エピローグ
ピ~ラリラ プロロピロ~ ピロピロピラピロ ピッパッピッ ピ~ラリラ プロロ…
ピッ
「はいはい?」
「聞き忘れてた~! どっちのコンビニ!?」
「あ、んっとね、駐車場が広い方。」
「イヤちょっと! 店の名前で言ってよ! まぁ広い方で分かるけども・・・・・・」
「それは言えない事情がありまして・・・・・・」
―――――
ピッ
コンビニに居るというのに消音機能にしていなかったおかげで、今時珍しい着メロを店員さんに聞かれてしまった。
正直、恥ずかしい気持ちで一杯になりつつも、レジ寄りの窓際で立ち読みを続ける。
ここにいると駐車場に入ってくる車をすぐに確認できるので、暫くここから離れるつもりは無い。
それから約5分が経過。
午前9時12分。
いつもとは違う状況に加え、1ヶ月ぶりの再会というのもあって早く着き過ぎた私は、待ち合わせ場所であるレストランの少し手前にあったコンビニで時間潰し中。
日曜の為か道路は朝から渋滞気味。
連絡を取り合った結果、最初に着いた私が立ち寄ったこのコンビニの駐車場が、待ち合わせ場所に変更された。
外を気にしつつ品揃えの悪い本を片っ端から漁っていた私の目に、1台の軽自動車の姿が映った。
よく似た車は何処でも見られるが、このタイミング的にあの車で間違いないだろう。
本を置き、入口の脇で待っていると、駐車場には予想通り待ち侘びた人達の姿が目に入る。
ガラス越しに店内の私の姿を確認してくれた、先頭を歩く綺麗な女性。
彼女が手を振ってくれた事で、後ろを歩く2人の子供達も私に手を振ってくれる。
笑顔でそれに応える私が片方の子供に目を奪われている間に、先頭の女性は店内へと入って来た。
「いらっしゃいませ~」
「順ちゃん! おはよ!」
「おはよ、ハルちゃん。」
「しっかし目立つわ~順ちゃんの車。」
「フフ、確かにね。」
「多分どっちのコンビニか聞いてなくても、すぐに分かったよ。」
久しぶりに会うハルちゃん。 相変わらず元気で綺麗な女性。
すっかり 「お母さん」 してるけど、体型も良くて薄化粧なのに美人だから、まだ20代後半に見えなくもない。
そんな彼女に見惚れている間に、続けて入って来た2人の子供と1人の男性。
「おはよう順ちゃん!」
「おはよーじゅんちゃん!」
「おはようございます」
「おはよ~! おはようございます、どうもご無沙汰してます。」
コンビニの入口でお構い無しに飛び交う挨拶。
レジにいる若い男性店員も 「ここで待ち合わせかよ!」 と言いたげな表情。
賑やかなムードで再会を済ませ、とりあえず店に迷惑を掛けないよう飲み物を買って駐車場へと移動。
「ねぇ順ちゃん! 前とちがうニオイがするっ!」
「え・・・・・・あぁ、香水のことね。」
「いいニオイ~!」
「変えたの気付いてくれるなんて嬉しいな~」
香水の匂いが好きなのか、私にくっつきたいだけなのか、足に絡み付いてくる清久君。
子供達にすっかり懐かれている私は、3度目の訪問から 「順ちゃん」 と気軽に呼んでもらえる様になっていた。
ハルちゃんの家族と外で会うのは今回が初めてのこと。
再会の喜びから最初は付き纏ってくれる絵里香ちゃんも、少し落ち着くとママの元へと戻って行く。
でも、清久君はいつまで経っても私から離れようとしない。
手を繋いで私の隣にいるのが落ち着く様で、そんな清久君が子供ながらもどこか男らしく見える私は、まだ恋をしている少女の様に喜んでしまう。
「いい天気ね~」
「絶好のピクニック日和だな」
「あ、ハルちゃん。」
幾ら気持ちの良い天気でも、この場所は只の待ち合わせ場所に過ぎないので、いつまでもここでお喋りしているのも時間が勿体無い。
