アリスちゃんの手料理と明日の予定
「アリスちゃん、ここに戻っていたのか。 凜さんには伝えてるの?」
「クリア後に伝えてあるのです。 美波姉様と共にすでにOKの返事があったのです」
「そっか。 じゃあ、俺は聖水風呂に入ってから食事をするよ」
「分かったのです。 その間にご飯が出来ると思うのです」
アリスちゃんは、攻略後に凛さんに俺のアパートに向かう事を伝えているようで、美波さんにも報告したようだ。
双方ともOKの返事が貰えたので、早速転移して彩音さんから貰った予備の合い鍵で先にお邪魔させてもらったという。
俺が帰って来るまでの間に、アリスちゃんはせっかくなので料理を振舞おうと考え、今に至るようだ。
アリスちゃんの作るご飯、すごく楽しみなのだがアンデットと戦った後なので、先に聖水を風呂水に混ぜ込んだ【聖水風呂】に入ることに。
これは、アンデット特有の匂いによる不快感を除去出来たり、アンデットの姿を忘れさせる効果があるので、食事前に入れば安心して食事が出来るのだ。
大体30分ほど浸かり、頭と体を洗い終えてようやく聖水風呂から出れるのだ。
「ゼロ兄様の寝間着、置いておきますね」
「ありがとう、アリスちゃん」
そこにアリスちゃんが俺の寝間着類を籠に置いてくれた。
あの一泊の時に、一応教えていたのだが、本当に神童なのか覚えが良すぎるなぁ。
そして、風呂から上がり、水を排除してから身体を拭いて寝間着に着替える。
「お待たせ。 おおおっ、美味しそうだな」
「えへへ♪ 腕によりをかけて作ったのです。 転移の前に駅近くのショッピングセンターで食材を買ったのです」
風呂から上がり、テーブルにはアリスちゃんの作った料理が並べられていた。
ミートソースのパスタやポテトサラダに目玉焼き、そして豆腐とあおさの味噌汁だ。
どれも美味しそうだ。
「「いただきます」」
二人同時に手合わせして、いただきますの挨拶をした後で、アリスちゃんの手料理を食べ始める。
「おおっ、美味しい!」
「えへへ♪ お口に合ったようでよかったのです」
美味しそうに食べる俺をアリスちゃんは嬉しそうに微笑む。
やばい、守りたいこの笑顔!
彼女の美味しい手料理を俺は瞬く間に食べ終える。
あのダンジョンでの攻略に時間が掛かったのか、かなりお腹が空いていたようだ。
「ふー、ご馳走さま。 すごく美味しかったよ、アリスちゃん」
「ん~♪ ご褒美のナデナデが心地いいのです~」
美味しい料理を作ってくれたアリスちゃんの頭を撫でる俺。
当のアリスちゃんは、より眩しい笑顔で目を細めていた。
「そういえば、アリスちゃんが凜さんと挑んだダンジョンは、どんな感じだった?」
「仕掛け中心のダンジョンだったのです。 穴の先にあるスイッチを凛姉様の投げナイフで起動させたり、時間内に全てのスイッチを踏むとかですね。 仕掛けなないエリアにはコボルトやジャッカルなどのエネミーがいましたし、ボスはコボルトキングでしたね」
「そっちは仕掛けメインか。 凜さんと合流が必要なわけだ」
食事の後で、アリスちゃんが凛さんと挑んだダンジョンについて聞いてみた。
どうやら、駅地下のダンジョンは仕掛けがメインのダンジョンで、投げナイフなどでスイッチを起動したり、全てのスイッチを最初のスイッチを踏んでから時間内に全てのスイッチを踏むと言った仕掛けがメインだったという。
出現エネミーはコボルトやジャッカルで、ボスはコボルトキングらしい。
投げナイフがないと攻略できないダンジョンとか、道理で凜さんと一緒に攻略する必要があるわけだ。
「あと、明日も学校は休みだっけ?」
「はいなのです。 月曜まで休みで学校は火曜日かた金曜日までなのです」
「じゃあ、せっかくだし、明日用事がなければ近くのショッピングセンターに行かないか?」
「もちろんです♪ ゼロ兄様との時間を優先にしていいと言ってくれましたので」
どうやら、向こうはアリスちゃんに俺との時間を優先してもいいと言っているようで、明日のショッピングセンター行きもOKしてくれた。
まだ12歳ながら、料理も出来る可愛い子と一緒に居れる時間が少しでも欲しいと思ったので、これは嬉しい。
あの愚兄の件がまだ燻っているので、尚更だ。
「じゃあ、決まりだな。 明日、楽しみだよ」
「はいっ♪ では、今夜もアリスと一杯楽しむのです」
「よし、楽しもう」
明日の約束を取り付けた俺とアリスちゃんだが、今夜の楽しみは忘れない。
今夜もアリスちゃんと色んな事をして楽しんだのだ。
アレな事もそうだが、ゲームの方もちゃんと楽しんだしな。
さぁ、明日が楽しみだ。
次回は明日に更新します。
時間帯は未定です。
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