第三話「昼休み」
更新頻度がすごく落ちます
2話投稿頑張って見ました!
4時限目が終わって俺は、速攻で教室を出た、何故かって?質問攻めが疲れるからだよ!って俺は誰に話しかけているのだろうか…と思いつつ屋上に向かった。
屋上に着くと春風が吹いており気持ちよかった。そして近くのベンチに座り、今日の朝、美琴が作ってくれた弁当を出す。
弁当の中身を見るとつい「おぉ〜、美味しそうだなぁ!」と呟いた。
美琴は、バランスよく栄養にも気をつけて作ってるなという感じの弁当で頬が緩んだ。
玉子焼きをひとつ食べると「………美味い、出汁が効いてて俺好みの味だ。」と舌鼓を打ちながら平らげた。
これから毎日美琴の弁当が食べれると思うと嬉しくて「幸せだなぁ」と呟いた。
食べ終わって、買ってた珈琲牛乳を飲んでいると扉の方からガチャっと聞こえたため俺は慌てて物陰に隠れた。
俺はなんで隠れてるんだ?……入ってくる人を見るとそこに居たのは菊池と霜月だった。
そういえば、朝、菊池が昼休み屋上でと言っていたなぁ…
「霜月さん、急にごめんね、呼び出して。」
「いえ…大丈夫ですよ、それより用件を教えて頂けますか?」
「あぁ…」
「あっ…少しお待ちください」
「うん!」
物陰から少し顔を出すとスマホがなり通知を見ると詩乃からのLIMEから届いており〖助けて!〗と届いてたが俺は、その場から動けなかったから〖ごめん今は、取り込み中だ〗と送る
詩乃はすぐに既読をつけ〖そっかぁ…急にごめんね〗と返ってきた。罪悪感を感じるが俺は、菊池を応援したかった。
「菊池君、ごめんね…っで用件は何かな?」
「うん…霜月詩乃さん!俺は、あなたの事が好きです!付き合ってください!」と聞こえたため俺は、美人美男のカップルが出来るんだなぁと微笑んでいたら…………………
「ごめんなさい!私は、今好きな人が居るので菊池君の気持ちは応えられません、本当にごめんなさい、」と詩乃は申し訳なさそう俯いてに言った。
菊池は少し残念そうにしていたが優しそうに微笑んで今度は、こっちを向いて「盗み聞きは、良くないんじゃないか?蒼佑」と言われいつから気づいてた?と思いつつ物陰から出て行った。
詩乃は驚いたようにこっちを向いていた。
「ごめん聞くつもりはなかったんだ…」と言い、屋上から出ようとすると「………待って………」と詩乃が俺の制服の裾を掴んでいた。
その様子を見ていた菊池は「そうか…詩乃は…大変だね」と言い納得したように、微笑んでいた。
「あっ…僕は先に帰るね!」
「お、おい!」
「じゃあね!蒼佑!詩乃さん!」
俺が止める前に菊池は、教室に戻って行った。
出ていった後「なんで取り込み中って言ったんですか?」と頬を膨らませてこっちを見てきた。
「いや、だって告白の邪魔は出来ないじゃないか………」と頬をかく
「ふふっ…蒼佑君は優しいですね!その優しさに免じて許してあげます!」と天使のような笑顔で言ってきた。
やっぱりこの笑顔は俺には刺激が強い…この笑顔を見るとすごくドキドキする!
「あぁ…」と少しお互い見つめ合って「あはは」と笑いあった
「そういえば詩乃好きな人居たんだな。なら一緒に登下校するのは控えた方がいいな」
「え…?」と寂しそうな表情をして見てきた。
「バカ……………私が行きたいのダメかな?」と初めの方は聞こえなかったが上目遣いで見てきたため
「だってその好きな人に申し訳ないだろ?」と正論を返すと「~~〜~~~〜~~いいの!登下校は一緒にする!バカアホ蒼佑!」
「いや、蒼佑は悪口じゃねぇよ?ちょっと傷つくよ?まぁ、詩乃がいいならいいけど詩乃に彼氏が出来るまでな?」と言うとパァーっと笑顔になり「うん!わかった……けど多分彼氏はできないんだけどな…」と最後の方を濁して言ってきた。
ふと時計を見ると昼休み残り10分だった。
「蒼佑君!私そろそろ帰るね」
「おう…俺はまだここに居るからまた教室でな」というと「じゃあね!」と言い屋上から詩乃が出ていった。
少し時間が経ったあと、俺が屋上から出ると………
「蒼佑君、LIME交換しないかい?」とにこやかに菊池が話しかけてきた。
「あぁ…俺でいいなら」と菊池にスマホを渡す。
「はい!登録したよ!これからもよろしくな!」と握手された。
「そろそろ5時限目が始まるね!先戻っとくよ!またね」と言い本当に教室に戻って行った。
これから大変な日々になりそうだなと心で思いつつ笑みがこぼれた。
ちなみに五・六時限目は何も無かったが詩乃が少し拗ねていた。
今後とも応援よろしくお願いします
菊池良い奴だァ!
そしてまだ付き合いませんよ?
1日目はまだ続きます!
2日目からは巻いてくよ!