俺のステータス
本日2話目です。
結局仕事は受けた。
会計なんか、パソコンに入力してしまえば後は簡単。
ヒマな時にでもやれば良い。
「えっと……料金は?」
「あ、何も考えてませんでした。
そうですねぇ…………シャティさんの月給の100分の1でどうでしょう?」
「えっ?! たった1000エルですか?!」
お金の価値も単位も判らないから、そう言ってみた。
という事は、シャティさんの給料は10万エル。で、単位はエルね。
大人1人が月々生活するのに必要な金額は、10万エルくらいって事になる。
シャティさんが高給取りの可能性もあるけど。
うん。なかなか良い情報だった。
「はい。それで構いませんよ」
「ほ、本当ですか……?」
「ええ。だからって手抜きもしませんし、ちゃんと毎週集計します。
ただし……」
「た、ただし……?」
「私はこの家から出ませ、ゲフンゲフン、私は、家から出る事が出来ないのです!
だから、誰かが書類を持ってくるか、シロに運ばせて下さい」
「わ、判りました」
ふ~。誤魔化せたかな?
危ない所だったぜ。
出る事が出来ないと言っておけば、後々に出てこいと言われる事も無くなるだろう。
つい言ってしまったけど、なかなか良い発言だったと自負しよう。
「冒険者登録は、こちらで出来るのであれば受けても良い。
シロさんは冒険者登録をする。
ギルドの会計を月1000エルで受ける。
これでよろしいですか?」
「そうですね。間違い無いです」
「ではこれらをギルドマスターに伝えます」
「お願いします」
そう言ってシャティさんは帰って行った。
シロに護衛させたので、危険は無いだろう。
20分ほどで、シロは帰ってきた。早すぎない?
「早くないか?」
「街までは普通に行きましたよ? 帰りは本気で走ってきましたけど」
行きに19分で帰りに1分ってか?
チートって凄いな。
「そうそう、思い出した。
シロの鑑定で俺のステータスを見てくれよ」
「判りました」
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名前:大矢一馬
年齢:31
種族:人
レベル:3
HP:51/51
MP:246/2880
魔素:計測不能
スキル
神の結界(MAX)『注:1分につきMP2使用』
魔素譲渡
魔素放出
会話
パーティー
シロ(飼い猫)
神の評価:出不精・横着者・交渉人・CEO
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シロは渡した紙に書いてくれた。
見事に一般人なHPだな! レベルも3だし!
MPは結界の維持に使われてるのか。
魔法が使えないから良いんだけどね。
俺のMPが使われているから、俺にだけ航空写真が表示されるのかもな。
スキルは神と話した通りだ。
それに会話ってのが付いてる。
多分だけど、これのお蔭でシャティさんと会話出来たんだと思う。
パーティーってのはアレだろ。冒険者のやつ。
経験値が分けられるとかそういうのじゃないの?
問題は、だ。何だよ『神の評価』って!
この世界はステータスにそんな項目があるのか?!
これ、何の意味があるんだ?! そもそも、悪口だろ、これ!




