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前足を活用?

「俺は何をすれば良い?!」

「釣り糸を用意してください」

「判った! 他には?!」

「以上です」

「は?」

「正確には、魔力が必要なので、じっとしておいてください」


何をする気だろうか?

魔力が居るって事は、シロクロに俺が補充するって事なのか?

まぁ魔素なら山のようにあるので、いくらでも分けるけどさ。


シロに釣り糸を渡すと、全長を2つに分けて玄関まで持っていった。

そして片側を門扉に縛った。

門扉から釣り糸が2本出ている状態だ。


それで悪魔を縛るのか? ちょっと無謀じゃない?

そんな事を考えてたら、両端をシロとクロが咥えて走り出した。

それは凄いスピードで、悪魔は何もする間も無かった。


そのまま悪魔を中心に、円を描いてシロとクロは合流。

その状態で2本の糸を繋いでしまった。


凄~く今考える事じゃないと思うけど。

シロやクロは、どうやって釣り糸を結んでいるのだろうか?

あの手(足?)で出来るとは思えないんだけど。


おっと現実逃避をしてしまってた。

結局何をしたいのかが判らない。

だが、次の瞬間、驚きの光景が展開した!


以前の実験で、糸を伸ばしたら結界も伸びる事は判明している。

それに応じて、俺の魔力消費量が増える事も。

だが、伸ばした先を繋いだらどうなるかは知らなかった。

それが目の前で起きたのだ。

つまり糸に沿って伸びた結界は、糸が繋がる事で結界になったのだ!

そしてそれはまたたく間に空に向かって展開し、シャボン玉に入ったようになった。

そう! 悪魔は虫ごと巨大なシャボン玉という結界の中に閉じ込められた!

神の結界の事だから、見えないけど地中にも展開されているだろう。


しかし、悪魔には見えていないようだ。

まだ余裕の態度を見せている。


「何をやっているのかな?

 そろそろ始めさせてもらうぞ。絶望を味わうが良い!」

「どうぞ。こちらも準備は終わりましたので、ご自由にしてください」

「ふん。ネコと犬に何が出来る!

 ではまずあちこちに少量づつ召喚させてもらお……な、なぜだ! 魔法が発動しない?!」


結界に囲まれた結果、魔法が発動しなくなった。

なるほど。逃げられないように囲ったのだと思ってたけど、これも狙ってたのか!

すげー! 俺より頭良いんじゃね?


「もう貴方はどうする事も出来ませんよ」

「何をした!」

「主の結界で囲ませてもらいました。

 この中に居る間は魔法を使う事は出来ません。

 それに主の許可が無ければ、出る事も入る事も出来ません」

「そんな事があるものか! 転移して逃げれば……転移も出来ないだと?!

 ならば、地の底を行けば良い!!」


そう言って悪魔は地面に潜っていった。

すごいな、まるで地面が水面みたいに入っていったわ。

すぐに出てきたけど。


「地の中にも結界があるだと?! ありえない!」

「ありえないと言われても、これが現実ですよ。

 さて、貴方の周囲に居る虫を退治させてもらいましょうか。クロ、行きますよ」

「はーい!」


囲まれた瞬間から、虫は束縛から解き放たれていた。

束縛方法も魔法だったのだろう。

だが、虫は悪魔の周囲を離れなかった。

憶測だけど、虫には結界の力が判ったんじゃないかな?




3分程で、シロとクロの活躍により虫は全て退治された。

残るは悪魔のみ。


「こ、こんな事がありえるのか?!

 わ、私は第2級悪魔だぞ!!」

「100人の内の1人ですか。では効果がありそうですね」

「こ、効果だと?! 何を考えている?!」


それから、シロクロによる拷問が始まった……。

怖いです……。

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