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第16話

もう少し見つかるのが遅かったら命が無かったギリギリの所だった。


それからは家族の一員として仲間入りをして今ではおてんば娘でそれがまた可愛いらしい。


ララの事を話す男の姿と目つきは最初の印象とは随分違いとても優しさが伝わってきた。


ララに助けられたのは俺もそうで、地震が収まった後シェルターからララが一目散に飛び出して走っていったらしい。


それを追うようにしてシェルターから抜け出しララの後を追いかけると、倒れている俺の傍でララが吠えて引っ張って連れて行こうとしてくれた。


ララがあまりにも必死だから仕方なく誰とも知らない俺を助けてくれたらしい。


この病院は通学の時に毎日通っていた道沿いにあり、学校のすぐ近くだった事には後から気付いた。


そんな事でララは俺の命の恩人だ。


数日経って、歩き回れる程に回復したので、お礼を言って別れを告げた。


確認はしていないけれどきっと行く当てなどないと思えたが、こんな危機的状況でこれ以上お世話になるのはいくら俺でも気が引けた。

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