第6話 ステータス
最近書いてると自分でも分からなくなってくる。
「羽の事は今度にして、今回は基礎魔法を覚えることまでするから。ネルも魔法の話の方が先に聞きたいだろ?」
パチンッとウインクするニース兄様。
正直に言おう、カッコイイです。ご馳走様です。
「はい、兄様!それにラース兄様もさっきから暇しすぎて寝てますし。」
そう、何か静かだと思っていたらラース兄様は話に飽きたのか寝ているのだ。
静かすぎて気づかなかった。
「ラースは寝てたのか、通りで静かなわけだね!」
ラース兄様も気づいてなかったのね……。
「静かでいいや、そのまま寝せとこう。今日は魔法の基礎までだからラースの教えるところは無いしね!」
あ、確かに。
ラース兄様は攻撃魔法を教えてくれると言っていたから今日はどこにも出番がないわ。
「じゃあ、魔法の基礎の話をする前にステータスの話をしようか。」
「ステータス?」
あの、RPGによくあるステータスの事かな?
「そう、ステータスだ。これは自分を知るためには大切なものだよ。ステータスオープンって唱えてみて。」
「ステータスオープン!」
目の前に緑のスクリーンが出て来る。
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ネーゼル・サーフィエンス
天使族 0歳
Lv.1
職:なし
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〈魔法〉
光
水
火
土
風
草
〈能力〉
空間魔法
錬金術
超鑑定
全翻訳
〈加護〉
ララティエーナ女神の加護
異世界転生者の加護
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あ、ララティエーナ女神の加護ってちゃんとある。
あの女神様忘れてなかったのか。
……って、やばいっ!!
能力とかの説明どうしよう。
転生してきましたなんて言えないし……。
「出来たでしょ?私から見えてるのは名前、年、種族、Level、職だけだから何か特別な能力を持っていても見えてないから大丈夫だよ。」
……お兄様にはお見通しらしい。
綺麗に笑ってるけど腹黒さが滲み出てる。
「そっ、そんな事より!ニース兄様!」
バレてると知っても内容まで聞かれたら流石に答えられないから慌てて話題を変える。
勿論、聞きたい質問だけど。
「何だい?」
慌ててるのがまるわかりの私の態度に綺麗な笑みから微笑ましい物を見るような笑みへと変わり頭を撫でられた。
恥ずかしい……
絶対に顔赤いよ。
「え、えーと、この種族と年齢の所って隠せないんですか?こう、名前とLevelと職だけみたいな感じに」
冒険するのに天使族とか0歳とかは流石にまずい。
「出来るよ。心の中でその部分を思い浮かべながらCloseって思えばいいだけだよ。」
なる程。
種族、年齢、Close!
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ネーゼル・サーフィエンス
Lv.1
職:なし
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「出来ました!」
これで、見られても大丈夫でしょ!
「うん、うん、よく出来たね!これでステータスの話は以上かな?自分の事を理解できたようだしね!次の話に行くけど?大丈夫?質問ある?」
まとまってますかね?
ステータスの表示が軽いのは作者がめんd((殴
何でも無いです。すみません……。