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あなたと別れてあなたがどれだけ私の事を愛してくれていたか分かるなんてね。

作者: 七瀬





”あなたと別れてあなたがどれだけ私の事を愛してくれて

いたか分かるなんてね。”





私はいつも気づくのが遅い。

これは昔からだ!

小学校から仲が良かった女の子とも、私が一方的にその子をせめて、

女の子は親の都合で引っ越して行ってしまった。

あの日は、”その女の子が勇気を持って私に引っ越す事を話してくれる日

だったはずなのに、私はどうでもいい話ばかりしてその女の子の話を全く

聞こうとしなかった。

”多分、私の中でその女の子から何を言われるのか感覚的に分かっていた

のかもしれない。”

当時の私はきっとその子が居なくなる事が怖かったんだと思う!

これからもずっと私はその子と一緒に居れるモノだと思っていたから。





・・・でもあれから随分経ってその女の子と会った時に私は直ぐに

その子に謝った。

彼女はもう大人の女性になっており、私を優しく許してくれる。



『”あの時は本当にごめんなさい!”』

『えぇ!?』

『ずっと気になってたの、最後の日! 喧嘩分かれした事を。』

『ワタシこそ! 本当にごめんね、ちゃんと話せなかったのが

悪かったんだと思う。』

『そうじゃないの! 私が澪ちゃんの話を聞きたくないと思って、

聞かないようにしてたの。』

『”分かってたよ、おとねちゃんは何となく分かってたんだよね。』

『・・・ううん、』

『でも今日、おとねちゃんに会えて良かった! 心にずっと引っかかっ

ていた棘が取れたいみたいで、スッキリしたわ!』

『私もよ!』

『”これからもワタシ達、親友だよね!”』

『澪ちゃんは私を許してくれるの?』

『許すも許さないも、何にもワタシは怒ってないわ。』

『・・・み、澪ちゃん、ありがとう。』

『これからはもっともっと会えなかった時間を二人で埋めて行こうね。』

『うん!』





・・・この時は、彼女の寛大なココロで私を許してくれたわ。

その後は、お互い時間があえば二人でご飯に行ったり、旅行に行ったり

お互いの家を行き来する仲になったの!

元々、気が合う二人だから直ぐに”空白の時間”を埋めるのにそう時間は

かからなかったわ。



でも? 彼とはそうじゃなかった。

私が27歳の時に付き合出した彼と3年後別れる事になったの。

今思うと? ”彼は私の両親から私との結婚は許さないと強く言われて

いたらしい。

私は何度か彼を実家に連れて行っていた。

いずれは私と結婚する相手だし、”私の両親や兄と仲良くなってもらえた

らと思っていたからだ!”



・・・だけど? この私の考えは物凄く甘かったのだろう。

当時彼は? ”フリーターで定職に就いていなかった。”

【彼の夢は画家】になる事で、時間があれば家でいつも絵を描いて

いたからだ。

私は夢を追いかける彼が好きだったのだけど?

私の両親や兄は、”夢ばかりを追いかけて定職に就かない彼を私と結婚

させるつもりはなかったらしい!”

私が見てないトコロで、両親や兄が彼と連絡を取り私と直ぐに別れるよう

に強い口調で彼に言っていたと後で私は知った。”

私も当時27歳で直ぐに別れないと次の相手が見つからないと彼は私の

両親に言われたらしい。

まさか? そんな事を私の両親や兄が彼に言っていたなんて!

何にも知らなかった。




確かに私と別れる時、何か彼はおかしかったような気がする。

私に別れ話をする3カ月前から私に普段なら言わない愚痴や文句を

言うようになっていたし。

何かと私につっかかる事を言うようにもなっていた。

そう、私と彼はしょっちゅう喧嘩をするようになったのだ!

それも彼の計算通りなのか?

私の事を考えて前もって、私と別れる準備をしていたのだろう。

”でもこれは? 彼の本心じゃない!”

私の両親や兄に私と別れるように言われていたから。

彼は今も夢を追い続けている。



・・・でも私は、”彼と別れて兄の知り合いの男性と結婚してしまった。”

私の両親や兄は凄く今の夫と結婚した事を喜んでいる。

”でも私は今も彼が好きだ!”

まだ私は彼を忘れられないでいる。

もう元には戻れないのに、いつか本気で私は彼が迎えに来てくれると

どこかで信じているのだ!

”そんな私は、普通ではないのでしょうか?”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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