かと言って、今日の目的地へ向かう為にはまだ全員が揃っていない。
私はもう1人の所在を確認する意味で、次の質問を投げ掛ける。
「連絡あった?」
「え・・・・・・あぁうん、道が混んでるから30分くらい遅れるかもって。」
「じゃあもうすぐだね、どんな車で来るんだろ。」
「ん~イメージ的には黒塗りのベンツとか・・・・・・」
「ハルちゃん・・・・・・有り得ないって・・・・・・」
そう言いつつも、えげつない想像を膨らませる私の視界に、タイミング良く映り込んできたのは1台の大型ワゴン車。
駐車場に入ってきたその車はガラ空きの空間の中で迷うこと無く、私達の車の横に付けてきた。
まさか、と思いつつ後進中の車の運転席を覗き込むと、私の予想は大的中。
「うわ・・・・・・ホントに黒塗りだったよ・・・・・・」
「ハルちゃん・・・・・・この場合は黒塗りとは言わないよ・・・・・・ブラックね」
「ある意味、あの人にピッタリな車だよな。」
そう言う洋太さんの意見には賛成出来た。
スムーズに駐車した車のエンジンを切り、降りて来たのは相変わらずの大男。
「どうも」
「久しぶり! 健さん!」
「お久しぶりです、お元気そうで。」
もうなんて言うか、挨拶からして滅茶苦茶シブい。
サングラスを取って会釈した健さんに対し、まず先陣を切って挨拶したのはハルちゃん夫妻。
「ママ~けんさんだ~」
「けんさんだ~! カーッコい~!!」
「こら、ちゃんと挨拶しなさい2人とも。」
続いて子供達も挨拶(?)するけれど、また一段と変わっていたその雰囲気に驚く私はつい出遅れてしまった。
「あ、お久しぶりです・・・・・・」
4人の謎を解き、伝言を受け取り、全ての真実を知ったあの日から約2年。
私はあれからもよく家にお邪魔していたので、もうすっかり家族の一員といった感じ。
健さんに関してはハルちゃん宅を訪ねる事も滅多に無いようで、洋太さんがたまに電話で連絡を取り合うだけだったらしい。
つまり、こうして6人揃って会う事になるのは約2年ぶりの事。
「実は・・・・・・なんだ・・・・・・その、オレ1人じゃないんだ・・・・・・」
愛車のボンネットに手を付き、何故か動揺している健さん。
一同その様子を不思議そうに見守る。
意味深な言葉を残して助手席側に回り込むと、後部座席の位置まで来てそのドアに手を掛ける。
「まだ言って無かったが・・・・・・家族も連れてきた」
そう言って勢いよくスライドドアを開け放った健さん。
中に座っている人を見て驚いたのは私だけじゃなく、ハルちゃんもきっと同じ筈。
「え・・・・・・!!」
「・・・・・マコ・・・・・・トさん・・・・・・?」
案の定、驚くハルちゃんに続き 「その名前」 を言ってしまった私。
驚くのも無理は無かった。
あの頃のマコトさんにそっくりな女性が、健さんの車の中に座ってこっちを見ているのだから。
「紹介しておくよ・・・・・・妻の七海だ。」
「・・・・・初めまして、栗原 七海です。」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!』
と、ハルちゃんと私は2人揃えて大音量の声を上げてしまう。
初対面の人を前に、いい歳した女が揃って有り得ない程の恥ずかしい反応を見せてしまった。
赤面する私に変わり、落ち着いたハルちゃんが怒涛の質問攻めを始める。
「ちょ・・・・・まず健さん・・・・・・いつの間に結婚したの!?」
「1年と・・・・・・5ヶ月前か」
「なんで教えてくれなかったの!? 洋太にも言って無かったの!?」
