさい」
ただ私のせいでレオンは力の大半を失ってしまった。しかも無理やり使えば命がないという。
「キャロルが無事ならぼくはそれでいいよ」
レオンは私の手を握ったまま、前を見て言った。
"なんでこの程度のことができないんだ!"
古龍討伐でも、死人を生き返らせてほしいという依頼でも、失敗することは許されなかった。できなければ叱責され、独房行き。
(失敗して責められないなんて)
初めての経験で戸惑った。けど、嬉しくもあって。レオンの優しさが心にしみた。
「じゃあこのまま魔王の討伐にいく?」
「うん。このまま行こうと思う」
私とレオンは少しその場で休んでから魔王城を目指して魔の森を進んだ。
(私のせいでレオンは力を失った)
そして私は
(なら、レオンの分まで私が戦わなくちゃ)
そう心に誓った。




