表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/282

シロの回。ドラゴン編・その1

『シロの回。ドラゴン編・その1』


毎日の日課になった、冒険者の仕事に今日も行きます。

最近は朝街に行く時に、必ず隣に建った家から魔法使いが出てきて話しかけてきます。

ご近所さんになるので軽く会話をします。少し目が危ない人ですのでさらっと流しますが。


ギルドに到着すると、すぐにシャティさんがやってきました。

いつもはカウンターに居るのですが、どうしたのでしょうか?


「シロ様に指名依頼が入っています! ギルドマスターの所に行ってもらえますか?」

「判りました。言われていた物は取ってきましたので、それを提出してからで良いですか?」

「はい。お願いします」

「判りました。次の依頼はどうしますか?」

「それも含め、ギルドマスターから説明があると思います」

「そうですか」


ギルドマスターの部屋に行きます。

最近は扉に猫用の扉が設置されたので、入るのが楽になりました。

と言っても扉くらい簡単に開けられるのですが。


「指名依頼と聞きましたけど」

「おお、シロさんか。

 指名依頼と言っても、私が出しただけなんだけどね」

「ではいつもと変わりませんね」

「いやいや、指名依頼だから報酬は当然高くなるよ!

 後、指名依頼を達成してれば、昇格試験の時にも有利だしね!」

「そういう物ですか」

「そうだよ。まぁ、シロさんはどっちにもあまり興味無さそうだけどね……。

 ところで昇級試験は受けないのかい?」

「そうですね。今の所困ってないので」


昇級したからとやる事は同じですからね。

主の言う『メリットが無い』というやつです。


「ギルドからすれば、上げて欲しいんだけど……まぁ強制は出来ないし。考えておいてよね?」

「判りました」

「それで依頼なんだけど。

 この窓から見えるあの山。あの山の頂上には貴重な薬草が生えているんだ」

「それの採取ですか。判りました」

「違う違う! 採取は他の人が受けるから!

 実はね……その薬草を守るようにモンスターが居るんだよ」

「モンスターですか」

「そう。しかも目撃情報だと、ドラゴンが1頭居ると言うじゃないか!

 そこでシロさんにはドラゴン退治をお願いしたいんだ!」

「そうですか。しかし問題が2つあります」

「えっ? ……やっぱりドラゴンはダメ?」

「そういう事ではありません。

 あそこまでの距離はどれくらいなのです? 日帰りできますか?」

「あっ、そういう問題ね……。

 日帰りは無理じゃないかな~。この街から王都まで行く距離の倍くらいあるから」


倍ですか。では全力で走れば日帰りも可能かもしれませんね。


「もう1つは、大事です」

「な、何かな……?」

「主の許可が必要です」


日帰りが可能だとしても、退治する時間も考えてギリギリかもしれません。

帰りが遅いと主が心配するので。私も心配かけたくないですしね。

それにドラゴン等、貴重っぽい生物に会う時は連絡しろと言われています。


「カズマさんの許可が必要なのか。

 まぁ、そうだよな。ドラゴン退治なんて、従魔の一存で決められないか」

「いえ、自由ですよ?

 ただ、撮影機材を持ち出す必要があるので、許可が必要なのです」

「さ、撮影機材?」

「戦闘を録画するのです。それを主が見ると言ってました」

「え~と、言ってる事が全然理解出来ないんだけど……」

「一緒に戻って、主から話を聞きますか?」

「そ、そうしようかな……」


一緒に戻る事になりました。

おっとその前に。


「いつもの依頼はどうします?」

「ドラゴン退治が優先だから、いつものは無しでお願いしますよ。その分も上乗せするから。

 許可が出なかった時に改めてお願いする可能性はあるかも」

「そうですか。では戻りましょうか」

「チョット待って! まだ仕事中だから!

 後1時間後でどうかな?」

「良いですよ」


ただギルド内で1時間を待つのはもったいないので、街中でもブラブラしましょうか。

主から、面白そうな物があったら買ってきてよ、と言われてますしね。

猫じゃらしとか売ってますかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