「あぁ、祝いとか要らんし、次に会う時に驚かせようと思ってな・・・・・・」
「そんな~!! でも・・・・・・本当に似てる・・・・・・」
「・・・・・出会ったのは・・・・・・あの後すぐだな」
「うそ・・・・・・なんか凄い運命的・・・・・・」
「まぁ、オレもそう思った。」
「奥さん・・・・・・お若いですね・・・・・・」
「14も離れてるからな」
「む・・・・・・ってことは・・・・・・43+2-14で・・・・・・」
「こら遥、いい加減にしろ。 詮索し過ぎだ。」
洋太さんの厳しい一言で反省するハルちゃん。
ともあれ、驚きは隠せなくともこんなにハッピーな知らせを前にして、七海さんを邪魔者と思う人間なんて何処にもいない。
そこからは初対面である健さんの奥さんも加わり、仄々(ほのぼの)とした1日が始まった。
全員が揃った事でこれから向かう先は、車で1時間程の場所にある 「美園山森林公園」
そこは山の西端にある自然公園で、園内には周りの山並みを一望できる展望の丘や、多くの野鳥が見られる森もあり、それらを繋ぐ遊歩道も整備されているらしい。
ハルちゃん一家では何度か来た事があるそうだけど、私にとっては初めての場所。
別にピクニックという訳でも無いけど、今日は自然と触れ合って1日ゆっくりしようという事になっていた。
洋太さんの運転する軽自動車を先頭に、コンビニの駐車場を出発した3台の車。
その中で私だけが1人になると覚悟していたけど、なんと出発寸前に清久くんが 「順ちゃんの横に乗る」 と言い出した。
今までに子供を乗せた事は1度も無いし、自分の運転技術から言ってお勧めは出来ないと断固拒否した。
でもハルちゃんと洋太さんの強引なお願いで、私は助手席に清久くんを乗せて出発する事となった。
正直言って嬉しかった。
何年も前から親がしつこく勧めてくる見合い話も断り続け、未だに結婚する気は無く、恋人だって作る気は無い。
大学生の頃から、ヨシ君の想いを知った2年前までの15年間だって、何人かと付き合ったりはしたけど、結婚するまでには至らなかった。
それは、私の心からヨシ君の存在が消える事は無かったから。
私は17年間、ずっとヨシ君の事を想い続けてる。
それはハルちゃんにだって言った事は無いけど、親しくしていれば口には出さずとも、きっと見抜かれていると思う。
それでも、誰になんと言われようと、決してその気持ちが変わる事は無い。
私は寂しくなる度に、ハルちゃんの家を訪ねては清久くんに会って癒されていた。
隣に座っているのはまだ8歳の子供。
それでも、ちゃんとヨシ君の存在感を持った清久君と2人きりになれるのは、私にとってこれ以上に無い程の喜び。
「清久くん、もし気分が悪くなったりしたら言ってね。」
「だいじょうぶ~」
「・・・・・こうゆう車は好き?」
「うん! カッコいいね!」
恥ずかしい事に、私は緊張していた。
出会ってから初めての2人きりという状況に、会話が途切れる心配や、つまらないと思われてしまう不安など、色んな想いが頭の中を埋め尽くしていた。
それはまるで、中学の頃に初カレと初デートをした時の様な気持ち。
前方を走るハルちゃんの車を追う形で走っているので、スピードを出し過ぎる癖が出る心配は無い。
運転に関する不安は忘れて 「とにかく会話を盛り上げなければ」 という想いで一杯になる36歳の胸の内。
「・・・・・いつもどんなアニメ見てるの?」
「う~ん、いろいろ~」
「そっか・・・・・・じゃあ好きな歌とかある?」
「ん~それもいろいろ~」
思い付く限りに様々な質問を投げ掛けてみるけれど、どれもそんな返事ばかりで話が広がらない。
