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集合、出発
「起きろ、想儀」
「んん…」
「21時半だ」
「分かった」
時雨に起こしてもらい、外出準備をする。
といっても着替えて、ポケットに入るくらいの懐中電灯を持つくらい。
「さて…行くか」
霙と陽葉に見送られて家を出る。
「で、今回の肝試しの目的は何なんだ?」
「目的って…いっつも「何の為に肝試ししてるんだろう」とか考えてやってんの?」
いっつもって程やったことも無いけど。
「いや、雹が何も考えずにこんなことするかなって」
「今回の肝試しは私用もあってね。巻き込んで悪いとは思ってるけど別にいいかな、とも思ってる」
「雹らしいぜ」
「そうか?」
途中でマカの家に寄ってマカも一行に加えて再出発。
こんなに人が集まれば自然と会話も弾む。
気付けば待ち合わせ場所の正門前に着いていた。
「なんや、大所帯で来たな。此れでみんな揃たかな?」
既に音伊先生と翠雨が来ていた。
「ほな行こか」
音伊先生と雹が先頭に立ち、幽霊研究部は三手南影墓地へと出発する。




