人生に飽きた
温かい子宮に還りたい
人生に飽きた
作:石山はじめ
今日も生きている、めんどくさい
生きるのに飽きた
今日も生きている、あきた
生きるのがめんどくさい
この文章は生きていますか?死んでいますか?
生きるのが億劫だ
楽しいことが一瞬で、それはもう切なさで乱れうちだよね
しかたないね
女の子の胎内に回帰できたら良かったのにね
やさしいゆりかご
あたたかくて、やわらかくて、レモンの大きさの内蔵
聞こえるのは心音とか、内臓の動く音
血液の巡る音、女の子の声
還りた~い、還りた~い
あったか子宮に至急に還りたい
そりゃぁもう四球で死球されたぐらいにしんどいって感じ
しらんけど
だって生きているんだもん
何が悲しくて生きているんだ
私に明日を下さい
私に生き生きと闊達と永く長く幸せを、明日をあしたをください
明日葉でお茶でもつくるかのように、明日を下さい
死んだように生きる明日じゃ無くて
生きていること、生きた明日を下さい
今日は憂鬱です、U-2偵察機で明日を偵察できたら楽なのに
今日も教徒て生きてしまった
どっかの教徒が京都で凶徒
私はどこかの教徒じゃないけど
しかたなく生きている、でもでもだって生きている
ゴメスってかんじで生きている?ポン・チョイミンって感じで生きている?
わからない、わからない
だって今日の自分は明日の自分じゃ無いけど
今日の自分は明日の自分だから
明日は一昨日の風が吹いていて
一昨日は明明後日の風が吹いている
みている、私を観ている、私は私を観ている
自分大好きな私を観ている、それでいいのだといってくる
どうしたら良いんだよ
楽しいことが一瞬で過ぎてしまって
生きるのに疲れてしまう
ああ、神様!八百万の神様達!
私を助けてください!
私を救ってください!
私を愛してください!
未来に確かな希望が見えないのです
憂鬱な今日この頃