ミシンの日PART II
「もしもし、母さん」
「何だい、お前かい」
「日曜日はミシンの日だから、彼女にミシンを贈りたいので振り込んで欲しいんだ」
「ニシンなら、北海道の叔母さんにもらったから送ってあげるよ」
「ニシンじゃなくて、ミシンだよ」
「身欠きニシンかい?」
「違うよ! ミシンだよ」
「何匹送ればいいんだい?」
「だからニシンから離れろよ」
「取り敢えず五匹送るよ、着払いで」
母が振り込むつもりがないのを悟った息子は黙って通話を切った。
「もしもし、母さん」
「何だい、お前かい」
「日曜日はミシンの日だから、彼女にミシンを贈りたいので振り込んで欲しいんだ」
「ニシンなら、北海道の叔母さんにもらったから送ってあげるよ」
「ニシンじゃなくて、ミシンだよ」
「身欠きニシンかい?」
「違うよ! ミシンだよ」
「何匹送ればいいんだい?」
「だからニシンから離れろよ」
「取り敢えず五匹送るよ、着払いで」
母が振り込むつもりがないのを悟った息子は黙って通話を切った。
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