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59. 決意


 この場を見届ける者の一人として、マリュアンゼは両脇で拳を握り込み、ただ黙って事の成り行きを見守った。


 王の妃は正妃以外にも数多くいるようだが、果たしてその内の何人が、文字通り生き残るのか、マリュアンゼには分からない。けれどもし妃の思惑に加担した事がわかれば、安易な刑罰では済まないだろう。


 入城からたったここまでの距離で、既にいくつもの生死に関わってきた。マリュアンゼにはこれ以上の、ノウル国のこの先の事まで考えられなかった。


 けれど……


 他国とは言えこれは王族の姿。

 今回のこれは表立った翻意ではあるが、恐らく水面下でなら似たような事は日常的にあるのではなかろうか。

 それらを表面化させず納める───それが王族の務め……


 マリュアンゼは口元を引き結び、前に立つ二つの背中を眺めた。


すみません以前書いた、「三章で終了」じゃなかった……

失礼しました。・゜・(ノД`)・゜・。

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