もしかしたら私は嫌われてるんじゃないかと思ってしまう反面、自らこの車に乗ってくれた事を考えれば、そんな事は無い筈だと信じたい複雑な心境。
「あ・・・・・小学校は楽しい?」
「うん」
「えっと・・・」
「ねぇ順ちゃん」
「え?」
それまでずっと外の景色を見ていたのに、何故か急に私の顔をジッと見つめる清久君。
その真剣な眼差しに思わず目を奪われてしまいそうになったけど、脇見運転なんて行為は決して許されない。
前方と助手席を交互に見る 「おばちゃん」 へ向けられたその 「アツい視線」 は、数秒間の沈黙と共に私の鼓動を騒がせた。
「ど、どうしたの・・・・・・?」
「がんばっていろいろ聞かなくていいよ」
「え・・・・・・」
「いつもの順ちゃんでいいよ」
「・・・・・・」
「それがいちばん好きだから」
なんて事だろう。
焦る私の気持ちを完全に見抜かれた上に、心に響く言葉まで告げられてしまった。
とても8歳の子が言う台詞とは思えないけど、私にはもうそんな事どうでも良かった。
だって、それは以前にも1度言われた事がある台詞だったから。
17年前の記憶が呼び覚まされる。
あの世界で、島の探索に出発したその日の夜。
浜辺で一夜を過ごす事になった5人。
他の3人が寝静まった頃を見計らい、こっそり私を起こしに来たヨシ君に 「浜辺を歩こう」 と誘われた。
前日にも森の中で2人きりの時間を過ごしていたけど、夜の浜辺なんてムードのある場所に私は緊張しまくりだった。
暗い海を見ながら無言で歩き続けるヨシ君。
横を歩く私は、2人の間に流れる沈黙をどうにかしようと焦っていた。
だってせっかく誘ってもらったのに、つまらない子だと思われてしまうのが怖かったから。
とにかく 「会話を盛り上げなければ」 という想いで一杯になる19才の胸の内。
思い付く限りの質問や話題を必死に振る私に対し、ジッと顔を見てヨシ君が言ってくれた台詞。
『そんなに頑張らなくていいよ、いつもの順ちゃんが1番好きだから。』
忘れられない思い出。 忘れる事なんか出来る筈もない私の大切な思い出。
ヨシ君と同じ目で、ヨシ君と同じ台詞を、清久君に言われた私の胸には新たな感情が芽生えていた。
それはきっと、気のせいなんかじゃない。
この瞬間からだった。
「今もヨシ君を愛してる」 という気持ちが 「清久君をずっと見守りたい」 という気持ちに変わったのは。
午前10時52分。
コンビニを出発してから1時間と10分。 予想外に道が混んでいた割には早く目的地に到着できた。
家族全員で車に乗ると必ず運転手の役を買って出てくれる洋太だけど、その理由を私は知っている。
運転よりも子供の相手をする方が疲れるから。
確かに私もそう思うのだけど、今日ばかりは清久がいない事で絵里香が大人しく、道中の景色をゆっくりと楽しむ事が出来た。
園内の駐車場近くまで来ると、後ろの2台が逸れていないか最終確認。
自然公園には不釣り合いなスポーツカーと、同じく違和感のある大型ワゴン車はピッタリと後ろからついて来ている。
「ねぇ洋太、もしあの2台が連れじゃなかったら絶対逃げるよね。」
「あはは! そりゃ怖いな!」
自然公園と言うだけあって、ここには売店や自動販売機すらも殆ど存在しない。
でも、そんな事は百も承知。
充分な飲み物に加え、朝早くからハルカ特製巨大お弁当を用意して来たので問題無し。
広い割にもうかなりの車で埋め尽くされている駐車場で、3台並べるスペースを見つけて駐車完了。
車を降りた一行が遊歩道を伝って向かう先は展望の丘。
それは 「最高の絶景ポイントがある」 とお勧めした私に 「見たい!」 と言ってくれた順ちゃんと七海さんの言葉で即決したもの。
