表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『 不可視可視 』

作者: 熊亀

「今日は肉屋のおじさんに落書きして、すれ違う小学生のほっぺたを抓って歩いて、野良猫の尻尾を引っ張って」


うまか棒心太味をもしゅもしゅ食べながら、彼女は誇らしげに今日の成果を語ってくれた。


「肉屋に小学生、野良猫さん……ね」


うまか棒を食べ終えて、口元を雑に拭う幽霊少女。

自称、幽霊少女。


「ああ、それにいつもの駄菓子屋さんか」


この街の人はとっても優しい。

毎日毎日彼女の遊びに付き合ってくれてる。

こっそり謝りに行くと、みんな笑顔で「気にしなくて良いよ」って。


この街の人はとっても賢い。

思わず頭を掴んでにぎにぎしてしまい『見える特殊な人』として保護者になってしまった僕と違って。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