表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秋の空と私の恋心。  作者: 杏音
最初の物語
3/7

新しい始まり


心友の桜流は、クラスのあの人が好きなようだ。


私は梨花。どこにでもいるような普通の小学6年生。

もう、卒業が迫ってきた今日この頃。


最近、クラスでは恋愛ブームが起きている。

私はついていけず、時代遅れっぽくなってしまった。

そんなときだった。

体育の授業の時、あの人がケガをした私を保健室まで運んで行ってくれた。

たったそれだけで、恋に落ちてしまった私。


でも。


桜流も、あの人が好きな気がする。

私の勘違いかもしれないし、あきらめるのは早いと思うけど。

あの瞳は、恋をしている目だ。


桜流は女子の中の女子、という感じで、心友の私から見てもかわいいと思う。

ずっと前から伸ばしているという髪は、もう背中の真ん中くらいまで伸びてきている。

そんな「いかにも女子」をほかの女子が嫌わないのは、たぶん桜流の性格のおかげ。

桜流はしっかりしていて、相談を持ちかけると的確な答えをだしてくれる。

性格も明るく、人気者、とまではいかないが一目置かれている感じ。


対して私はばっさりショートヘア、桜流と仲良くなる前までは一人でいることが多く、友達が少ない。

まるで正反対の私たち、同じ人を好きになってしまうなんて。


━今は、これからのことについて、全く考えていなかった。

 この先、あんなことが起きるなんて、だれも想像していなかったのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