木々に囲まれた遊歩道は、只歩くだけでも自然と戯れている様な感覚に浸る事が出来る。
高台までの登り坂は少々体力を消耗するけれど、それでも各々に景色と会話を楽しんでいた。
先頭を歩く洋太に肩車をしてもらっている絵里香。
その後ろで肩を並べて歩く健さんと七海さん。
清久と手を繋いで後方を歩く順ちゃん。
緑に包まれた景色よりもそんな3組を微笑ましく眺める私。
緩やかな坂を登り切り、待望の絶景ポイントへ案内すると皆は予想以上の好反応を示してくれた。
近くには一面に広がる高原。 そこを特に気に入ってくれた順ちゃんが、2人の子供達を連れてはしゃぎ回る。
転びそうな勢いで駆けて行く絵里香に洋太が付き添って行ってしまう。
弁当などの荷物を抱えている私は、そんな4人を遠くから見守るのみ。
ふと気付くと、隣にいた筈の栗原夫妻の姿が見えなくなっていた。
辺りを少し探してみると、健さん1人がこっちに向かって歩いて来るのを発見。
「あれ、七海さんは?」
「手洗いだよ、すぐ戻る。」
草の上で飛び跳ねる子供達。 それに翻弄されている大人2人。 用足し中の七海さん。
暫しの時間、健さんと2人きりという若干気まずい状況になってしまう。
沈黙を払うべく、奥さんの事を尋ねようとした私より一瞬早く、先に健さんの口から意外な言葉が発せられた。
「あの時の事は、七海にも全部話したんだ。」
「え・・・・・・」
「結局は、今も半信半疑だけどな。」
「あはは・・・・・・まぁ・・・・・・普通は信じられないからなぁ・・・・・・」
こうして肩を並べ、健さんの方から私に声を掛けてくれたのは、この時が初めてだと気付いた。
その横顔は相変わらずの無表情だけど、優しさと幸せに包まれた瞳を私は見逃さなかった。
「七海の腹には・・・・・・子供がいるんだ」
「え・・・・・・そうだったの!? おめでとう健さん!!」
「あぁ・・・・・・ありがとう。 男か女かもまだ分からないんだが・・・・・・」
そこまで言うと健さんは一呼吸置いた。
突然の 「おめでた報告」 を自分の事の様に喜ぶ私には、何故かそこで健さんが口籠る不自然な態度に気付く事が出来なかった。
「名前を・・・・・・もう決めてあるんだ」
「そうなの!? なんて名前!?」
その答えを聞いた時、私は健さんの内に秘めた想いの強さを知った。
それが愛なのか、僅かに残る償いの気持ちなのか、本心の程は分からない。
『マコト』
それが産まれて来る子供に付けたいという名前。
続けて、私達夫婦に向けて 「あるお願い」 をしてきた健さん。
私はそれを快く承知した。
洋太には後で報告する。 きっと、私と同じ様に快く承知してくれるだろうから。
頼みを受け入れてもらえたのがよほど嬉しかったのか、健さんは今日初めての笑顔を私に見せてくれた。
2年前、あの不思議な体験の真実を知った私達。
それによって残されたのは、僅かな救いと、複雑な恋の行方と、乗り越えた過去。
でも。
今、家族の幸せに包まれて、健さんは笑ってる。
今、大切な人の傍にいられる喜びに、順ちゃんは笑ってる。
今、そんな2人の笑顔を間近で見られる幸せに、私は笑ってる。
大切なのは現在。
過去よりも、未来よりも、現在。
現在、新たに踏み出した1歩は、きっとみんなを素敵な未来へと導いてくれる。
私はそう信じてる。
さてと・・・・・・
洋太に伝えに行かないと。
健さんに頼まれちゃったから。
『マコトの漢字を2人に考えてほしい』 ってね。
これにて完結です。
読んで下さった方、下手くそな文章にお付き合い頂き、大変ありがとうございました。