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青春生き残りゲーム  作者: さきこ
青春生き残りゲーム 第1章
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第9話

好きな人ができた・・・・

和馬に?

今まで、好きな人なんてできたことないのに


「誰?」


「ヒメの・・・友達の・・・・」




用事ができたと学校で和馬と分かれた

教室に戻って自分の席に座って

さっきの和馬とのやり取りを思い返す



「ヒメの友達の天の橋さんが・・・好「そうなの!」


「そっか、それで私に協力してほしいって思ってるんでしょ?」


わざと言葉を遮った

和馬から「好き」の文字を聞きたくなかった


だって、今までいろんな人と付き合ったくせに

誰のことも好きだなんて言ったことなかったのに


どうして・・・よりによって

初めて和馬が好きになった人が


私の友達なんだろう



気が付けば日が沈んで空が暗くなっていた

そろそろ帰ろうと思って教室を出ると

同じクラスの男子と出くわした


「こんな時間まで何やってるんだ?」


「氷室こそ、なんでまだ学校にいるの?」


出くわしたクラスメイトは氷室玲一

1年生のころから同じクラスでしかもお互い和馬の友達ということで

なんとなく仲良くなった


「オレは担任に呼び出されたの、雑用の手伝いだよ」


「仕方ないよ、うちの担任人使い荒いから」


「それより・・さっき和馬と歩いていくの見たんだけど?一緒じゃないのか?」


「あ・・・うんちょっとね」


「ケンカでもしたのか?」


「まさか、和馬となんてケンカにならないよ」



和馬とケンカになんてなるわけない


「姫条・・・?」


「なんでもない!また明日!バイバイ氷室」


「おい・・・」


何かを言いかけている氷室を無視して

階段を駆け下りる

多分、私は今すごく情けない顔をしているはずだ

こんな顔、誰にも見せたくない


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