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ブック・オブ・ザ・ワールド  作者: 柏ノ木
ゲームの世界
9/12

弓と剣1

短くてすみません。ある程度書いたら統合します。

眼つきが悪いのは、自分のせいではない。奇しくも現実の自分と同じく、この世界でも目つきの悪い姿になってしまった。このブック・オブ・ザ・ワールドは人種や容姿を自分で設定する事が出来ない。現実と同じく選べないのだ。


私が、この世界で鏡を見た時、目つきの悪い女が写っていた。美人ではあるのだが、もっと可愛らしい顔を想像していたから、ため息が出た。


でも、良かった事は鋼色の髪だ。これはとても気に入っている。


現実の自分は色素が薄く癖っ毛だった。鋼色の髪は枝毛の一本もなく、絹の様に肌触り良く美しい。髪は女の命だと言われるが、本当だ。最近は肌触りが良いので癖で良く髪を弄ってしまうようになった。


名前は自分で決めることが出来る。どう名乗っても良い。何時でも名前は変更可能だ。


しかし、いざ考えると思いつかないものだった。最近は子供に変な名前を命名する親が多いが、あれは迷惑千万だと思う。名前負けしたら悲惨な人生になるのではないだろうか?


自分の名前ならもっと真剣に考えると思う。だからこの世界ではちゃんとした名前を自分に命名しようと、一日考える羽目になってしまった。そして決めた。


響子


私が私の為に私に送る名前。



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