第38話 孤児院②
相談するにもまずは子供たちを宥めなければいけなくノルファさんは忙しそうだった。
その間に私はジークに話を聞こうと思う。
未だに考え込んでいる彼を端っこに連れて行く。
「すみません、少し聞きたいのですが。あなたはさっき乙女ゲームと言いましたよね?」
「あ……えっと……、ぼっ、僕わかんない!」
焦ってるのは分かるけどどこぞの某探偵みたいにわざとらしい返事が帰ってきた。
「あ、誤魔化しは入りません。ここだけの話私も転生をしてるんですよ。」
声を潜めて小声でジークの耳元で話す。
「えっ!」
「本当ですよ。で、乙女ゲームとやらを教えてもらえますか?」
彼は意を決したのかすべてを話してくれた。
彼も前世の記憶を持つ転生者だった。
ただ記憶が戻ったのはごく最近で私が助けた時のあの爛れていた時に思い出したらしい。
前世では男で姉がいたらしくその姉がはまってたゲームがこの世界らしい。
そしてその攻略対象として私とディクもいるらしい。
でもここで食い違いが起きている。
私は女だし彼の話の通りだと私は天使族の長らしい。
ディクもゲームだとそのまま魔王としているが、今は違う魔者が統制している。
多分私が転生しているせいで話が変わったのかもしれない。
それに聖女が日本人な時点で変わっていてもおかしくないことだ。
あらかた話を聞いてみたが私は彼女にこれ以上合わないようにした方がいいだろう。
彼女の様子を見る限り私を狙っている可能性もある。
何より私が面倒事に巻き込まれたくない!
女の恋愛沙汰より面倒なことはないと思っている。
話も聞けて納得できたのでジークとの話を終わりにして、今度はノルファさんと話すことにした。
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思ったよりも事は深刻だった。
この辺の孤児院でここの子どもたちを受け入れてくれるところはなかった。
どこの孤児院も子供をこれ以上受け入れるのは嫌なようで拒否られたそうだ。
この国自体あまり豊かの方ではない。
隣のテレジナス王国と比べると本当に違いがわかる。
それにこの孤児院の子供たちは貧しい中でも協力して生活してきたのだ今更離すのも可哀想な話である。
いっそのこと孤児院を私が開こうかな?
こう、日本の小学校みたいにして建ててみるか。
自分の記憶はないが日本の一般的なことなので記憶は持っているしなんかコレが1番はいい気がしてきた!
早速ディクに相談したところOKを貰えたのでその話をノルファさんに伝えると泣かれた。
彼女は歳で本当はエルフの国に帰りたいのだが子供達が心配で帰れなかったそうだ。
この話を聞いていたパーベルス様も同意してくれて何とテレジナス王国の不動産宛に手紙を書いてくれた。
テレジナスのほうが豊かだし子供達も安心して暮らせるだろうとの事でテレジナス王国に孤児院を建てることにした。
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―今日のノート―
孤児院を作ることになりました。
まず何からしよう。
取り敢えず、孤児院に名前を付けたいです。
誰か案をください。
案をくれる時は〇〇孤児院じゃなくて
〇〇学校と書いてください。
byネーゼル
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孤児院の名前募集してます!
ネームセンスがないので誰か案をください!




