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秋の空と私の恋心。  作者: 杏音
小さな戦い
4/7

桜流の迷い

今日、事件は起きた。


はじまりは梨花からだった。


「私、あの人が好き…。桜流もそうじゃないの?」


「梨花…!?なんで知って…」


もう遅かった。言った。言ってしまった。


「応援、してくれるよね…?だって私たち心友だもんね…?」


梨花…?


「私の…、私の気持ちはどうなるっていうの!?」

気づいたら大きな声を出してしまっていた。


次の日から私たちは「敵」になってしまっていた。


周りの子たちが私を心配してくれたけど、梨花は一人だった。


この状況のまま、一週間が過ぎた。


そして、再び事件は起こった。


「あのさ、桜流…ちょっといい?」


あの人。私たちの、好きな人。


「俺さ、桜流が好きなんだ」


時間が止まったかと、思った。


「本当に…?」

「本気だよ」


「…私も、好きです」


「…えっ!?」

今度は彼の方が予想外だったらしく、問い返す。



ねぇ、梨花。


私は裏切ったことになるの?


正直に言えないよ。


私は、どうしたらいいの…?

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